フジ・メディアHDの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

放送免許を守る形を、そのつど資本の側から組み替えてきた。1995年4月、グループの頂点にあったフジサンケイグループ本社を吸収合併し、鹿内宏明氏が議長を退任したあとの運営を放送局の取締役会へ移した。1997年8月の東証一部上場ののちは、子会社ニッポン放送が親会社フジテレビジョンの筆頭株主という逆転した資本構造をライブドアに突かれ、2005年9月に簡易株式交換でニッポン放送を完全子会社化し、資本の順序を正す。2008年10月には認定放送持株会社へ移行して会社分割で放送免許を持つ事業会社を切り出し、一株主の議決権を3分の1未満に制限する制度上の防壁も同時に得た。二度の攻防が残したのは、免許を事業会社に、資本を持株会社に置く構えで、放送外へ資金を配る余地はここから生まれた。

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