栄研化学の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

売る力は大手に預け、自らは製造に専念する分業を創業期に選んだ。1943年2月、医薬品原料の主要な販売先だった田辺製薬と臓器系医薬品の販売契約を締結し、同社の販売力と卸問屋の流通網に製品を載せた。3か月後の5月には第三者割当増資で田辺製薬の資本参加を受け、取引関係を資本で固めた。その結果、自前の全国販路を持たないまま医薬品を全国へ届けられるようになり、戦後の一時期を除いて田辺製薬の子会社として歩んだ。この分担は長く続き、1990年の上場時点でも田辺製薬向けの販売が売上高の72.1%を占めた。一方で、医療機関への製品説明や価格交渉は自社の営業担当者が担い続けた。

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