決断
規模を諦める代わりに、商品を設計する相手を自分で選んだ。1997年5月、トヨタ自動車の依頼でGOA車専用の傷害保険を開発した。保険料率が横並びの産業で価格以外の差を作る手立てだったが、商品設計の主導権はメーカーの側へ渡った。2000年3月には業界8位の千代田火災海上保険との合併を選び。住友海上・日動火災との三社連合ならシェア22%弱で首位に立てたが、瀬下明社長は大手と一緒になれば系列色が強まると判断している。合併初年度の2002年3月期には旧千代田火災が引き受けていた米国再保険が同時多発テロで傷み、1300億円の損失を発足初年度の決算で処理した。連結で経常損失973億円・当期純損失882億円を計上した。
2002年3月 旧千代田火災の損失処理
旧千代田火災の損失処理合併で引き継いだ米国再保険契約から1300億円の関連損失が発生し、発足初年度の決算で処理したうえで、社内の融和とシステム統合によって収益を立て直した構造改革同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ業績の推移2002 2007 売上高(兆円) 1.1 1.1 経常利益率(%) -8.5 2.5 1997年5月 GOA車専用保険の開発