2010年2020年2026年
社長人事の要点
FY96からFY24までの代表取締役社長は筧孝彦氏(FY96〜FY08)、杉浦哲氏(FY09)、小畠徹氏(FY10〜FY16)、谷水一雄氏(FY17〜FY21)、山中一馬氏(FY22〜現任)の5名。2010年に新和海運と日鉄海運が統合してNSユナイテッド海運となった経緯を反映し、社名変更を挟んで前身会社からの社長交代が続いてきた。
直近2代の谷水一雄氏と山中一馬氏はいずれも鉄鋼メーカー出身で、社外取締役を経て社長へ昇格した点が共通する。谷水氏は住友金属工業(現 日本製鉄)に入り、2015年6月に社外取締役、2018年6月に代表取締役社長へ就任。山中氏は新日本製鐵(現 日本製鉄)の出身で、2020年6月に社外取締役、2023年6月に社長へ就いた。最大株主である日本製鉄の系列から経営トップを迎える構図が定着している。
在任期間は世代によってばらつきが大きい。筧氏が13年と長く、続く杉浦氏は1年、小畠氏は7年、谷水氏は5年と短縮していく。荷主であり親会社でもある鉄鋼側の出身者がトップに座る一方、任期は概ね5年前後に収れんしつつある。
社長を退いた谷水一雄氏はFY22以降も取締役相談役として在任。経営の主導権を後任の山中氏へ移しながら、前社長が取締役会に残る承継のかたちをとっている。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 | 施策 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 筧孝彦 | 2004〜2010年2004年就任 | 6年 | 退任 | — | 代表取締役社長 | ||
| 杉浦哲 | 2010〜2010年2010年就任 | 1年 | 退任 | — | 代表取締役社長社長執行役員 | 決断2010年新和海運と日鉄海運が合併 | |
| 島川恵一郎 | 2010〜2011年2010年就任 | 1年 | 退任 | — | 代表取締役社長社長執行役員 | ||
| 小畠徹(2011年就任) | 2011〜2018年2011年就任 | 7年 | 退任 | 外部出身 | 代表取締役社長社長執行役員 | ||
| 谷水一雄(2018年就任) | 2018〜2023年2018年就任 | 5年 | 退任 | — | 代表取締役・社長執行役員 | ||
| 山中一馬(2023年就任) | 2023年〜現任2023年就任 | 4年 | 現任 | — | 代表取締役社長・社長執行役員 | 1986年4月に新日本製鉄へ入社し、2018年4月に執行役員、2021年4月に常務執行役員へ進んだ。海運会社の生え抜きではなく、社長就任までの37年を鉄鋼メーカーで過ごした。2020年6月にNSユナイテッド海運の社外取締役に就任し、鉄鋼側の役員と兼ねた。日本製鉄は2026年3月期に33.36%を持つ筆頭株主である。 | 決断2026年日本郵船によるTOBで非公開化 |