第1章 年〜年

トラスコ中山:中山機工商会の創業と光明丹の発売

1959年〜大阪市天王寺区の中山機工商会と、資本金5百万円で法人にした中山機工

1959年5月15日、中山注次氏は大阪市天王寺区で機械工具卸売業の中山機工商会を創業した。株式会社ではない個人の商会としての出発で、会社組織への変更は5年後の1964年だった。創業から3年後の1962年には、名古屋市熱田区に名古屋営業所を開設した。大阪の商会は、創業から間もない時期に、大阪の外にも販売の拠点を構えた。顧客の中心は加工・組立を営む製造業で、のちの会社は自社をその生産を支える商社と位置づけた。町工場が作業工具を日々消耗する高度成長の入口で、在庫を持って即納する卸の役割に商機を見たとみられる。

  • トラスコ中山 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1959年5月、大阪市天王寺区に機械工具卸売業・中山機工商会として創業
  • 証券アナリストジャーナル 32(6) 1994年(中山注次 社長)
    • [2]昭和34年に中山機工商会として創業、39年に中山機工(株)に組織変更。製造業、とくに加工・組立産業の生産支援業種と位置づける(1994年)
    • [5]昭和34年に中山機工商会として創業、39年に中山機工(株)に組織変更。製造業、とくに加工・組立産業の生産支援業種と位置づける(1994年)
  • トラスコ中山 2018年 決議ご通知「TRUSCOのあゆみ」
    • [3]1959年5月15日 天王寺区で創業、1962年 名古屋営業所(名古屋市熱田区)開設
    • [4]1959年5月15日 天王寺区で創業、1962年 名古屋営業所(名古屋市熱田区)開設

1964年3月2日、中山注次氏らが発起人となり、大阪市東区(現 中央区)で中山機工株式会社を設立した。資本金は5百万円で、商会の事業を株式会社へ移す組織変更である。扱いは作業工具を中心に、測定工具や電動工具を含む機械工具の卸売だった。設立後まもなく、東京都港区に東京営業所を開設した。これが全国展開の起点となり、営業拠点は1994年9月末に北海道から沖縄県までの64か所に及んだ。大阪・名古屋に続いて東京へ拠点を構えるには、法人格と資本金が取引先への信用の裏付けとして要ったと考えられる。

  • 証券 47(7)(556) 1995年
    • [6]1964年3月、中山注次氏らが設立発起人となり中山機工株式会社を設立。作業工具中心に測定工具・電動工具など機械工具の卸売。設立後まもなく東京営業所、1994年9月末に全国64か所
    • [9]1964年3月、中山注次氏らが設立発起人となり中山機工株式会社を設立。作業工具中心に測定工具・電動工具など機械工具の卸売。設立後まもなく東京営業所、1994年9月末に全国64か所
    • [11]1964年3月、中山注次氏らが設立発起人となり中山機工株式会社を設立。作業工具中心に測定工具・電動工具など機械工具の卸売。設立後まもなく東京営業所、1994年9月末に全国64か所
  • トラスコ中山 2018年 決議ご通知「TRUSCOのあゆみ」
    • [7]1964年3月2日 中山機工株式会社設立(大阪市東区 現 中央区)、東京営業所(東京都港区)開設
    • [10]1964年3月2日 中山機工株式会社設立(大阪市東区 現 中央区)、東京営業所(東京都港区)開設
  • トラスコ中山 有価証券報告書【沿革】
    • [8]1964年3月 中山機工株式会社設立(資本金5百万円、大阪市東区)
参考文献[1]-[11]
  • トラスコ中山 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1959年5月、大阪市天王寺区に機械工具卸売業・中山機工商会として創業
    • [8]1964年3月 中山機工株式会社設立(資本金5百万円、大阪市東区)
  • 証券アナリストジャーナル 32(6) 1994年(中山注次 社長)
    • [2]昭和34年に中山機工商会として創業、39年に中山機工(株)に組織変更。製造業、とくに加工・組立産業の生産支援業種と位置づける(1994年)
    • [5]昭和34年に中山機工商会として創業、39年に中山機工(株)に組織変更。製造業、とくに加工・組立産業の生産支援業種と位置づける(1994年)
  • トラスコ中山 2018年 決議ご通知「TRUSCOのあゆみ」
    • [3]1959年5月15日 天王寺区で創業、1962年 名古屋営業所(名古屋市熱田区)開設
    • [4]1959年5月15日 天王寺区で創業、1962年 名古屋営業所(名古屋市熱田区)開設
    • [7]1964年3月2日 中山機工株式会社設立(大阪市東区 現 中央区)、東京営業所(東京都港区)開設
    • [10]1964年3月2日 中山機工株式会社設立(大阪市東区 現 中央区)、東京営業所(東京都港区)開設
  • 証券 47(7)(556) 1995年
    • [6]1964年3月、中山注次氏らが設立発起人となり中山機工株式会社を設立。作業工具中心に測定工具・電動工具など機械工具の卸売。設立後まもなく東京営業所、1994年9月末に全国64か所
    • [9]1964年3月、中山注次氏らが設立発起人となり中山機工株式会社を設立。作業工具中心に測定工具・電動工具など機械工具の卸売。設立後まもなく東京営業所、1994年9月末に全国64か所
    • [11]1964年3月、中山注次氏らが設立発起人となり中山機工株式会社を設立。作業工具中心に測定工具・電動工具など機械工具の卸売。設立後まもなく東京営業所、1994年9月末に全国64か所

1966年〜業界一の部数を得たカタログ「中山商報」と、その創刊号に載せたPB第1号の光明丹

中山機工は1966年、取扱商材を一冊にまとめた媒体カタログ「中山商報」の初版を発刊した。会社の沿革は、これを業界初の総合カタログと位置づける。前年の1965年に輸送用機械器具の取扱いを始め、作業工具の外へ品目を広げていた時期にあたる。販売店だけでなくユーザーにも使われ、1994年には発行28年・部数業界一のカタログとなった。2000年には誌名を「オレンジブック」に改め、総合カタログの役割をそのまま引き継いだ。品目が増え続ける卸にとって、営業担当者の数に依存せず品ぞろえを全国へ伝える手段がカタログだったのだろう。

  • 証券アナリストジャーナル 32(6) 1994年(中山注次 社長)
    • [12]「中山商報」は昭和41年に初版、業界の標準的カタログとしてディーラー・ユーザーに活用、発行部数業界一(1994年)
    • [15]「中山商報」は昭和41年に初版、業界の標準的カタログとしてディーラー・ユーザーに活用、発行部数業界一(1994年)
  • トラスコ中山 第58期定時株主総会招集通知(2023年)沿革
    • [13]業界初の総合カタログ「中山商報」創刊
  • 証券 47(7)(556) 1995年
    • [14]昭和40年に輸送用機械器具の取扱いを開始
  • トラスコ中山 2018年 決議ご通知「TRUSCOのあゆみ」
    • [16]2000年「オレンジブック」発刊(「中山商報」から名称変更)

1968年、中山機工はスチール製品の取扱いを始め、同じ年にスチールセンターを開設した。1971年1月の本社の移転先は、大阪府東大阪市の機械卸売業団地だった。さらに3月、スチール製品の取扱部門を分社し、東大阪市で中山ファイリング株式会社を設立。分社から16年後の1987年10月、中山機工は中山ファイリングを吸収合併した。スチール棚やコンベヤを扱う物流機器部は、1994年9月期中間に7,811百万円を売り上げた。仕入れ先も売り方も機械工具と異なるスチール製品を、独立した採算で育てるために別会社へ切り出したと推察される。

  • 証券 47(7)(556) 1995年
    • [17]昭和43年にスチール製品の取扱いを開始。1987年10月1日に中山ファイリング(株)と合併、ファイリング部門(スチール棚・コンベヤ等の物流機器部)
    • [21]昭和43年にスチール製品の取扱いを開始。1987年10月1日に中山ファイリング(株)と合併、ファイリング部門(スチール棚・コンベヤ等の物流機器部)
  • トラスコ中山 2018年 決議ご通知「TRUSCOのあゆみ」
    • [18]1968年 スチールセンター開設
  • トラスコ中山 有価証券報告書【沿革】
    • [19]1971年1月 東大阪市機械卸売業団地に本社移転、同年3月 スチール製品の取扱部門を分社し中山ファイリング株式会社を設立
    • [20]1971年1月 東大阪市機械卸売業団地に本社移転、同年3月 スチール製品の取扱部門を分社し中山ファイリング株式会社を設立
  • 証券アナリストジャーナル 32(6) 1994年(中山注次 社長)
    • [22]1994年9月期中間の物流機器部売上7,811百万円

中山機工は他社製品の卸売と並行して、「地球」ブランドの光明丹をプライベート・ブランド(PB)の第1号として発売した。光明丹は、擦り合わせ作業や防錆・防腐・焼き付け防止に使う朱色の粉末剤である。最初の掲載先は1966年に初版を出した「中山商報」の創刊号だった。PBはメーカーとの提携で開発する高品質・低価格の商品群に育ち、1994年には24千アイテムで中間期売上高の約18%を占めた。この間に売上高は1969年の26億円から1979年の243億円へ拡大した。自社の名で品質と価格を決められる商品を持つことが、卸の利幅を厚くする手段になったと思われる。

  • トラスコ中山 第46期 株主通信(2009年)「50年のあゆみ」
    • [23]PB商品第1号は「地球」ブランドの光明丹(擦り合わせ・防錆・防腐・焼き付け防止用の朱色粉末剤)。「中山商報」創刊号に掲載
    • [24]PB商品第1号は「地球」ブランドの光明丹(擦り合わせ・防錆・防腐・焼き付け防止用の朱色粉末剤)。「中山商報」創刊号に掲載
    • [25]PB商品第1号は「地球」ブランドの光明丹(擦り合わせ・防錆・防腐・焼き付け防止用の朱色粉末剤)。「中山商報」創刊号に掲載
  • 証券アナリストジャーナル 32(6) 1994年(中山注次 社長)
    • [26]「中山商報」は昭和41年初版。メーカーと提携して開発したPB商品は高品質・低価格で24千アイテム、中間期売上高の約18%(1994年)
    • [27]「中山商報」は昭和41年初版。メーカーと提携して開発したPB商品は高品質・低価格で24千アイテム、中間期売上高の約18%(1994年)
  • トラスコ中山 2018年 決議ご通知「TRUSCOのあゆみ」
    • [28]売上高 1969年26億円、1979年243億円
参考文献[12]-[28]
  • 証券アナリストジャーナル 32(6) 1994年(中山注次 社長)
    • [12]「中山商報」は昭和41年に初版、業界の標準的カタログとしてディーラー・ユーザーに活用、発行部数業界一(1994年)
    • [15]「中山商報」は昭和41年に初版、業界の標準的カタログとしてディーラー・ユーザーに活用、発行部数業界一(1994年)
    • [22]1994年9月期中間の物流機器部売上7,811百万円
    • [26]「中山商報」は昭和41年初版。メーカーと提携して開発したPB商品は高品質・低価格で24千アイテム、中間期売上高の約18%(1994年)
    • [27]「中山商報」は昭和41年初版。メーカーと提携して開発したPB商品は高品質・低価格で24千アイテム、中間期売上高の約18%(1994年)
  • トラスコ中山 第58期定時株主総会招集通知(2023年)沿革
    • [13]業界初の総合カタログ「中山商報」創刊
  • 証券 47(7)(556) 1995年
    • [14]昭和40年に輸送用機械器具の取扱いを開始
    • [17]昭和43年にスチール製品の取扱いを開始。1987年10月1日に中山ファイリング(株)と合併、ファイリング部門(スチール棚・コンベヤ等の物流機器部)
    • [21]昭和43年にスチール製品の取扱いを開始。1987年10月1日に中山ファイリング(株)と合併、ファイリング部門(スチール棚・コンベヤ等の物流機器部)
  • トラスコ中山 2018年 決議ご通知「TRUSCOのあゆみ」
    • [16]2000年「オレンジブック」発刊(「中山商報」から名称変更)
    • [18]1968年 スチールセンター開設
    • [28]売上高 1969年26億円、1979年243億円
  • トラスコ中山 有価証券報告書【沿革】
    • [19]1971年1月 東大阪市機械卸売業団地に本社移転、同年3月 スチール製品の取扱部門を分社し中山ファイリング株式会社を設立
    • [20]1971年1月 東大阪市機械卸売業団地に本社移転、同年3月 スチール製品の取扱部門を分社し中山ファイリング株式会社を設立
  • トラスコ中山 第46期 株主通信(2009年)「50年のあゆみ」
    • [23]PB商品第1号は「地球」ブランドの光明丹(擦り合わせ・防錆・防腐・焼き付け防止用の朱色粉末剤)。「中山商報」創刊号に掲載
    • [24]PB商品第1号は「地球」ブランドの光明丹(擦り合わせ・防錆・防腐・焼き付け防止用の朱色粉末剤)。「中山商報」創刊号に掲載
    • [25]PB商品第1号は「地球」ブランドの光明丹(擦り合わせ・防錆・防腐・焼き付け防止用の朱色粉末剤)。「中山商報」創刊号に掲載

出典・参考

6件
出典・参考
  • トラスコ中山 第58期定時株主総会招集通知(2023年)沿革
  • トラスコ中山 有価証券報告書【沿革】
  • トラスコ中山 第46期 株主通信(2009年)「50年のあゆみ」
  • トラスコ中山 2018年 決議ご通知「TRUSCOのあゆみ」
  • 証券アナリストジャーナル 32(6) 1994年(中山注次 社長)
  • 証券 47(7)(556) 1995年

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