2005年2010年2020年2026年
創業社長の関係
創業
1949年9月1日、鐘淵紡績の企業再建整備計画により繊維以外の全事業を引き受けて、鐘淵化学工業が資本金2億円で発足した。初代社長は鐘淵紡績の取締役副社長だった中司清氏で、1969年5月までの約20年、日本初の塩化ビニール工業化とカネカロンの立ち上げを指揮した。社名をカネカへ改めたのは2004年である。
社長登用の傾向
登用
直近20年の社長5人はいずれも生え抜きで、外部からの招聘は無い。就任前の役職は専務取締役・取締役常務執行役員・副社長のいずれかで、この三つを踏まずに社長へ上がった例は確認できない。初期4代が全員鐘淵紡績入社の慶應義塾大学卒だった均質さは、いまの経歴からは読み取れない。
社長任期の傾向
いまの体制への含意
含意
2026年3月期の株主は金融機関が43.6%、外国法人等が25.0%、個人その他が22.3%で、信託口を除いて5%を超えるのは日本生命保険相互会社の5.17%だけである。特定の親会社を持たない分散所有のため、社長は副社長か専務を務めた社内の序列から選ばれ、株主が候補者を持ち込む場面は見当たらない。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 | 施策 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中司清(1949年就任) | 1949〜1969年1949年就任 | 20年 | 退任 | 生え抜き | 取締役社長 | 決断1967年高砂に新製法設備建設 | |
| 井上徳治 | 1969〜1974年1969年就任 | 6年 | 退任 | — | 取締役社長 | ||
| 大澤孝 | 1974〜1978年1974年就任 | 4年 | 退任 | — | 取締役社長 | ||
| 高田敞(1978年就任) | 1978〜1984年1978年就任 | 6年 | 退任 | 生え抜き | 取締役社長 | ||
| 武田正利(1999年就任) | 1999〜2005年1999年就任 | 6年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | ||
| 大西正躬(2005年就任) | 2005〜2008年2005年就任 | 3年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | ||
| 菅原公一(2008年就任) | 2008〜2014年2008年就任 | 6年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | ||
| 角倉護(2014年就任) | 2014〜2020年2014年就任 | 6年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | ||
| 田中稔(2020年就任) | 2020〜2024年2020年就任 | 4年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | ||
| 藤井一彦(2024年就任) | 2024年〜現任2024年就任 | 3年 | 現任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | 1985年4月にカネカへ入社し、2012年4月に米国子会社ノースアメリカ社の取締役社長を務めた。同年6月に執行役員、2016年6月に取締役常務執行役員、2020年4月に取締役副社長へ進み、入社から39年で社長に就任した。1961年6月生まれで、就任時は62歳だった。株式の裏づけは持たず、2026年3月期の大株主上位10名は信託銀行・生命保険会社・銀行と持株会が占める。 |
歴代社長の在任期間 全10代
1949年1960年1970年1980年1990年2000年2010年2020年2026年