東京海上ホールディングス:Kiln・Philadelphia・Delphi・HCCの買収による海外事業の拡大
2008年〜Kilnの買収と、東京海上ホールディングスへの改称とPhiladelphia
海外に成長を求めると決めた東京海上グループは、2008年3月に英国のKiln Ltd(以下Kiln)を友好的に買収した。Kilnの取得に投じた額は、取得原価で94,122百万円だった。東京海上グループとKilnは再保険の取引で40年を超える関係にあり、Kilnはロイズの引受能力で上位のグループだった。年次報告書は、買収先に求める条件を健全な経営、強いビジネスモデル、高い成長性の3つに定めた。社長の隅修三氏は、2000年に東京海上火災保険のロンドン首席駐在員を務めていた。長年の再保険取引で相手の引受の規律を見極めていたことが、最初の買収先を決める材料になったと推察される。
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2009 会長・副社長メッセージ
- [1]2008年3月、ロイズの有力引受グループKilnが友好的買収で東京海上グループに加わった
- [3]東京海上グループとKilnは再保険を軸に40年超の取引関係。Kilnはロイズで引受能力上位
- [4]グループ入りの条件は健全な経営能力・強固なビジネスモデル・高い成長性の3つ
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第6期(2008年3月期)【企業結合等関係】
- [2]Kiln Ltdの取得原価は94,122百万円
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第13期(2015年3月期)【役員の状況】
- [5]隅修三は2000年6月に東京海上火災保険の取締役海外本部ロンドン首席駐在員
Kilnを迎えた4か月後の2008年7月、持株会社は商号をミレアホールディングスから東京海上ホールディングスに改めた。改称に先立ち、国内の損保子会社2社は保険金の不適切な不払いで行政処分を受けていた。2008年の年次報告書は、この件の謝罪と顧客の信頼回復を社長メッセージの冒頭に置いた。12月に公表した中期経営計画は、国内市場の大きな伸びは望みにくいとして、目指す姿を「グローバル企業グループ」とした。東京海上HDは翌年、東京海上の名を国内の保険市場で安心感を伝えるブランドと位置づけた。海外で買収を重ねる局面で、国内で信用を積んだ創業以来の名を持株会社の看板にも掲げる狙いがあったとみられる。
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【沿革】
- [6]2008年7月、株式会社ミレアホールディングスから東京海上ホールディングス株式会社に商号変更
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2008 社長メッセージ
- [7]東京海上日動と日新火災が保険金の不適切な不払いで行政処分を受け、前年4月に業務改善計画を提出
- [8]社長メッセージは不払いの謝罪と顧客の信頼回復への取り組みから始まる
- 東京海上ホールディングス ニュースリリース「東京海上グループの新中期経営計画について」(2008年12月5日)
- [9]2008年12月策定の「変革と実行2011」。国内保険市場は大きな伸びを期待しにくいとし、ビジョンを「グローバル企業グループ」とした
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2009 会長・副社長メッセージ
- [10]東京海上のブランドは日本の保険市場で強い安心感を伝えると記載
2008年12月、東京海上HDは米国のPhiladelphia Consolidated Holding Corp.の友好的買収を完了した。取得原価は473,537百万円で、Kilnの5倍を超えた。Kilnの買収で米国市場の注目が集まり、Philadelphia側が関心を示す契機になった。同じ年度には金融危機で、約2,300億円の評価損を計上していた。それでも東京海上HDは、海外について『Overseas, our sights are set upon increasing our earnings while diversifying business globally.』(訳:海外では、事業をグローバルに分散しながら利益を伸ばすことを目指す)と掲げた。中期経営計画は、海外の修正利益を2011年度に600億円へ引き上げる目標を置いた。国内の運用益が細るなか、保険の引受で稼ぐ米国の事業を早く取り込む必要があったのだろう。
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2009 会長・副社長メッセージ
- [11]1962年創業の米国中堅保険グループPHLYが2008年12月に友好的買収で東京海上グループに加わった
- [13]Kilnの買収が米国保険市場の注目とPHLYの関心を集めた
- [14]2008年度に有価証券を中心に約2,300億円の評価損を計上
- [15]海外ではグローバルな事業分散と利益拡大を目指すと表明
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第7期(2009年3月期)【企業結合等関係】
- [12]Philadelphia Consolidated Holding Corp.の取得原価は473,537百万円
- 東京海上ホールディングス ニュースリリース「東京海上グループの新中期経営計画について」(2008年12月5日)
- [16]海外保険事業の修正利益を2008年度見込み142億円から2011年度目標600億円へ。元受損保にPhiladelphiaを含む
参考文献[1]-[16]
- [1]2008年3月、ロイズの有力引受グループKilnが友好的買収で東京海上グループに加わった
- [3]東京海上グループとKilnは再保険を軸に40年超の取引関係。Kilnはロイズで引受能力上位
- [4]グループ入りの条件は健全な経営能力・強固なビジネスモデル・高い成長性の3つ
- [10]東京海上のブランドは日本の保険市場で強い安心感を伝えると記載
- [11]1962年創業の米国中堅保険グループPHLYが2008年12月に友好的買収で東京海上グループに加わった
- [13]Kilnの買収が米国保険市場の注目とPHLYの関心を集めた
- [14]2008年度に有価証券を中心に約2,300億円の評価損を計上
- [15]海外ではグローバルな事業分散と利益拡大を目指すと表明
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第6期(2008年3月期)【企業結合等関係】
- [2]Kiln Ltdの取得原価は94,122百万円
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第13期(2015年3月期)【役員の状況】
- [5]隅修三は2000年6月に東京海上火災保険の取締役海外本部ロンドン首席駐在員
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【沿革】
- [6]2008年7月、株式会社ミレアホールディングスから東京海上ホールディングス株式会社に商号変更
- [7]東京海上日動と日新火災が保険金の不適切な不払いで行政処分を受け、前年4月に業務改善計画を提出
- [8]社長メッセージは不払いの謝罪と顧客の信頼回復への取り組みから始まる
- [9]2008年12月策定の「変革と実行2011」。国内保険市場は大きな伸びを期待しにくいとし、ビジョンを「グローバル企業グループ」とした
- [16]海外保険事業の修正利益を2008年度見込み142億円から2011年度目標600億円へ。元受損保にPhiladelphiaを含む
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第7期(2009年3月期)【企業結合等関係】
- [12]Philadelphia Consolidated Holding Corp.の取得原価は473,537百万円
2010年〜国内・海外・生保の3本柱と、Delphi Financial Groupの買収
買収は利益の構成を変え、修正利益に占める海外の比率は2007年度の20%から2009年度に44%へ上がった。一方で国内損保は自動車の保有台数の減少で市場が縮み、コンバインドレシオは98%近くに上がっていた。2011年度は国内の台風や豪雨、北米のハリケーン、タイの洪水が重なり、グループの修正利益は195億円の損失となった。連結の当期純利益は2012年3月期に6,001百万円まで減少した。2011年3月の東日本大震災では、当時社長の隅氏が5月末までの保険金支払いを目標に据えたという。経営陣は『it would not be easy to increase return on equity (ROE) solely through the Japanese non-life insurance business which requires considerable reserves in case of such natural disasters as typhoons and earthquakes』(訳:台風や地震に備える多額の準備金を要する国内損保だけではROEを高めにくい)と早くから見ていた。
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2010 トップメッセージ
- [17]修正利益の構成比は2007年度に国内損保約70%・国内生保10%・海外20%、2009年度に26%・30%・44%
- [18]国内損保市場は自動車保有台数の減少などで縮小傾向、コンバインドレシオは98%近くに上昇
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2012 トップメッセージ
- [19]2011年度は国内の台風・豪雨、北米のハリケーン・竜巻、タイ大洪水が頻発し、グループ修正利益は195億円の損失
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第10期(2012年3月期)【連結損益計算書】
- [20]2012年3月期の連結当期純利益は6,001百万円
- 東京海上ホールディングス 統合レポート2020 トップメッセージ
- [21]東日本大震災の際、当時の社長が困っている顧客のため5月末までの保険金支払いを結論とした(小宮暁の回顧)
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2009 会長・副社長メッセージ
- [22]自然災害に備える準備金を要する国内損保だけではROEを高めにくいと早くから認識し、国内生保・海外を加えた
東京海上HDは2012年5月、米国の生損保兼営グループDelphi Financial Group(以下Delphi)を買収した。Delphiの取得原価は215,054百万円で、Philadelphiaの半分に満たなかった。Delphiは従業員の福利厚生に関わる保険に強く、年次報告書はその意義を『自然災害リスクの引受が限定的であることから、同社がグループに加わることはリスク分散効果の向上にも資するものです』とした。同じ年度に始めた中期経営計画「変革と実行2014」は、グローバルなリスク分散による資本効率の向上に注力する方針を掲げた。隅氏はリスク分散を保険事業の本質とし、その理由を『保険事業にとっては地球全体がマーケットであると捉えているからです』と説明した。2015年の説明資料は、2007年以降の欧米の大型買収をKiln、Philadelphia、Delphiの3件に整理している。自然災害の引受が少ない事業を選んだことに、損保と値動きの違う収益を足す意図がうかがえる。
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2012 トップメッセージ
- [23]2012年5月、新規事業投資の一環として米国の生損保兼営保険グループのデルファイを買収
- [25]デルファイは従業員の福利厚生に関する保険に強く、自然災害リスクの引受が限定的でリスク分散効果の向上に資する
- [26]2012年度からの中計「変革と実行2014」は収益額の拡大とグローバルなリスク分散による資本効率の向上を掲げた
- [27]リスク分散が保険事業の本質であり、保険事業にとって地球全体がマーケットとの認識
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第11期(2013年3月期)【企業結合等関係】
- [24]Delphi Financial Group, Inc.の取得原価は215,054百万円
- 東京海上ホールディングス「米国スペシャルティ保険グループ HCCインシュアランス・ホールディングス社 買収について」説明資料(2015年6月10日)
- [28]2007年以降、欧米でキルン・フィラデルフィア・デルファイの大規模買収を相次いで実施
2013年6月、隅氏は会長に移り、副社長の永野毅氏が社長に就任した。永野氏はDelphiを買収した2012年に、持株会社の海外事業企画部長を兼ねていた。アニュアルレポート2012は、先進国ではDelphiとのシナジーの発揮に力を注ぐと記した。中期経営計画は2014年度に修正利益2,300億〜2,600億円、修正ROE7%以上を目指していた。2015年の説明資料は、買収後の統合で現地経営陣と相互の信頼を築き、その考えを尊重しつつ統治を整えると定めた。買い集める段から、買った会社の利益をグループに取り込む段へ、社長の役割が移ったと考えられる。
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第13期(2015年3月期)【役員の状況】
- [29]2013年6月、隅修三が当社取締役会長、永野毅が当社取締役社長に就任
- [30]永野毅は2012年2月に当社専務取締役海外事業企画部長、同年6月に取締役副社長海外事業企画部長
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2012 トップメッセージ
- [31]先進国ではデルファイのシナジー発揮に注力すると記載
- [32]2014年度に修正利益2,300億〜2,600億円、修正ROE7%以上を目指す
- 東京海上ホールディングス「米国スペシャルティ保険グループ HCCインシュアランス・ホールディングス社 買収について」説明資料(2015年6月10日)
- [33]PMIでは現地経営陣との強固な相互信頼関係を築き、経営陣の考え方を尊重しつつ適切なガバナンス体制を構築
参考文献[17]-[33]
- [17]修正利益の構成比は2007年度に国内損保約70%・国内生保10%・海外20%、2009年度に26%・30%・44%
- [18]国内損保市場は自動車保有台数の減少などで縮小傾向、コンバインドレシオは98%近くに上昇
- [19]2011年度は国内の台風・豪雨、北米のハリケーン・竜巻、タイ大洪水が頻発し、グループ修正利益は195億円の損失
- [23]2012年5月、新規事業投資の一環として米国の生損保兼営保険グループのデルファイを買収
- [25]デルファイは従業員の福利厚生に関する保険に強く、自然災害リスクの引受が限定的でリスク分散効果の向上に資する
- [26]2012年度からの中計「変革と実行2014」は収益額の拡大とグローバルなリスク分散による資本効率の向上を掲げた
- [27]リスク分散が保険事業の本質であり、保険事業にとって地球全体がマーケットとの認識
- [31]先進国ではデルファイのシナジー発揮に注力すると記載
- [32]2014年度に修正利益2,300億〜2,600億円、修正ROE7%以上を目指す
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第10期(2012年3月期)【連結損益計算書】
- [20]2012年3月期の連結当期純利益は6,001百万円
- 東京海上ホールディングス 統合レポート2020 トップメッセージ
- [21]東日本大震災の際、当時の社長が困っている顧客のため5月末までの保険金支払いを結論とした(小宮暁の回顧)
- [22]自然災害に備える準備金を要する国内損保だけではROEを高めにくいと早くから認識し、国内生保・海外を加えた
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第11期(2013年3月期)【企業結合等関係】
- [24]Delphi Financial Group, Inc.の取得原価は215,054百万円
- [28]2007年以降、欧米でキルン・フィラデルフィア・デルファイの大規模買収を相次いで実施
- [33]PMIでは現地経営陣との強固な相互信頼関係を築き、経営陣の考え方を尊重しつつ適切なガバナンス体制を構築
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第13期(2015年3月期)【役員の状況】
- [29]2013年6月、隅修三が当社取締役会長、永野毅が当社取締役社長に就任
- [30]永野毅は2012年2月に当社専務取締役海外事業企画部長、同年6月に取締役副社長海外事業企画部長
2014年〜HCC Insurance Holdingsの買収と、西日本豪雨・首都圏の台風の保険金支払い
統合の型を整えた後の2015年6月、東京海上HDは米国のHCC Insurance Holdings(以下HCC)の買収で合意した。東京海上日動が1株78ドル、総額約75億ドルを現金で払い、増資は行わなかった。HCCはスペシャルティ保険のグループで、相関の低い100種類超の種目を持ち、巨大自然災害の引受は小さかった。買収で海外保険事業が事業別利益に占める割合は、38%から46%に上がる試算だった。手続きは2015年10月27日に完了し、取得原価は898,012百万円となった。規模は過去最大でも、選ぶ基準はKiln以来の3条件と自然災害への耐性に置かれていたようだ。
- 東京海上ホールディングス「米国スペシャルティ保険グループ HCCインシュアランス・ホールディングス社 買収について」説明資料(2015年6月10日)
- [34]2015年6月10日、米国スペシャルティ保険グループHCC社の買収を発表(取締役社長 永野毅)
- [35]東京海上日動がHCC社株式を100%現金買収。1株78ドル、総額約75億ドル(約9,400億円)、エクイティファイナンスは行わない
- [36]相関の低い100種類以上のスペシャルティ種目で構成、巨大自然災害へのエクスポージャーは限定的
- [37]単純合算で海外保険事業の事業別利益に占める割合は38%から46%へ上昇
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第14期(2016年3月期)【企業結合等関係】
- [38]2015年10月27日に企業結合、取得原価898,012百万円
HCCの発表に先立つ2015年5月、東京海上HDは新中期経営計画「To Be a Good Company 2017」を公表した。2017年度に修正純利益3,500億〜4,000億円、修正ROE9%程度を目標に置いた。海外保険事業を利益成長の牽引役とし、買収の規律を保って新たな投資を探し続けるとした。統治や内部統制、ERMなどの本社機能と、海外人材の育成も強化項目に挙げた。北米は海外の利益の約8割を占めたが、各社の顧客層と商品が異なるため分散が効いた。欧州の再保険子会社は、元受中心の構成で分散が取れたとして2018年度に売却した。
- 東京海上ホールディングス 新中期経営計画「To Be a Good Company 2017」説明資料(2015年5月29日)
- [39]2015年5月29日に新中期経営計画「To Be a Good Company 2017」を公表
- [40]2017年度ターゲットは修正ROE9%程度、修正純利益3,500〜4,000億円
- [41]海外保険事業をグループ全体の利益成長ドライバーとし、買収規律を維持しつつ新規投資案件を継続的に検討
- [42]海外事業を支える基盤としてガバナンス・内部統制・ERM等のコーポレート機能とグローバル人材戦略を強化
- 東京海上ホールディングス 統合レポート2020 トップメッセージ
- [43]北米が海外事業利益の約8割を占めるが、各社の顧客層・商品が異なり商品構成の違いでリスク分散が可能
- [44]欧州の再保険子会社TMRを、元受中心のポートフォリオで分散が図れたことを考慮し2018年度に売却
2018年、国内では西日本豪雨が起き、台風が首都圏などに大きな被害をもたらした。後に社長となる小宮暁氏は、この年を日本で過去最大級の自然災害が起きた年と振り返っている。同じ年の4月に始まった中期経営計画は、修正純利益4,000億円以上、修正ROE10.0%以上を目標に掲げていた。連結の当期純利益は2019年3月期に274,579百万円となり、前期の284,183百万円を下回った。統合レポート2021は、2018年と2019年の台風を上回る規模の災害をストレステストで想定するとした。海外で分散を積み上げた後も、国内の災害で利益がぶれる構造は残り、次の一手を考える前提になったとみるのが自然だ。
- 東京海上ホールディングス 統合レポート2021
- [45]水災について2018年の西日本豪雨、首都圏に大きな被害をもたらした2018年と2019年の台風に言及
- [49]2018年・2019年の台風よりはるかに大きな規模の台風や洪水をストレステストで想定
- 東京海上ホールディングス 統合レポート2020 トップメッセージ
- [46]一昨年(2018年)日本で過去最大級の自然災害が発生したと回顧
- [47]2018年4月開始の中計のKPIは修正純利益4,000億円以上・修正ROE10.0%以上
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第17期(2019年3月期)【連結損益計算書】
- [48]親会社株主に帰属する当期純利益は2019年3月期274,579百万円、2018年3月期284,183百万円
参考文献[34]-[49]
- [34]2015年6月10日、米国スペシャルティ保険グループHCC社の買収を発表(取締役社長 永野毅)
- [35]東京海上日動がHCC社株式を100%現金買収。1株78ドル、総額約75億ドル(約9,400億円)、エクイティファイナンスは行わない
- [36]相関の低い100種類以上のスペシャルティ種目で構成、巨大自然災害へのエクスポージャーは限定的
- [37]単純合算で海外保険事業の事業別利益に占める割合は38%から46%へ上昇
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第14期(2016年3月期)【企業結合等関係】
- [38]2015年10月27日に企業結合、取得原価898,012百万円
- [39]2015年5月29日に新中期経営計画「To Be a Good Company 2017」を公表
- [40]2017年度ターゲットは修正ROE9%程度、修正純利益3,500〜4,000億円
- [41]海外保険事業をグループ全体の利益成長ドライバーとし、買収規律を維持しつつ新規投資案件を継続的に検討
- [42]海外事業を支える基盤としてガバナンス・内部統制・ERM等のコーポレート機能とグローバル人材戦略を強化
- 東京海上ホールディングス 統合レポート2020 トップメッセージ
- [43]北米が海外事業利益の約8割を占めるが、各社の顧客層・商品が異なり商品構成の違いでリスク分散が可能
- [44]欧州の再保険子会社TMRを、元受中心のポートフォリオで分散が図れたことを考慮し2018年度に売却
- [46]一昨年(2018年)日本で過去最大級の自然災害が発生したと回顧
- [47]2018年4月開始の中計のKPIは修正純利益4,000億円以上・修正ROE10.0%以上
- 東京海上ホールディングス 統合レポート2021
- [45]水災について2018年の西日本豪雨、首都圏に大きな被害をもたらした2018年と2019年の台風に言及
- [49]2018年・2019年の台風よりはるかに大きな規模の台風や洪水をストレステストで想定
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第17期(2019年3月期)【連結損益計算書】
- [48]親会社株主に帰属する当期純利益は2019年3月期274,579百万円、2018年3月期284,183百万円
2008年〜2018年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2008年03月期 | 連結 | 37,709 | n/a | n/a | 1,791 | 1,087 | 2.9% | n/a |
| 2009年03月期 | 連結 | 35,635 | ▲5.5% | n/a | ▲151 | 231 | 0.6% | n/a |
| 2010年03月期 | 連結 | 35,708 | +0.2% | n/a | 2,034 | 1,284 | 3.6% | n/a |
| 2011年03月期 | 連結 | 32,886 | ▲7.9% | n/a | 1,266 | 719 | 2.2% | n/a |
| 2012年03月期 | 連結 | 34,159 | +3.9% | n/a | 1,603 | 60 | 0.2% | n/a |
| 2013年03月期 | 連結 | 38,577 | +12.9% | n/a | 2,075 | 1,295 | 3.4% | n/a |
| 2014年03月期 | 連結 | 41,661 | +8.0% | n/a | 2,744 | 1,841 | 4.4% | n/a |
| 2015年03月期 | 連結 | 43,279 | +3.9% | 3,582 | 3,582 | 2,474 | 5.7% | n/a |
| 2016年03月期 | 連結 | 45,790 | +5.8% | 3,858 | 3,858 | 2,545 | 5.6% | n/a |
| 2017年03月期 | 連結 | 52,326 | +14.3% | 3,877 | 3,877 | 2,738 | 5.2% | n/a |
| 2018年03月期 | 連結 | 53,991 | +3.2% | 3,449 | 3,449 | 2,841 | 5.3% | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
17件
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第6期(2008年3月期)【企業結合等関係】
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2008 社長メッセージ
- 東京海上ホールディングス ニュースリリース「東京海上グループの新中期経営計画について」(2008年12月5日)
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2009 会長・副社長メッセージ
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第7期(2009年3月期)【企業結合等関係】
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2010 トップメッセージ
- 東京海上ホールディングス アニュアルレポート 2012 トップメッセージ
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第10期(2012年3月期)【連結損益計算書】
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第11期(2013年3月期)【企業結合等関係】
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第13期(2015年3月期)【役員の状況】
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第14期(2016年3月期)【企業結合等関係】
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第17期(2019年3月期)【連結損益計算書】
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【沿革】
- 東京海上ホールディングス「米国スペシャルティ保険グループ HCCインシュアランス・ホールディングス社 買収について」説明資料(2015年6月10日)
- 東京海上ホールディングス 新中期経営計画「To Be a Good Company 2017」説明資料(2015年5月29日)
- 東京海上ホールディングス 統合レポート2020 トップメッセージ
- 東京海上ホールディングス 統合レポート2021