第1章 年〜年

ドリームインキュベータ:堀紘一の創業とマザーズ・東証一部上場

2000年〜BCG日本代表を辞した堀紘一氏の資本金45百万円での設立と、セピエントへの12%出資

2000年4月、ボストンコンサルティンググループ日本法人の元社長、堀紘一氏は資本金45百万円でドリームインキュベータを設立した。同年6月には東京都港区六本木に本社事務所を開設し、事業戦略の策定と実行支援を中核とするインキュベーション事業の営業を始めた。同じ月の第三者割当増資で、資本金は300百万円。堀紘一氏は後年、世界で活躍するベンチャーの大半が米国などの外資系だと指摘した。そのうえで、日本が時代の転換期を好機にできなかったことへの危機感を創業の理由に挙げた。創業時の構想は、ホンダやソニーに並ぶ企業を100社、渋沢栄一氏や松下幸之助氏に並ぶ経営者を100人育てることである。助言する立場から、企業を生み育てる当事者へ移ることを選んだ転身とみられる。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第7期(2007年3月期)役員の状況
    • [1]堀紘一は1989年6月にボストンコンサルティンググループ代表取締役社長、2000年4月にドリームインキュベータ設立・代表取締役社長
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)沿革
    • [2]2000年4月東京都港区に資本金45百万円で設立、6月六本木に本社事務所開設・営業開始・資本金300百万円
    • [3]2000年4月東京都港区に資本金45百万円で設立、6月六本木に本社事務所開設・営業開始・資本金300百万円
  • ベンチャー通信27号(2007年9月)「未来のホンダやソニーを100社創出させる」
    • [4]堀紘一は外資系が世界のベンチャーの大半を占め日本が転換期を好機にできなかった危機感から創業、ホンダ・ソニーを100社・渋沢栄一・松下幸之助を100人育てる構想
    • [5]堀紘一は外資系が世界のベンチャーの大半を占め日本が転換期を好機にできなかった危機感から創業、ホンダ・ソニーを100社・渋沢栄一・松下幸之助を100人育てる構想
    • [6]堀紘一は外資系が世界のベンチャーの大半を占め日本が転換期を好機にできなかった危機感から創業、ホンダ・ソニーを100社・渋沢栄一・松下幸之助を100人育てる構想

2000年10月26日、ドリームインキュベータはセピエント株式会社の第三者割当増資を引き受け、その株式の12%を取得した。セピエント株式会社は、米国NASDAQ市場に上場するセピエント・コーポレーションの日本法人である。同じ日、セピエント・コーポレーションもドリームインキュベータの第三者割当増資で株式の19%を取得した。株式売買契約は同年9月27日、両社と創業者3名の堀紘一氏・井上猛氏・古谷昇氏の間で結ばれた。同日の増資で、ドリームインキュベータの資本金は499百万円となった。ドリームインキュベータは、議決権の20%以上を持つ投資先も関連会社に含めなかった。支配ではなくインキュベーション事業のための取得という理由による。米国のインターネット関連の知見を日本での助言に取り込む狙いがあったと思われる。

  • ドリームインキュベータ 2003年3月期 中間決算短信(2002年11月11日)
    • [7]2000年9月27日にセピエント・コーポレーション、セピエント株式会社、創業者3名と株式売買契約、10月26日にセピエント株式会社株式12%を取得し、同日セピエント・コーポレーションがDI株式19%を取得
    • [8]2000年9月27日にセピエント・コーポレーション、セピエント株式会社、創業者3名と株式売買契約、10月26日にセピエント株式会社株式12%を取得し、同日セピエント・コーポレーションがDI株式19%を取得
    • [9]2000年9月27日にセピエント・コーポレーション、セピエント株式会社、創業者3名と株式売買契約、10月26日にセピエント株式会社株式12%を取得し、同日セピエント・コーポレーションがDI株式19%を取得
    • [10]2000年9月27日にセピエント・コーポレーション、セピエント株式会社、創業者3名と株式売買契約、10月26日にセピエント株式会社株式12%を取得し、同日セピエント・コーポレーションがDI株式19%を取得
    • [12]議決権20%以上50%以下の投資先はインキュベーション事業のための取得で支配目的でないため関連会社としない
    • [13]議決権20%以上50%以下の投資先はインキュベーション事業のための取得で支配目的でないため関連会社としない
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)沿革
    • [11]2000年10月第三者割当増資で資本金499百万円

2001年2月15日、ドリームインキュベータは全額出資の子会社、株式会社デライトを東京都港区に資本金10百万円で設立した。デライトの目的は、創業期のベンチャーを主な顧客とする事業計画書の作成指導と、それに伴う資本政策の立案および投資である。デライトの代表取締役社長は金光隆志氏。ドリームインキュベータ本体は同じ月の第三者割当増資で資本金を874百万円とし、翌3月には1,123百万円まで増やした。2002年11月の中間決算短信は、デライトの顧客が将来ドリームインキュベータの支援・投資先になりうる点を挙げた。大企業向けの戦略助言と、創業まもない企業への小口の支援を切り分けるための会社だったのだろう。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)沿革
    • [14]2001年2月資本金10百万円で100%出資の株式会社デライトを設立、同月資本金874百万円、3月1,123百万円
    • [17]2001年2月資本金10百万円で100%出資の株式会社デライトを設立、同月資本金874百万円、3月1,123百万円
  • ドリームインキュベータ 2003年3月期 中間決算短信(2002年11月11日)
    • [15]デライトは2001年2月15日設立、創業期ベンチャー向け事業計画書作成指導・資本政策立案・投資が目的、代表取締役社長は金光隆志、顧客は将来のインキュベーティとなる可能性
    • [16]デライトは2001年2月15日設立、創業期ベンチャー向け事業計画書作成指導・資本政策立案・投資が目的、代表取締役社長は金光隆志、顧客は将来のインキュベーティとなる可能性
    • [18]デライトは2001年2月15日設立、創業期ベンチャー向け事業計画書作成指導・資本政策立案・投資が目的、代表取締役社長は金光隆志、顧客は将来のインキュベーティとなる可能性
参考文献[1]-[18]
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第7期(2007年3月期)役員の状況
    • [1]堀紘一は1989年6月にボストンコンサルティンググループ代表取締役社長、2000年4月にドリームインキュベータ設立・代表取締役社長
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)沿革
    • [2]2000年4月東京都港区に資本金45百万円で設立、6月六本木に本社事務所開設・営業開始・資本金300百万円
    • [3]2000年4月東京都港区に資本金45百万円で設立、6月六本木に本社事務所開設・営業開始・資本金300百万円
    • [11]2000年10月第三者割当増資で資本金499百万円
    • [14]2001年2月資本金10百万円で100%出資の株式会社デライトを設立、同月資本金874百万円、3月1,123百万円
    • [17]2001年2月資本金10百万円で100%出資の株式会社デライトを設立、同月資本金874百万円、3月1,123百万円
  • ベンチャー通信27号(2007年9月)「未来のホンダやソニーを100社創出させる」
    • [4]堀紘一は外資系が世界のベンチャーの大半を占め日本が転換期を好機にできなかった危機感から創業、ホンダ・ソニーを100社・渋沢栄一・松下幸之助を100人育てる構想
    • [5]堀紘一は外資系が世界のベンチャーの大半を占め日本が転換期を好機にできなかった危機感から創業、ホンダ・ソニーを100社・渋沢栄一・松下幸之助を100人育てる構想
    • [6]堀紘一は外資系が世界のベンチャーの大半を占め日本が転換期を好機にできなかった危機感から創業、ホンダ・ソニーを100社・渋沢栄一・松下幸之助を100人育てる構想
  • ドリームインキュベータ 2003年3月期 中間決算短信(2002年11月11日)
    • [7]2000年9月27日にセピエント・コーポレーション、セピエント株式会社、創業者3名と株式売買契約、10月26日にセピエント株式会社株式12%を取得し、同日セピエント・コーポレーションがDI株式19%を取得
    • [8]2000年9月27日にセピエント・コーポレーション、セピエント株式会社、創業者3名と株式売買契約、10月26日にセピエント株式会社株式12%を取得し、同日セピエント・コーポレーションがDI株式19%を取得
    • [9]2000年9月27日にセピエント・コーポレーション、セピエント株式会社、創業者3名と株式売買契約、10月26日にセピエント株式会社株式12%を取得し、同日セピエント・コーポレーションがDI株式19%を取得
    • [10]2000年9月27日にセピエント・コーポレーション、セピエント株式会社、創業者3名と株式売買契約、10月26日にセピエント株式会社株式12%を取得し、同日セピエント・コーポレーションがDI株式19%を取得
    • [12]議決権20%以上50%以下の投資先はインキュベーション事業のための取得で支配目的でないため関連会社としない
    • [13]議決権20%以上50%以下の投資先はインキュベーション事業のための取得で支配目的でないため関連会社としない
    • [15]デライトは2001年2月15日設立、創業期ベンチャー向け事業計画書作成指導・資本政策立案・投資が目的、代表取締役社長は金光隆志、顧客は将来のインキュベーティとなる可能性
    • [16]デライトは2001年2月15日設立、創業期ベンチャー向け事業計画書作成指導・資本政策立案・投資が目的、代表取締役社長は金光隆志、顧客は将来のインキュベーティとなる可能性
    • [18]デライトは2001年2月15日設立、創業期ベンチャー向け事業計画書作成指導・資本政策立案・投資が目的、代表取締役社長は金光隆志、顧客は将来のインキュベーティとなる可能性

2002年〜東証マザーズ上場で得た資本金1,582百万円と、新株予約権で受け取る助言料

2002年5月、ドリームインキュベータは東京証券取引所マザーズ市場に上場し、公募増資で資本金を1,582百万円とした。上場の計画は、2002年3月期第3四半期の業績状況の中で公表された。狙いは2つで、調達した資金を未公開企業などへの投資に充当すること、あわせて上場で知名度を高めることである。同じ資料は2002年3月期の通期見通しを、売上高1,230百万円(前期比93.7%増)、経常利益435百万円と置いた。上場の翌月、本社は東京都目黒区上目黒へ移った。助言料で得た利益だけでは投資の原資が足りず、設立2年での上場は株式市場からの調達を前提にした事業の組み立てから来ていたと考えられる。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)沿革
    • [19]2002年5月東証マザーズ上場、公募増資で資本金1,582百万円、6月本社を目黒区上目黒へ移転
    • [23]2002年5月東証マザーズ上場、公募増資で資本金1,582百万円、6月本社を目黒区上目黒へ移転
  • ドリームインキュベータ 2002年3月期 第3四半期業績状況
    • [20]公募増資と東証マザーズ上場を計画、調達資金で未公開企業等へ投資し上場で知名度向上を見込む、2002年3月期見通し売上高1,230百万円・経常利益435百万円
    • [21]公募増資と東証マザーズ上場を計画、調達資金で未公開企業等へ投資し上場で知名度向上を見込む、2002年3月期見通し売上高1,230百万円・経常利益435百万円
    • [22]公募増資と東証マザーズ上場を計画、調達資金で未公開企業等へ投資し上場で知名度向上を見込む、2002年3月期見通し売上高1,230百万円・経常利益435百万円

2002年11月11日の中間決算で、ドリームインキュベータはベンチャー向け助言の対価の受け取り方を改めた。「DIアドバイザリー・パッケージ・サービス」を拡充し、期初に見込んだベンチャー向けコンサルティング売上高の一部を新株予約権の取得に切り替えた。売上の切り替えに伴い、2003年3月期の通期見通しを売上高1,480百万円、経常利益450百万円へ修正した。新株予約権の見返りは2〜4年後のキャピタルゲインで、当期の売上と利益には表れない。手元資金を大企業向けの助言料で確保する計画は据え置いた。中間期の顧客数は、大企業コンサルティング14社に対してベンチャービジネス10社。資金の乏しいベンチャーから現金ではなく株式の権利で対価を受け取り、上場時の値上がりで回収する収益構造への転換だった。

  • ドリームインキュベータ 2003年3月期 中間決算短信(2002年11月11日)
    • [24]DIアドバイザリー・パッケージ・サービスを拡充し、ベンチャー向けコンサルティング売上の一部を新株予約権の取得に替える、通期見通しを売上高1,480百万円・経常利益450百万円に修正
    • [25]DIアドバイザリー・パッケージ・サービスを拡充し、ベンチャー向けコンサルティング売上の一部を新株予約権の取得に替える、通期見通しを売上高1,480百万円・経常利益450百万円に修正
    • [26]DIアドバイザリー・パッケージ・サービスを拡充し、ベンチャー向けコンサルティング売上の一部を新株予約権の取得に替える、通期見通しを売上高1,480百万円・経常利益450百万円に修正
  • ドリームインキュベータ 2002年度中間決算 会社説明資料(2002年11月11日)
    • [27]予測修正の背景はベンチャー向けアドバイザリー拡充で2〜4年後のキャピタルゲインを期待、大企業向けコンサルティングでキャッシュフローを賄う計画は従来通り、中間期顧客数は大企業14社・ベンチャー10社
    • [28]予測修正の背景はベンチャー向けアドバイザリー拡充で2〜4年後のキャピタルゲインを期待、大企業向けコンサルティングでキャッシュフローを賄う計画は従来通り、中間期顧客数は大企業14社・ベンチャー10社
    • [29]予測修正の背景はベンチャー向けアドバイザリー拡充で2〜4年後のキャピタルゲインを期待、大企業向けコンサルティングでキャッシュフローを賄う計画は従来通り、中間期顧客数は大企業14社・ベンチャー10社

2004年3月、ドリームインキュベータはDI1号投資事業組合を設立した。出資したのはドリームインキュベータと子会社のデライトの2社で、外部の出資者は加わっていなかった。支援先や将来性の見込める企業への投資は、原則としてDI1号投資事業組合を経由させた。組合の業務執行はデライトが担い、デライトは創業期の顧客への事業計画書の作成指導も続けた。2006年5月時点のグループは、ドリームインキュベータ、非連結子会社のデライト、DI1号投資事業組合の3者からなる。2006年5月の時点で、DI1号投資事業組合はすでに清算手続きに入っていた。自己資金による投資を本体の助言事業から区分して管理するための仕組みだったと推察され、外部資金を募る運用は次章の時代まで持ち越された。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)沿革
    • [30]2004年3月DI1号投資事業組合を設立
  • ドリームインキュベータ 2006年3月期 決算短信(2006年5月10日)
    • [31]DI1号投資事業組合はDIとデライトの2社出資で設立、インキュベーティ等への投資は原則同組合を通じ、業務執行はデライト、2006年5月時点で清算手続き中
    • [32]DI1号投資事業組合はDIとデライトの2社出資で設立、インキュベーティ等への投資は原則同組合を通じ、業務執行はデライト、2006年5月時点で清算手続き中
    • [33]DI1号投資事業組合はDIとデライトの2社出資で設立、インキュベーティ等への投資は原則同組合を通じ、業務執行はデライト、2006年5月時点で清算手続き中
    • [34]DI1号投資事業組合はDIとデライトの2社出資で設立、インキュベーティ等への投資は原則同組合を通じ、業務執行はデライト、2006年5月時点で清算手続き中
    • [35]DI1号投資事業組合はDIとデライトの2社出資で設立、インキュベーティ等への投資は原則同組合を通じ、業務執行はデライト、2006年5月時点で清算手続き中
参考文献[19]-[35]
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)沿革
    • [19]2002年5月東証マザーズ上場、公募増資で資本金1,582百万円、6月本社を目黒区上目黒へ移転
    • [23]2002年5月東証マザーズ上場、公募増資で資本金1,582百万円、6月本社を目黒区上目黒へ移転
    • [30]2004年3月DI1号投資事業組合を設立
  • ドリームインキュベータ 2002年3月期 第3四半期業績状況
    • [20]公募増資と東証マザーズ上場を計画、調達資金で未公開企業等へ投資し上場で知名度向上を見込む、2002年3月期見通し売上高1,230百万円・経常利益435百万円
    • [21]公募増資と東証マザーズ上場を計画、調達資金で未公開企業等へ投資し上場で知名度向上を見込む、2002年3月期見通し売上高1,230百万円・経常利益435百万円
    • [22]公募増資と東証マザーズ上場を計画、調達資金で未公開企業等へ投資し上場で知名度向上を見込む、2002年3月期見通し売上高1,230百万円・経常利益435百万円
  • ドリームインキュベータ 2003年3月期 中間決算短信(2002年11月11日)
    • [24]DIアドバイザリー・パッケージ・サービスを拡充し、ベンチャー向けコンサルティング売上の一部を新株予約権の取得に替える、通期見通しを売上高1,480百万円・経常利益450百万円に修正
    • [25]DIアドバイザリー・パッケージ・サービスを拡充し、ベンチャー向けコンサルティング売上の一部を新株予約権の取得に替える、通期見通しを売上高1,480百万円・経常利益450百万円に修正
    • [26]DIアドバイザリー・パッケージ・サービスを拡充し、ベンチャー向けコンサルティング売上の一部を新株予約権の取得に替える、通期見通しを売上高1,480百万円・経常利益450百万円に修正
  • ドリームインキュベータ 2002年度中間決算 会社説明資料(2002年11月11日)
    • [27]予測修正の背景はベンチャー向けアドバイザリー拡充で2〜4年後のキャピタルゲインを期待、大企業向けコンサルティングでキャッシュフローを賄う計画は従来通り、中間期顧客数は大企業14社・ベンチャー10社
    • [28]予測修正の背景はベンチャー向けアドバイザリー拡充で2〜4年後のキャピタルゲインを期待、大企業向けコンサルティングでキャッシュフローを賄う計画は従来通り、中間期顧客数は大企業14社・ベンチャー10社
    • [29]予測修正の背景はベンチャー向けアドバイザリー拡充で2〜4年後のキャピタルゲインを期待、大企業向けコンサルティングでキャッシュフローを賄う計画は従来通り、中間期顧客数は大企業14社・ベンチャー10社
  • ドリームインキュベータ 2006年3月期 決算短信(2006年5月10日)
    • [31]DI1号投資事業組合はDIとデライトの2社出資で設立、インキュベーティ等への投資は原則同組合を通じ、業務執行はデライト、2006年5月時点で清算手続き中
    • [32]DI1号投資事業組合はDIとデライトの2社出資で設立、インキュベーティ等への投資は原則同組合を通じ、業務執行はデライト、2006年5月時点で清算手続き中
    • [33]DI1号投資事業組合はDIとデライトの2社出資で設立、インキュベーティ等への投資は原則同組合を通じ、業務執行はデライト、2006年5月時点で清算手続き中
    • [34]DI1号投資事業組合はDIとデライトの2社出資で設立、インキュベーティ等への投資は原則同組合を通じ、業務執行はデライト、2006年5月時点で清算手続き中
    • [35]DI1号投資事業組合はDIとデライトの2社出資で設立、インキュベーティ等への投資は原則同組合を通じ、業務執行はデライト、2006年5月時点で清算手続き中

2005年〜東証一部上場と資本金4,476百万円の公募増資と、山川隆義氏への社長交代

2005年9月、ドリームインキュベータは東京証券取引所市場第一部に上場し、11月の公募増資で資本金を4,476百万円とした。2005年11月10日の発表で、手取金の概算額は5,830,000,000円とされた。資金はインキュベーション事業の一環として、2008年3月期までのベンチャー企業などへの営業投資資金に充当する計画である。背景には、2006年3月期から2008年3月期の3期間で合計6,000百万円をベンチャー企業などに投資する中期経営計画があった。投資の回収は一般の事業会社より長くかかるため、長期で安定した資金と、有望な案件に即応できる手元流動性が要るという説明だった。資本金はマザーズ上場時の1,582百万円から約2.8倍となり、業績は投資の成否に左右される度合いを強めた。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)沿革
    • [36]2005年9月東証第一部上場、11月公募増資で資本金4,476百万円
  • ドリームインキュベータ お知らせ 2005年11月10日「新株式発行並びに株式売出しに関するお知らせ」
    • [37]手取金概算5,830,000,000円を2008年3月期までのベンチャー企業等への営業投資資金に充当、2006年3月期〜2008年3月期に合計6,000百万円投資の中期経営計画、回収が長期のため安定資金と手元流動性が必要
    • [38]手取金概算5,830,000,000円を2008年3月期までのベンチャー企業等への営業投資資金に充当、2006年3月期〜2008年3月期に合計6,000百万円投資の中期経営計画、回収が長期のため安定資金と手元流動性が必要
    • [39]手取金概算5,830,000,000円を2008年3月期までのベンチャー企業等への営業投資資金に充当、2006年3月期〜2008年3月期に合計6,000百万円投資の中期経営計画、回収が長期のため安定資金と手元流動性が必要
    • [40]手取金概算5,830,000,000円を2008年3月期までのベンチャー企業等への営業投資資金に充当、2006年3月期〜2008年3月期に合計6,000百万円投資の中期経営計画、回収が長期のため安定資金と手元流動性が必要

2006年5月10日のドリームインキュベータの決算発表では、代表者の異動もあわせて公表された。同年6月、創業者の堀紘一氏は代表取締役会長に移り、取締役副社長の山川隆義氏が代表取締役社長に就任した。代表取締役だった井上猛氏は、非常勤の取締役となった。山川隆義氏は横河ヒューレット・パッカードを経て1995年10月にボストンコンサルティンググループへ入社し、プロジェクトマネジャーを務めた。2000年5月にドリームインキュベータへ入社して取締役となり、2005年6月に取締役副社長へ昇格していた。第一部上場と大型増資を終えた節目に、創業者を会長に残したまま、創業期から経営に加わった次の世代へ執行を移した交代と読める。

  • ドリームインキュベータ 2006年3月期 決算短信(2006年5月10日)
    • [41]代表者の異動: 堀紘一が代表取締役社長から代表取締役会長、山川隆義が取締役副社長から代表取締役社長、井上猛が代表取締役から取締役(非常勤)
    • [43]代表者の異動: 堀紘一が代表取締役社長から代表取締役会長、山川隆義が取締役副社長から代表取締役社長、井上猛が代表取締役から取締役(非常勤)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第7期(2007年3月期)役員の状況
    • [42]堀紘一は2006年6月代表取締役会長、山川隆義は1995年10月BCG入社・プロジェクトマネジャー、2000年5月DI入社取締役、2005年6月取締役副社長、2006年6月代表取締役社長
    • [44]堀紘一は2006年6月代表取締役会長、山川隆義は1995年10月BCG入社・プロジェクトマネジャー、2000年5月DI入社取締役、2005年6月取締役副社長、2006年6月代表取締役社長
    • [45]堀紘一は2006年6月代表取締役会長、山川隆義は1995年10月BCG入社・プロジェクトマネジャー、2000年5月DI入社取締役、2005年6月取締役副社長、2006年6月代表取締役社長

2008年3月期、ドリームインキュベータは当期純損失1,477,969千円を計上した。営業投資売上高543,847千円に対し、営業投資売上原価は1,855,495千円にのぼった。コンサルティングサービスは売上高1,402,556千円に対し、売上原価748,056千円である。それでも全体では営業損失1,381,105千円となった。特別損失には投資有価証券評価損131,544千円を計上した。ドリームインキュベータは2006年5月の決算短信で、株式市場の低迷を業績に影響しうる事業リスクに挙げていた。ベンチャービジネスに対する社会の評価の低下も、同じリスクに含まれる。中期経営計画で積み増した営業投資の回収が滞り、次章で扱う投資規律の見直しとファンド運用への移行を促したとみてよい。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)連結損益計算書
    • [46]2008年3月期連結: 営業投資(売上543,847千円・原価1,855,495千円)、コンサル売上高1,402,556千円・同原価748,056千円、営業損失1,381,105千円、投資有価証券評価損131,544千円、当期純損失1,477,969千円
    • [47]2008年3月期連結: 営業投資(売上543,847千円・原価1,855,495千円)、コンサル売上高1,402,556千円・同原価748,056千円、営業損失1,381,105千円、投資有価証券評価損131,544千円、当期純損失1,477,969千円
    • [48]2008年3月期連結: 営業投資(売上543,847千円・原価1,855,495千円)、コンサル売上高1,402,556千円・同原価748,056千円、営業損失1,381,105千円、投資有価証券評価損131,544千円、当期純損失1,477,969千円
    • [49]2008年3月期連結: 営業投資(売上543,847千円・原価1,855,495千円)、コンサル売上高1,402,556千円・同原価748,056千円、営業損失1,381,105千円、投資有価証券評価損131,544千円、当期純損失1,477,969千円
    • [50]2008年3月期連結: 営業投資(売上543,847千円・原価1,855,495千円)、コンサル売上高1,402,556千円・同原価748,056千円、営業損失1,381,105千円、投資有価証券評価損131,544千円、当期純損失1,477,969千円
  • ドリームインキュベータ 2006年3月期 決算短信(2006年5月10日)
    • [51]事業リスクとして株式市場の低迷・ベンチャービジネスに対する社会の評価の低下等による影響を挙げる
    • [52]事業リスクとして株式市場の低迷・ベンチャービジネスに対する社会の評価の低下等による影響を挙げる
参考文献[36]-[52]
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)沿革
    • [36]2005年9月東証第一部上場、11月公募増資で資本金4,476百万円
  • ドリームインキュベータ お知らせ 2005年11月10日「新株式発行並びに株式売出しに関するお知らせ」
    • [37]手取金概算5,830,000,000円を2008年3月期までのベンチャー企業等への営業投資資金に充当、2006年3月期〜2008年3月期に合計6,000百万円投資の中期経営計画、回収が長期のため安定資金と手元流動性が必要
    • [38]手取金概算5,830,000,000円を2008年3月期までのベンチャー企業等への営業投資資金に充当、2006年3月期〜2008年3月期に合計6,000百万円投資の中期経営計画、回収が長期のため安定資金と手元流動性が必要
    • [39]手取金概算5,830,000,000円を2008年3月期までのベンチャー企業等への営業投資資金に充当、2006年3月期〜2008年3月期に合計6,000百万円投資の中期経営計画、回収が長期のため安定資金と手元流動性が必要
    • [40]手取金概算5,830,000,000円を2008年3月期までのベンチャー企業等への営業投資資金に充当、2006年3月期〜2008年3月期に合計6,000百万円投資の中期経営計画、回収が長期のため安定資金と手元流動性が必要
  • ドリームインキュベータ 2006年3月期 決算短信(2006年5月10日)
    • [41]代表者の異動: 堀紘一が代表取締役社長から代表取締役会長、山川隆義が取締役副社長から代表取締役社長、井上猛が代表取締役から取締役(非常勤)
    • [43]代表者の異動: 堀紘一が代表取締役社長から代表取締役会長、山川隆義が取締役副社長から代表取締役社長、井上猛が代表取締役から取締役(非常勤)
    • [51]事業リスクとして株式市場の低迷・ベンチャービジネスに対する社会の評価の低下等による影響を挙げる
    • [52]事業リスクとして株式市場の低迷・ベンチャービジネスに対する社会の評価の低下等による影響を挙げる
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第7期(2007年3月期)役員の状況
    • [42]堀紘一は2006年6月代表取締役会長、山川隆義は1995年10月BCG入社・プロジェクトマネジャー、2000年5月DI入社取締役、2005年6月取締役副社長、2006年6月代表取締役社長
    • [44]堀紘一は2006年6月代表取締役会長、山川隆義は1995年10月BCG入社・プロジェクトマネジャー、2000年5月DI入社取締役、2005年6月取締役副社長、2006年6月代表取締役社長
    • [45]堀紘一は2006年6月代表取締役会長、山川隆義は1995年10月BCG入社・プロジェクトマネジャー、2000年5月DI入社取締役、2005年6月取締役副社長、2006年6月代表取締役社長
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)連結損益計算書
    • [46]2008年3月期連結: 営業投資(売上543,847千円・原価1,855,495千円)、コンサル売上高1,402,556千円・同原価748,056千円、営業損失1,381,105千円、投資有価証券評価損131,544千円、当期純損失1,477,969千円
    • [47]2008年3月期連結: 営業投資(売上543,847千円・原価1,855,495千円)、コンサル売上高1,402,556千円・同原価748,056千円、営業損失1,381,105千円、投資有価証券評価損131,544千円、当期純損失1,477,969千円
    • [48]2008年3月期連結: 営業投資(売上543,847千円・原価1,855,495千円)、コンサル売上高1,402,556千円・同原価748,056千円、営業損失1,381,105千円、投資有価証券評価損131,544千円、当期純損失1,477,969千円
    • [49]2008年3月期連結: 営業投資(売上543,847千円・原価1,855,495千円)、コンサル売上高1,402,556千円・同原価748,056千円、営業損失1,381,105千円、投資有価証券評価損131,544千円、当期純損失1,477,969千円
    • [50]2008年3月期連結: 営業投資(売上543,847千円・原価1,855,495千円)、コンサル売上高1,402,556千円・同原価748,056千円、営業損失1,381,105千円、投資有価証券評価損131,544千円、当期純損失1,477,969千円

2000年〜2008年の業績

決算期 区分 売上高 経常利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 利益率 億円
2000年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2001年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2002年03月期 単体 12 n/a 4 33.3% 2 n/a
2003年03月期 単体 15 +25.0% 1 6.7% 0 n/a
2004年03月期 単体 17 +13.3% 5 29.4% 3 n/a
2005年03月期 単体 23 +35.3% 6 26.1% 4 n/a
2006年03月期 単体 42 +82.6% 19 45.2% 11 n/a
2007年03月期 単体 19 ▲54.8% 4 21.1% 1 n/a
2008年03月期 連結 19 0.0% ▲13 ▲68.4% ▲15 n/a

出所:有価証券報告書

出典・参考

9件
出典・参考
  • ドリームインキュベータ 2003年3月期 中間決算短信(2002年11月11日)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)沿革
  • ドリームインキュベータ 2006年3月期 決算短信(2006年5月10日)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第7期(2007年3月期)役員の状況
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)連結損益計算書
  • ベンチャー通信27号(2007年9月)「未来のホンダやソニーを100社創出させる」
  • ドリームインキュベータ 2002年3月期 第3四半期業績状況
  • ドリームインキュベータ 2002年度中間決算 会社説明資料(2002年11月11日)
  • ドリームインキュベータ お知らせ 2005年11月10日「新株式発行並びに株式売出しに関するお知らせ」

免責事項およびポリシー