決断
流体を扱う技術は動かさず、当てる市場を移し替えてきた。1985年に始めた電子事業では、液体を送るポンプの技術を気体を引く真空機器へ振り向け、1987年7月に藤沢工場に精密機械工場を建て半導体向け真空機器へ入った。1991年度からの計画"ACT'95"では「脱ポンプ」を掲げて環境事業に注力し、ダイオキシン規制で膨らんだ自治体需要に実績の乏しいガス化溶融炉で受注を伸ばしたが、短い工期と新技術への移行で原価が膨らみ、2003年3月期は285億円の最終赤字を計上した。2010年には水事業子会社へ三菱商事・日揮の資本を迎え、水処理を連結から外した。技術はどちらも祖業の流体技術で、利益率の明暗を分けたのは、設備投資を続ける半導体メーカーと入札で価格が決まる自治体という顧客の差だった。
2023年1月 E-Plan2025策定
E-Plan2025策定並列した多角化を畳まずに残したまま、対面市場別のカンパニーへ組み替え、成長事業と基盤事業を区分した資金配分で選別する中期戦略同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略売上収益と営業利益率2022 2023 2025 売上収益(億円) 6,809 7,593 9,583 営業利益率(%) 10.4 11.3 11.9 2015年6月 指名委員会等設置会社へ移行
取締役会の規模と社外取締役の比率2015 2016 2020 取締役(名) 12 14 10 うち社外取締役率(%) 33.3 50.0 70.0 2010年2月 三菱商事・日揮の資本参加
エンジニアリング事業の売上高と営業利益率2009 2010 2015 売上高(億円) 1,460 1,394 649 営業損益率(%) -7.9 -0.1 9.6 2006年3月 公共工事入札談合事件
エンジニアリング事業の売上高と営業損益率2005 2006 2011 売上高(億円) 1,647 1,728 517 営業損益率(%) -2.9 -0.3 1.8 2003年 ACT'95でガス化溶融炉参入
ACT'95でガス化溶融炉参入ダイオキシン規制の強化で生じた自治体の焼却炉更新需要を成長機会とみなし、実績の乏しい新型ガス化溶融炉で受注を拡大して環境事業を主柱に育てようとした判断同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移2002 2003 2008 売上高(億円) 5,625 5,179 5,671 純利益率(%) -3.2 -5.5 1.3 1987年7月 藤沢工場で真空ポンプ生産