決断
価格で差がつかない商品を、価格以外の手立てで売ってきた。損害保険料率算定会の料率が統一価格として機能していた時代、保険料でも商品の中身でも各社に差はなかった。1987年3月、安田火災はゴッホ「ひまわり」を落札し、新宿の本社ビル42階に開いた美術館で一般に公開する。美術館の中核となる収蔵品を求める文化事業の判断と、業界2位の社名を世界へ広げる事業判断が重なった支出だった。1998年7月に料率使用義務が廃止されて同一価格の前提が消えると、次に手を伸ばしたのは販路である。2000年9月に第一生命と包括業務提携を締結し、自前の代理店網へ生保の営業職員という別の経路を継ぎ足した。
2002年 安田火災・日産火災の合併
業績の推移2002 2007 売上高(兆円) 1.4 1.9 経常利益率(%) -4.1 5.8 1987年3月 ゴッホ「ひまわり」落札