SOMPOHDの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

損害保険の本体には手をつけず、外側で事業を取得してきた。2010年4月に損保ジャパンと日本興亜損保の統合で持株会社が発足したが、旧2社の契約システムと代理店網は別のまま残り、発足初年度に129億円、2012年3月期にはタイ洪水の保険金と繰延税金資産の取崩しが重なって922億円の当期純損失を計上した。事業会社の合併は2014年9月までかかり、持株会社の設立から4年4か月を要している。2012年に社長へ就任した櫻田謙悟氏は、本体の営業と代理店に手を入れる代わりに、2015年12月にワタミの介護、2016年3月にメッセージを取得して介護を独立した報告セグメントに育てた。2016年10月には米エンデュランス・スペシャルティを約6,300億円で取得し、海外保険を国内損保に次ぐ規模へ伸ばした。本体の代理店網に触れなかったことが、取得した事業の側だけが利益を増やす構造を作っている。

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