決断
触媒でつくれる原料を自前化し、その原料を使う製品まで下りてきた。1959年6月、資本金4.8億円の2倍を超える9.8億円を投じて日本石油化学の川崎コンビナートへ参画し、酸化エチレンの製造を開始した。1970年5月には姫路製造所でアクリル酸の国産化を果たし、1983年11月には姫路製造所で高吸水性樹脂の量産に入っている。無水フタル酸で磨いた気相酸化の触媒技術がアクリル酸へ移り、そのアクリル酸が紙おむつ用樹脂の原料になった。原料から最終製品までを一社で持ったことが、後発の参入でも先発を上回る原価を作った。
2019年5月 三洋化成工業との統合破談
売上収益と当期利益率2019 2020 2025 売上収益(億円) 3,389 3,022 4,093 当期利益率(%) 7.0 3.7 4.2 2012年9月 姫路製造所のアクリル酸プラント爆発事故
売上高と経常利益率2012 2013 2018 売上高(億円) 3,207 2,695 3,228 経常利益率(%) 10.3 5.1 10.0 1970年3月 SAP市場への後発参入
SAP市場への後発参入無水フタル酸で培った気相酸化技術とバナジウム触媒をアクリル酸へ転用し、後発ながらSAP市場へ参入して原料一貫生産体制を構築した技術主導の多角化同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移1969 1970 1975 売上高(億円) 167 202 566 純利益率(%) 5.4 5.1 3.6 1944年 戦時下のフタル酸生産継続