決断
手元の開発資源を、そのつど一つの方向へ全量寄せてきた。1980年12月の設立にあたって沖電気から得た1億円を製品開発へ全額投入したが、製品ができあがったのはその1億円を使い切る頃だった。1998年1月には新規開発の資源をすべて2000年以降の製品へ振り替え、企業バンキング・新ERP・会計事務所向けの3分野へ絞っている。根拠は1995年のWindows 95で経験した基本ソフトの世代交代だったが、需要の立ち上がりは読みより遅く、2005年3月期に235億円という計画に対し実績は145.7億円にとどまった。2018年2月に完全SaaS型の"奉行クラウド"を投入したときだけは、時期の決め方が違う。約4,000社の販売代理店が初回の販売収入で成り立っており、月額利用へ替えれば代理店の採算がその場で縮小するため、全量を寄せる時期を自社の準備だけでは決められなかった。
2018年2月 「奉行クラウド」投入
業績の推移2017 2018 2023 売上高(億円) 233 235 337 経常利益率(%) 47.2 47.7 46.9 2000年 新ERP開発へ全面転換
1980年12月 沖電気の資金で会計ソフト設立