松本晃
プロ経営者としての経歴と施策
プロ経営者としての経歴と施策
松本晃氏は1972年4月に伊藤忠商事へ入社し、1986年11月に医療機器のセンチュリーメディカルへ出向して取締役営業本部長を務めた。1993年1月にジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル(現ジョンソン・エンド・ジョンソン)に転じて代表取締役プレジデント兼エチコンエンドサージェリー事業本部長となり、1999年1月に同社の代表取締役社長、2008年1月に最高顧問に就任した。商社と外資系の医療機器で経歴を積み、食品の実務は経験していない。
- カルビー 有価証券報告書(2013年3月期)【役員の状況】
- [1]昭和47年4月 伊藤忠商事㈱入社/昭和61年11月 センチュリーメディカル㈱出向 取締役営業本部長/平成5年1月 ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル㈱(現ジョンソン・エンド・ジョンソン㈱)代表取締役プレジデント エチコンエンドサージェリー事業本部長/平成11年1月 同社代表取締役社長/平成20年1月 同社最高顧問/平成20年4月 当社顧問/平成20年6月 当社取締役/平成21年6月 当社代表取締役会長兼CEO(昭和22年7月20日生)
- [2]昭和47年4月 伊藤忠商事㈱入社/昭和61年11月 センチュリーメディカル㈱出向 取締役営業本部長/平成5年1月 ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル㈱(現ジョンソン・エンド・ジョンソン㈱)代表取締役プレジデント エチコンエンドサージェリー事業本部長/平成11年1月 同社代表取締役社長/平成20年1月 同社最高顧問/平成20年4月 当社顧問/平成20年6月 当社取締役/平成21年6月 当社代表取締役会長兼CEO(昭和22年7月20日生)
カルビーの年次報告書は、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人の社長在任の9年間で売上高が4倍に増加し、在任のすべての期で増収増益を続けたと記している。前の会社での減収や減益、撤退した事業を述べた資料は手元に見当たらない。
- カルビー「Annual Report 2011」CEO Message 略歴
- [3]During his nine-year tenure as President of Johnson & Johnson K.K., sales grew fourfold, with sales and profit expanding every fiscal year he was in charge.
カルビーとの関わりは2008年4月の顧問就任に始まり、同年6月に取締役、2009年6月に代表取締役会長兼CEOに就任した。同時に生え抜きの伊藤秀二氏が代表取締役社長兼COOとなり、経営の監督と執行を2人で分担した。就任前年度の2009年3月期は連結売上高1,374億円に対し当期純利益が25億円にとどまっていた。招かれた経緯を本人や会社が述べた資料は、手元には見当たらない。
- カルビー 有価証券報告書(2013年3月期)【役員の状況】
- [4]昭和47年4月 伊藤忠商事㈱入社/昭和61年11月 センチュリーメディカル㈱出向 取締役営業本部長/平成5年1月 ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル㈱(現ジョンソン・エンド・ジョンソン㈱)代表取締役プレジデント エチコンエンドサージェリー事業本部長/平成11年1月 同社代表取締役社長/平成20年1月 同社最高顧問/平成20年4月 当社顧問/平成20年6月 当社取締役/平成21年6月 当社代表取締役会長兼CEO(昭和22年7月20日生)
- [5]平成21年6月 伊藤秀二氏が当社代表取締役社長兼COOに就任(同月 松本晃氏が代表取締役会長兼CEO)
- カルビー 有価証券報告書(連結)
- [6]連結売上高 2009年3月期1,374億円・2018年3月期2,516億円。当期純利益 2009年3月期25億円
就任翌月の2009年7月には米ペプシコと戦略的提携を結び、ジャパンフリトレーの全株式を取得する一方、ペプシコが第三者割当増資で20%を出資した。取締役と執行役員の役割を分け、業務執行を担う取締役を9人から2人に減らし、社外取締役を2人から5人に増やした。2011年3月11日には東京証券取引所市場第一部に株式を上場し、同年7月には韓国のヘテ製菓食品と折半出資の合弁会社を設立した。収益面ではコストの削減と商品の革新を経営の重点に定め、連結営業利益率は2010年3月期の6.5%から2016年3月期に11.4%へ上昇した。2018年6月に退任し、伊藤秀二氏が社長兼CEOとして経営を引き継いだ。
- カルビー「Annual Report 2011」CEO Message
- [7]2009年7月にペプシコと戦略的提携。カルビーがペプシコ子会社ジャパンフリトレーの全株式を取得し、ペプシコは第三者割当増資を引き受けて20%を出資。ペプシコとは10年以上にわたり提携の可能性を探っていた。2011年3月11日に東京証券取引所市場第一部に上場。2011年7月に韓国のHAITAI Confectionery & Foodsと各50%出資の合弁会社を設立
- [8]My long experience in a foreign firm has greatly influenced my views on corporate governance. We have clearly separated the roles of directors and executive officers and reduced the number of executive directors from nine to two. … increasing the number of outside directors from two to five.
- [9]2009年7月にペプシコと戦略的提携。カルビーがペプシコ子会社ジャパンフリトレーの全株式を取得し、ペプシコは第三者割当増資を引き受けて20%を出資。ペプシコとは10年以上にわたり提携の可能性を探っていた。2011年3月11日に東京証券取引所市場第一部に上場。2011年7月に韓国のHAITAI Confectionery & Foodsと各50%出資の合弁会社を設立
- カルビー「Annual Report 2011」COO Message
- [10]We are targeting top- and bottom-line growth through further cost reduction and innovation
- カルビー 有価証券報告書(連結)
- [11]連結 営業利益 2010年3月期95億円(売上高1,465億円)・2016年3月期281億円(売上高2,461億円)・2018年3月期268億円(売上高2,516億円)
- カルビー 有価証券報告書(2019年3月期)【役員の状況】【役員の報酬等】
- [12]2018年6月 伊藤秀二氏が代表取締役社長兼CEOに就任。第69回定時株主総会の決議に基づき、退任取締役の松本晃氏に功労加算金を贈呈
本人は外資系企業での長い経験がコーポレート・ガバナンスの考え方に影響したと述べており、取締役会の少人数化と社外取締役の増員は、その経験をカルビーに移したものとみられる。ペプシコとの資本提携と上場で外部資本の規律を受け入れた点にも、外資系の日本法人を経営した経験が生きたと考えられる。在任9期で連結売上高は1,374億円から2018年3月期の2,516億円へ、営業利益率は10.7%へ高まった。一方、2011年に3.3%だった海外売上高の比率を中長期で30%に高める目標に対し、2018年3月期の海外売上高は338億円で全体の13.4%にとどまった。
- カルビー「Annual Report 2011」CEO Message
- [13]My long experience in a foreign firm has greatly influenced my views on corporate governance. We have clearly separated the roles of directors and executive officers and reduced the number of executive directors from nine to two. … increasing the number of outside directors from two to five.
- [16]Currently overseas sales account for only around 3.3% of our total sales. By aggressively developing our overseas business we plan to raise this figure to 30% over the medium to long term.
- カルビー 有価証券報告書(連結)
- [14]連結売上高 2009年3月期1,374億円・2018年3月期2,516億円。当期純利益 2009年3月期25億円
- [15]連結 営業利益 2010年3月期95億円(売上高1,465億円)・2016年3月期281億円(売上高2,461億円)・2018年3月期268億円(売上高2,516億円)
- カルビー 有価証券報告書(2018年3月期)【セグメント情報 地域ごとの情報】
- [17]2018年3月期 所在地別売上高 日本217,774百万円・北米9,843百万円・中国4,376百万円・その他19,581百万円
参考文献1件
参考文献
- カルビー 有価証券報告書【役員の状況】
事実根拠:出所(カルビー)