シャープの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

完成品の値下げ競争から離れ、部品の内製へ経営資源を移し続けた。1970年には大阪万博への出展を見送り、総額100億円を投じて奈良県天理市に中央研究所と半導体工場を擁する総合開発センターを建てた。1973年6月には各社の値下げが続く電卓市場での消耗を避け、半導体と液晶という独自デバイスへ資源を振り向けた。この液晶が2004年の亀山の液晶一貫生産と2007年の堺の第10世代パネル工場へ連なり、パネルから完成品までを一つの工場で組む一貫生産に累計約1兆円を投じた。値下げから離れるために持った設備が、市況の崩れた局面では最も重い固定費に変わった。

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