決断
広げた事業のうち、技術を渡せる相手だけを残してきた。1993年の冷害で原料の米が不足し、米菓市場そのものが伸びを止めると、同じ米を別の用途へ向け、あわせて市場を外へ求める。前者は1994年9月に発売した腎臓病患者向けの低タンパク質米飯"ゆめごはん"であり、後者は1993年9月に関連会社とした米国のSESMARK FOODS、現在のTH FOODSである。以後30年、亀田製菓はTH FOODSへ"うす焼"の製造技術を提供し続けた。一方、2012年12月に子会社としたMary's Gone Crackersは原料の調達難と人員不足で欠品が続き、2025年5月に全株式を譲渡した。同年6月には残る50%を取得してTH FOODSを完全子会社とし、うす焼以外のノウハウも制約なく投入できるようにした。
2025年4月 MGCの全株式譲渡
業績の推移2024 2025 2026 売上高(億円) 955 1,033 1,381 営業利益率(%) 4.7 5.3 5.4 2025年3月 TH FOODSの完全子会社化
のれんと無形固定資産2024 2025 2026 のれん(百万円) 2,085 1,911 16,380 のれん以外の無形固定資産(百万円) 3,170 3,128 31,938 2023年8月 中長期成長戦略2030策定
中長期成長戦略2030策定原材料・エネルギー高騰と供給難によるシェア喪失を受け、数量を追う営業から付加価値による収益確保へ国内米菓事業の方針を切り替えた同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略業績の推移2022 2023 2026 売上高(億円) 852 950 1,381 営業利益率(%) 5.6 3.8 5.4