パルグループホールディングス の歴史

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創業 1973年
創業者 井上英隆
創業地 大阪市中央区
創業
1973年10月、井上英隆氏が大阪市中央区で株式会社パルを設立した。父の洋裁店を継いで1961年に興したスコッチ洋服店から、カジュアル部門を分離しての独立である。同月、堺市のダイエー中百舌鳥店にジーンズショップ『パル青山』を開設した。大丸や高島屋が衣料流通の中心だった関西で、一等地に自前の店を構えるのではなく総合スーパーの客足に相乗りする立地から出発している。1980年代には梅田エスト1番館の『フレーバー』、渋谷パルコの『アレグロビバーチェ』と都心へ出て、業態ごとに屋号を変える多ブランド経営は、この時期に固まった。
決断
一つの看板へ経営資源を集中せず、小さな業態をいくつも走らせて当たったものに店と面積を寄せるのが一貫した設計である。1988年のCIAOPANIC、1993年のMYSTICと客層と価格帯を刻んだ業態を重ね、1994年には300円均一の雑貨店3COINSを大阪・茶屋町に開いた。2002年のナイスクラップ資本参加を皮切りに買収でもブランドを足し、2016年に持株会社へ移った。そして2019年、頭打ちだった3COINSで店を倍以上に広げて300円均一の枠を外し、衣料で鍛えた4週間MDを雑貨の売り場へ移して、250億円で止まっていた売上を数年で倍以上へ伸ばした。
現況
創業事業の衣料と、そこから派生した雑貨の 2 事業を、売上の9割超を国内で稼ぐ形で回す構造である。2026年2月期の連結売上高2,347億円のうち衣料が1,448億円、雑貨が896億円で、雑貨がおよそ4割を担う。2020年2月期からの6年で雑貨は350億円から2.6倍へ伸び、1.5倍にとどまった衣料を大きく上回った。ただしセグメント利益率は衣料の13.0%に対し雑貨は9.2%。営業利益271億円は過去最高だが、その7割は依然として衣料事業が出しており、増収の主因となった3COINSはまだ利益の主役になっていない。
競合
戦う相手は事業ごとに違う。衣料では、同じくブランドを傘下に置いて持株会社化したアダストリアと客層も出店先も重なり、業態を刻んで並べる戦い方まで似ている。一方、商社を挟まず自前で作る形を築いたファーストリテイリングが単一ブランドを世界へ広げたのとは逆に、パルは国内の商業施設にテナントとして入り、屋号を増やすことで面を取ってきた。雑貨では死に筋在庫の処分で立て直した無印良品と売り場が重なるが、税込330円の商品を主体に100円ショップよりファッション性を高めた3COINSは、ショッピングセンターの集客の核となるキーテナントの地位を築いている。
パルグループホールディングス:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円純利益率(%)
2002年2月期2026年2月期

創業ストーリー ジーンズショップ「パル青山」から始まる関西発カジュアル衣料 (1973年〜)

スコッチ洋服店のカジュアル部門を分離した株式会社パル設立

1973年10月、株式会社スコッチ洋服店のカジュアル部門を分離して株式会社パルが設立された。大阪市中央区に本社を置き、創業者の井上英隆氏が代表取締役[1]として経営を率いる体制で出発した。[2]同月、大阪府堺市のダイエー中百舌鳥店にジーンズショップ『パル青山』[3]の営業を開始し、これが現在のパルグループの起点である。大丸・高島屋などの百貨店が衣料流通の中心だった関西で、総合スーパー内に若年層向けの専門店を出すという立地選択から事業は始まった。

  • パルグループホールディングス 有価証券報告書 第53期(2025年2月期)【役員の状況】
    • [1]創業者は井上英隆(1973年10月 ㈱パル設立 代表取締役社長)
  • パルグループホールディングス 有価証券報告書 第53期(2025年2月期)【沿革】
    • [2]1973年10月 ㈱スコッチ洋服店のカジュアル部門を分離し㈱パルを設立(大阪市中央区)
    • [3]1973年10月 堺市のダイエー中百舌鳥店にジーンズショップ「パル青山」を開業(現グループの起点)

1975年4月、ジーンズショップ2号店『パル茨木店』を大阪府茨木市に出店[4]、1980年3月にはジーンズショップ『パル青山須磨店』(神戸市須磨区)、『パル高槻店』(大阪府高槻市)、『パル堺東店』(大阪府堺市)等を出店[5]、郊外型店舗の基盤を整えた。起点となったパル青山はダイエー中百舌鳥店内のテナントであり、初期のパルはジーンズショップの出店を関西エリアで重ねる形で店舗網を広げた。

  • パルグループホールディングス 有価証券報告書 第53期(2025年2月期)【沿革】
    • [4]1975年4月 ジーンズショップ2号店「パル茨木店」を大阪府茨木市に出店
    • [5]1980年3月 「パル青山須磨店」(神戸市須磨区)・「パル高槻店」(高槻市)・「パル堺東店」(堺市)等を出店し郊外型店舗の基盤確立
  • パルグループホールディングス 有価証券報告書 第53期(2025年2月期)【役員の状況】
    • [1]創業者は井上英隆(1973年10月 ㈱パル設立 代表取締役社長)
  • パルグループホールディングス 有価証券報告書 第53期(2025年2月期)【沿革】
    • [2]1973年10月 ㈱スコッチ洋服店のカジュアル部門を分離し㈱パルを設立(大阪市中央区)
    • [3]1973年10月 堺市のダイエー中百舌鳥店にジーンズショップ「パル青山」を開業(現グループの起点)
    • [4]1975年4月 ジーンズショップ2号店「パル茨木店」を大阪府茨木市に出店
    • [5]1980年3月 「パル青山須磨店」(神戸市須磨区)・「パル高槻店」(高槻市)・「パル堺東店」(堺市)等を出店し郊外型店舗の基盤確立

イタリア系インポート参入と都心型・東京進出

1981年5月、イタリア系インポートショップの店舗展開を事業目的に『英・インターナショナル株式会社』を連結子会社として設立、大阪市中央区に本社を置いた[6]。1981年11月、トレンドショップ『フレーバー』を大阪市北区の梅田エスト1番館に出店し[7]、郊外型ジーンズショップから都心型ファッション店舗への業態拡張に着手した。1982年3月、衣料品小売の一部門として株式会社アンジェ(後のジェネラル株式会社、連結子会社)を設立[8]、1984年11月には株式会社ピー・エム・ピー[9](後の株式会社P.M.フロンティア)を設立し、複数の子会社による多ブランド体制の原型を整えた。

  • パルグループホールディングス 有価証券報告書 第53期(2025年2月期)【沿革】
    • [6]1981年5月 英・インターナショナル㈱(連結子会社)を設立(大阪市中央区)
    • [7]1981年11月 トレンドショップ「フレーバー」を大阪市北区の梅田エスト1番館に出店(都心型店舗の出店開始)
    • [8]1982年3月 ㈱アンジェ(後のジェネラル㈱・連結子会社)を設立
    • [9]1984年11月 ㈱ピー・エム・ピー(後の㈱P.M.フロンティア)を設立

1985年9月、アクセサリーショップ『パルコレクション』を大阪市北区の阪急梅田三番街に出店し[10]、衣料品からアクセサリー領域への取扱拡張を始めた。1988年6月、トレンドショップ『アレグロビバーチェ』を東京都渋谷区の渋谷パルコに出店し[11]、東京進出を開始した。関西発のチェーンが首都圏の主要商業エリアに店舗を構えた局面である。同年同月、ユニセックス業態のカジュアルセレクトショップ『CIAOPANIC(チャオパニック)』[引用元]を大阪市中央区のなんばCITY南館に出店[12]、後のCIAOPANIC TYPYなど複数業態への発展につながった。

  • パルグループホールディングス 有価証券報告書 第53期(2025年2月期)【沿革】
    • [10]1985年9月 アクセサリーショップ「パルコレクション」を大阪市北区の阪急梅田三番街に出店
    • [11]1988年6月 トレンドショップ「アレグロビバーチェ」を渋谷パルコ(東京都渋谷区)に出店(東京進出開始)
    • [12]1988年6月 カジュアルセレクトショップ「CIAOPANIC」をなんばCITY南館(大阪市中央区)に出店
  • パルグループホールディングス 有価証券報告書 第53期(2025年2月期)【沿革】
    • [6]1981年5月 英・インターナショナル㈱(連結子会社)を設立(大阪市中央区)
    • [7]1981年11月 トレンドショップ「フレーバー」を大阪市北区の梅田エスト1番館に出店(都心型店舗の出店開始)
    • [8]1982年3月 ㈱アンジェ(後のジェネラル㈱・連結子会社)を設立
    • [9]1984年11月 ㈱ピー・エム・ピー(後の㈱P.M.フロンティア)を設立
    • [10]1985年9月 アクセサリーショップ「パルコレクション」を大阪市北区の阪急梅田三番街に出店
    • [11]1988年6月 トレンドショップ「アレグロビバーチェ」を渋谷パルコ(東京都渋谷区)に出店(東京進出開始)
    • [12]1988年6月 カジュアルセレクトショップ「CIAOPANIC」をなんばCITY南館(大阪市中央区)に出店

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パルグループホールディングスの沿革1973〜2024年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
1973〜1989年ジーンズショップ「パル青山」から始まる関西発カジュアル衣料井上英隆スコッチ洋服店のカジュアル部門を分離
井上英隆パルを設立
井上英隆ダイエー中百舌鳥店にジーンズショップ「パル青山」を出店
井上英隆ジーンズショップ2号店「パル茨木店」を出店
井上英隆ジーンズショップ「パル青山須磨店」など郊外型店舗を出店
井上英隆梅田エスト1番館にトレンドショップ「フレーバー」を出店
井上英隆都心型店舗の出店を開始★★
井上英隆東京への出店を開始
井上英隆なんばCITY南館にセレクトショップ「CIAOPANIC」を出店
1990〜2015年マルチ業態展開と「3COINS」立ち上げ井上英隆GARE大阪にカジュアルショップ「DOUDOU」を出店
井上英隆GARE大阪にセレクトショップ「MYSTIC」を出店
井上英隆300円ショップ「3COINS」を出店。雑貨事業の出店開始★★
井上英隆衣料品の企画製造卸事業に参入★★
井上英隆アウトレット業態「パルオールスターズ」を大阪市住之江区のATCマーレに出店
井上英隆衣料・雑貨の通信販売会社インヴォークモードを設立
井上英隆ナイスクラップに資本参加
井上英隆東洋産業商会の株式を100%取得
井上英隆THREADに資本参加
井上英隆店舗開発事業に参入★★
2016〜2025年持株会社化と児島宏文期のM&A拡張井上隆太パルグループHDに商号変更★★
井上隆太衣料・雑貨事業を新設のパルに承継
井上隆太オリーブ・デ・オリーブの株式を100%取得
井上隆太3COINSのリブランドと大型店化による「脱・純300円」の再成長

2018年ごろに店舗数200前後・売上約250億円で頭打ちだった300円雑貨店『3COINS』を、パルグループHDがアパレルで磨いた売り場運営の型で作り替えた経営判断。店舗の大型化と食品も扱う『3COINS+plus』への転換、300円超商品の導入、毎週の新商品投入で、単体売上を数年で2倍超へ伸ばした。

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★★★
井上隆太ノーリーズと資本提携
井上隆太ローカストを設立
井上隆太ローカストが双日との合弁会社に
井上隆太レイ・カズン社より、店舗の一部等の事業資産の譲受け
井上隆太ノーリーズの株式を追加取得
出典・参考
  • パルグループホールディングス 有価証券報告書 第53期(2025年2月期)【役員の状況】
  • パルグループホールディングス 有価証券報告書 第53期(2025年2月期)【沿革】

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