決断
広告料で成り立つ情報誌を、商材だけ替えて置き直してきた。1976年に「住宅情報」を創刊して不動産分野へ多角化したのを皮切りに、1980年に女性向け転職情報誌"とらばーゆ"、1984年に中古車の"カーセンサー"と、求人で確かめた設計を住宅・転職・自動車へ移した。一方で情報誌が生む現金は不動産の取得にも向かい、リクルート事件とバブル崩壊が重なった1992年、グループの負債は1兆8,000億円へ膨らむ。江副浩正氏は保有株の33.9%を約455億円で売却し、ダイエーへ筆頭株主の座を渡している。負債を本業の利益だけで返し終えた2012年、紙で作った営業の設計が通じない検索の領域では自製をやめ、約1,000億円で米Indeedを買収した。
2022年10月 自己株式取得を6,000億円へ
自己株式の取得と配当2022 2023 2025 自己株式の取得による支出(億円) 1,246 1,525 8,245 配当金の支払額(百万円) 34,317 34,638 35,644 2018年6月 米Glassdoorを1,430億円で買収
米国の売上収益と連結に占める比率2018 2019 2024 米国の売上収益(億円) 3,816 4,375 9,394 米国の売上収益率(%) 17.6 18.9 27.5 2016年6月 欧州USG Peopleを買収
人材派遣事業の売上収益と利益率2017 2022 売上収益(億円) 11,583 13,619 セグメント利益率(%) 5.7 6.8 2015年1月 Chandler Macleodなど豪州2社を買収
人材派遣事業の売上高と海外の比率2015 2025 うち海外派遣領域(億円) 2,856 − 国内派遣領域(兆円) 0.4 1.7 2014年10月 東証一部への新規上場
業績の推移2013 2014 2019 売上高(兆円) 1.0 1.2 2.3 経常利益率(%) 12.2 10.2 − 2012年9月 米Indeedを買収
2007年12月 スタッフサービス買収
業績の推移2006 2007 2012 売上高(億円) 4,436 7,569 8,066 経常利益率(%) 29.4 21.3 14.6 1997年6月 河野栄子氏が社長就任
業績の推移1996 1997 2002 売上高(億円) 3,000 3,300 3,221 経常利益率(%) − − 30.3 1992年5月 ダイエーが筆頭株主に
ダイエーが筆頭株主にリクルート事件とバブル崩壊で不動産・ノンバンクの子会社が負債を抱えるなか、創業者が発行済み株式の33.9%をダイエーに譲り、グループの統括を外部の後ろ盾に委ねた救済的な筆頭株主交代業績の推移1991 1992 1997 売上高(億円) 3,600 3,100 3,300 純利益率(%) − − − 1976年1月 「住宅情報」創刊
1962年 「企業への招待」創刊
「企業への招待」創刊教授推薦や縁故に依存していた大学生の就職市場に、企業からの広告料だけで成り立つ就職情報誌という新しい媒体を創り出し、大学新聞の広告取次業から、媒体を自社で発行して広告主を直接開拓するモデルへ転じた事業判断同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移1961 1967 売上高(億円) 0 2 経常利益率(%) − 5.0 1960年3月 江副浩正氏が創業