決断
並走させた二つの事業を、法人ごと分けて採算を見比べてきた。2011年4月に米国へ置いた子会社は、SNSマーケティングのサービスへ絞ったのち、2015年1月に米国子会社Rignite Inc.の全株式を譲渡した。国内のクラウドへ資源を戻し、2014年5月にはホーチミンへ開発子会社を設立している。2018年3月に設立したラクスパートナーズへ同年7月にIT人材事業を承継し、SaaSとSESを別々の決算で読める状態にした。2021年5月には減益を織り込んだ投資先行の運営へ転換し、2022年3月期は売上を34.1%伸ばしながら営業利益を59.5%減らしている。採算を並べて見せる仕組みと、当面の利益を落として顧客を獲得する方針が、同じ時期に重なった。
2021年5月 利益より成長投資の優先
利益より成長投資の優先需要が伸びるクラウド市場で顧客基盤の獲得を優先し、当面の利益率を落として広告宣伝費と人件費を積み増す成長投資へ資源を振り向ける判断同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略業績の推移2020 2021 2026 売上高(億円) 116 154 603 営業利益率(%) 10.3 25.3 28.7 2015年1月 Rigniteの譲渡撤退
業績の推移2014 2015 2020 売上高(億円) 28 34 116 経常利益率(%) 14.3 11.8 10.3