東京海上ホールディングス:価格調整問題による政策保有株ゼロ方針と純利益1兆円
2019年〜小宮暁社長の就任と、PURE Groupの買収
2019年6月、永野毅氏が会長に移り、専務取締役の小宮暁氏が東京海上ホールディングスの社長に就任した。その2019年度も、前年に続いて国内で大規模な自然災害が起きた。ただし2019年度の災害はリスク管理の想定の範囲内だったとして、風水災の引受方針は変えなかった。小宮氏は翌年のトップメッセージで『経営の屋台骨が揺らぐようなことがあってはならない』とした。そのための手立てとして、リスクを地理・事業・商品の各面で分散させる必要を挙げた。災害の多い国内から退くのではなく、災害と別の動きをする収益を外に積む方針を、就任初年度に改めて確かめたとみられる。
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第18期(2020年3月期)【役員の状況】
- [1]2019年6月 永野毅が取締役会長、小宮暁が取締役社長に就任(小宮は2018年6月から専務取締役)
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2020 CEOメッセージ
- [2]就任初年度の2019年に、2年連続で国内の大規模な自然災害が発生
- [4]保険はいかなる事態でも経営の屋台骨が揺らいではならない、と一連の自然災害とコロナを機に改めて強調
- [5]リスクを地理的・事業的・商品的に分散させ事業を安定化させる必要がある
- 東京海上ホールディングス 2019年度決算電話会議 質疑応答要旨(2020年5月20日)
- [3]19年度の自然災害はリスク管理上想定の範囲内で、風水災リスクの引受・保有方針を大きく見直す予定はない。2年連続の大規模災害を受け再保険市場と異常危険準備金の繰入れを注視
2020年2月、米国の富裕層市場で保険を扱うPure Groupの買収を完了した。小宮氏は、日本の自然災害と相関の低い海外事業を15年ほどかけて広げてきたとし、Pureの買収をその流れに置いた。対象はカルチャーフィット・高い収益性・強固なビジネスモデルの3原則を満たす会社に限っていた。代価は軽くなく、2019年度決算で示した実質純資産の4,000億円の減少は主因がPureの買収だった。2021年5月に示した中期経営計画でも、Pureの利益拡大を成長施策の一つに数えた。企業向けが中心だった北米事業に富裕層の個人向けを加え、分散の軸を顧客の面にも広げたと推察される。
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2021 CFOメッセージ
- [6]2020年2月 Pureグループの買収を完了
- [10]新中計の成長施策の一つに、2020年に買収を完了したPureの利益拡大を挙げる
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2020 CEOメッセージ
- [7]過去15年ほどかけて日本の自然災害と相関の低い海外事業を拡大しリスク分散を進めてきた。2019年度は米国富裕層市場で業界屈指の成長を続けるPureグループを買収
- [8]M&Aの3原則は(1)カルチャーフィット(2)高い収益性(3)強固なビジネスモデルで、3条件を満たす会社だけを対象とする
- 東京海上ホールディングス 2019年度決算電話会議 質疑応答要旨(2020年5月20日)
- [9]実質純資産▲4,000億円の減少の主因はPureの買収
2020年には、国内の災害に新型コロナウイルスの世界的な流行が重なった。2020年5月の決算説明では、2020年度の修正純利益への影響を税後300億〜400億円と見込み、大半を海外のイベント中止保険とした。先行きが読めないとして、自己株式取得による資本水準の調整も見送った。親会社株主に帰属する当期純利益は、2020年3月期の2,597億円から2021年3月期に1,618億円へ減った。海外事業はすでにグループ利益の約5割を占める規模になっていた。国内の災害に備えた海外の分散は疫病では損失の入口にもなり、振れを消す仕組みではなかったと考えられる。
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2020 CEOメッセージ
- [11]2年連続の国内大規模自然災害に続き、2020年は年明けから新型コロナウイルス感染症が世界的に流行
- [15]海外がグループ利益の約5割を占める
- 東京海上ホールディングス 2019年度決算電話会議 質疑応答要旨(2020年5月20日)
- [12]コロナの影響は20年度修正純利益に対し税後▲300〜400億円で、大宗は海外のイベントキャンセル保険
- [13]コロナの影響が不透明で資本を蓄積するフェーズと判断し、資本水準調整(自己株式取得)を見送った
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第18期(2020年3月期)・第19期(2021年3月期)
- [14]親会社株主に帰属する当期純利益 2020年3月期 2,597億円、2021年3月期 1,618億円(連結・日本基準)
参考文献[1]-[15]
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第18期(2020年3月期)【役員の状況】
- [1]2019年6月 永野毅が取締役会長、小宮暁が取締役社長に就任(小宮は2018年6月から専務取締役)
- [2]就任初年度の2019年に、2年連続で国内の大規模な自然災害が発生
- [4]保険はいかなる事態でも経営の屋台骨が揺らいではならない、と一連の自然災害とコロナを機に改めて強調
- [5]リスクを地理的・事業的・商品的に分散させ事業を安定化させる必要がある
- [7]過去15年ほどかけて日本の自然災害と相関の低い海外事業を拡大しリスク分散を進めてきた。2019年度は米国富裕層市場で業界屈指の成長を続けるPureグループを買収
- [8]M&Aの3原則は(1)カルチャーフィット(2)高い収益性(3)強固なビジネスモデルで、3条件を満たす会社だけを対象とする
- [11]2年連続の国内大規模自然災害に続き、2020年は年明けから新型コロナウイルス感染症が世界的に流行
- [15]海外がグループ利益の約5割を占める
- 東京海上ホールディングス 2019年度決算電話会議 質疑応答要旨(2020年5月20日)
- [3]19年度の自然災害はリスク管理上想定の範囲内で、風水災リスクの引受・保有方針を大きく見直す予定はない。2年連続の大規模災害を受け再保険市場と異常危険準備金の繰入れを注視
- [9]実質純資産▲4,000億円の減少の主因はPureの買収
- [12]コロナの影響は20年度修正純利益に対し税後▲300〜400億円で、大宗は海外のイベントキャンセル保険
- [13]コロナの影響が不透明で資本を蓄積するフェーズと判断し、資本水準調整(自己株式取得)を見送った
- [6]2020年2月 Pureグループの買収を完了
- [10]新中計の成長施策の一つに、2020年に買収を完了したPureの利益拡大を挙げる
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第18期(2020年3月期)・第19期(2021年3月期)
- [14]親会社株主に帰属する当期純利益 2020年3月期 2,597億円、2021年3月期 1,618億円(連結・日本基準)
2021年〜新中期経営計画と資本効率の目標と、企業保険の価格調整での業務改善命令
小宮氏は、2018年4月から2021年3月までの前中期経営計画の期間を最も厳しい3年間だったと振り返った。2021年4月からの3カ年の新中期経営計画では、修正純利益の年3〜7%成長と修正ROE12%程度を指標に置いた。M&Aは分散のために良い案件があれば行うものとして、計画の数字に含めなかった。資本の使い道も縛り、事業投資と自己株式取得の合計で年1,000億円を必ず使う枠として年初に示した。ESRが目標範囲の上限140%を超えれば、事業投資か株主還元を必ず実行するとも約束した。買収に依存しない成長と資本を貯め込まない姿勢を並べ、資本効率への問いに先回りして答えたようだ。
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2021 CEOメッセージ
- [16]前中期経営計画期間(2018年4月〜2021年3月)は最も厳しい3年間だった
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2021 CFOメッセージ
- [17]新中計(2021年4月〜)のKPIは修正純利益CAGR+3〜7%、修正ROE12%程度、配当性向は平均的な修正純利益の40%以上
- [18]KPIは内部成長で達成を企図し、M&Aはリスク分散のため良い案件があれば行うもので計画に織り込まない
- 東京海上ホールディングス 2020年度決算電話会議 質疑応答要旨(2021年5月20日)
- [19]1,000億円の枠を事業投資との合算で「必ず使う金額」として年初に示し、資本水準調整は年間を通じて機動的に実行
- [20]ESRがターゲット上限の140%を超えた場合には事業投資や株主還元等のアクションを必ず実行
2021年度、東京海上ホールディングスは買収基準と市場の評価額を勘案し、大型の買収を実行しなかった。2022年5月の決算説明では『当社にとってM&Aは目的ではなく手段であり』とし、基準を満たす案件が無ければ買収しないと説明した。買収の目的はリスク分散で、カルチャーフィットを含む原則を満たし高いリターンを上げられる案件に絞るとも示した。一方でグループ会社が進める小型のボルトオン買収は、数千万〜1億ドル規模を中心に続ける想定だった。前年のCFOメッセージも、良質な大型案件は目標達成を早める手段と位置づけていた。大型買収を前倒しの手段にとどめたことで、割高な案件を見送る余地が生まれていたのだろう。
- 東京海上ホールディングス 2021年度決算電話会議 質疑応答要旨(2022年5月20日)
- [21]2021年度は買収基準やマーケットのバリュエーション等を勘案した結果、大型のM&Aを実行しなかった
- [22]M&Aは目的ではなく手段で、厳格な買収基準を満たす案件が無い中ではむやみに買収しない
- [23]M&Aの目的はリスク分散で、厳格な買収基準を設けカルチャーフィット等の原則を満たし高いリターンを上げられる案件のみを厳選
- 東京海上ホールディングス 2020年度決算電話会議 質疑応答要旨(2021年5月20日)
- [24]ボルトオン・中小規模の投資は$数十〜100M程度が中心、数年に一度$200〜300M程度を想定
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2021 CFOメッセージ
- [25]良質な大型M&Aの機会に恵まれれば、更なる成長あるいは目標達成までの時間軸の短縮が可能
2023年、子会社の東京海上日動火災保険が企業向け保険で保険料を調整していた事案が顕在化した。2023年11月の時点では外部弁護士による特別調査委員会の調査が続き、業績予想は見直していなかった。2023年12月26日、金融庁は東京海上日動に業務改善命令を出した。東京海上日動は2024年2月に業務改善計画書を出し、その後も進捗を金融庁へ報告した。2024年11月には、他社との不当な取引制限として公正取引委員会からも排除措置命令と課徴金納付命令を受けた。海外で災害の振れを抑えてきた一方、利益の源である国内の企業保険には、競争より取引関係を重んじる慣行が残っていたと思われる。
- 東京海上ホールディングス 2023年度第2四半期決算電話会議 質疑応答要旨(2023年11月17日)
- [26]企業向け火災保険等で保険料調整行為(保険料調整事案)が判明
- [27]複数の外部弁護士を起用した特別調査委員会の調査が継続中で、本件を理由とした業績見直しは行っていない
- 東京海上ホールディングス「当社子会社の業務改善計画の進捗および改善状況について(その2)」(2024年9月13日)
- [28]2023年12月26日付で金融庁が東京海上日動に業務改善命令を発令
- 東京海上ホールディングス コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年5月30日)/同「当社子会社の業務改善計画の進捗および改善状況について(その2)」(2024年9月13日)
- [29]東京海上日動は保険料調整行為等による業務改善命令を受け2024年2月に業務改善計画書を提出。2024年8月末時点の進捗を9月13日に金融庁へ提出
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
- [30]2024年11月1日 不当な取引制限の禁止に違反したとして公正取引委員会が排除措置命令および課徴金納付命令
参考文献[16]-[30]
- [16]前中期経営計画期間(2018年4月〜2021年3月)は最も厳しい3年間だった
- [17]新中計(2021年4月〜)のKPIは修正純利益CAGR+3〜7%、修正ROE12%程度、配当性向は平均的な修正純利益の40%以上
- [18]KPIは内部成長で達成を企図し、M&Aはリスク分散のため良い案件があれば行うもので計画に織り込まない
- [25]良質な大型M&Aの機会に恵まれれば、更なる成長あるいは目標達成までの時間軸の短縮が可能
- 東京海上ホールディングス 2020年度決算電話会議 質疑応答要旨(2021年5月20日)
- [19]1,000億円の枠を事業投資との合算で「必ず使う金額」として年初に示し、資本水準調整は年間を通じて機動的に実行
- [20]ESRがターゲット上限の140%を超えた場合には事業投資や株主還元等のアクションを必ず実行
- [24]ボルトオン・中小規模の投資は$数十〜100M程度が中心、数年に一度$200〜300M程度を想定
- 東京海上ホールディングス 2021年度決算電話会議 質疑応答要旨(2022年5月20日)
- [21]2021年度は買収基準やマーケットのバリュエーション等を勘案した結果、大型のM&Aを実行しなかった
- [22]M&Aは目的ではなく手段で、厳格な買収基準を満たす案件が無い中ではむやみに買収しない
- [23]M&Aの目的はリスク分散で、厳格な買収基準を設けカルチャーフィット等の原則を満たし高いリターンを上げられる案件のみを厳選
- 東京海上ホールディングス 2023年度第2四半期決算電話会議 質疑応答要旨(2023年11月17日)
- [26]企業向け火災保険等で保険料調整行為(保険料調整事案)が判明
- [27]複数の外部弁護士を起用した特別調査委員会の調査が継続中で、本件を理由とした業績見直しは行っていない
- [28]2023年12月26日付で金融庁が東京海上日動に業務改善命令を発令
- 東京海上ホールディングス コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年5月30日)/同「当社子会社の業務改善計画の進捗および改善状況について(その2)」(2024年9月13日)
- [29]東京海上日動は保険料調整行為等による業務改善命令を受け2024年2月に業務改善計画書を提出。2024年8月末時点の進捗を9月13日に金融庁へ提出
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
- [30]2024年11月1日 不当な取引制限の禁止に違反したとして公正取引委員会が排除措置命令および課徴金納付命令
2024年〜政策保有株式ゼロの方針と、純利益1兆552億円と小池昌洋社長
業務改善命令を受けた東京海上ホールディングスは、競争を適正に行える環境づくりの一環として、政策保有株式の残高を2029年度末でなくす方針を、命令から5カ月後の2024年5月に決めた。売却はそれ以前から進み、2002年度以降の累計は2.7兆円に達し、国内の政策株の簿価は2002年3月末の28%まで縮んでいた。それでも手元には約3.5兆円が残っており、全部を手放せばリスク量は1兆円強減る見込みだった。保有株を純投資に区分し直して持ち続ける選択肢も否定し、『現在保有している政策株式について、安易な「ラベル替え」を行うつもりは全く無い』とした。20年余りで7割を減らした保有を残り6年で閉じる決定は、保険の値付けを株の持ち合いから切り離す意思表示と読める。
- 東京海上ホールディングス コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年5月30日)
- [31]業務改善命令を受け、適正な競争実施のための環境整備に向けた取組みの一環としてゼロ化を決めた
- [32]2029年度末までに政策投資として保有している株式(非上場株式・資本業務提携による出資等を除く)の残高をゼロにする。3年間で残高を半減
- [33]2002年度以降の累計売却額2.7兆円(売却時価)、国内政策投資株式の2024年3月末簿価は2002年3月末対比28%
- 東京海上ホールディングス 2023年度決算電話会議 質疑応答要旨(2024年5月20日)
- [34]保有する政策株約3.5兆円を全て売却するとリスク量は1兆円強リリースされる
- [35]純投資として株式運用を行うことはあり得るが、現在保有する政策株式の安易な「ラベル替え」は行わない
政策株の売却は計画を上回り、2024年度は6,000億円の計画に期中の合意が加わって9,000億円を超えた。年初に5,470億円と見込んだ売却益が加わり、2025年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益は1兆552億円となった。売却益は一時のもので、政策株を除いても1株利益を年8%以上伸ばす計画を別に掲げていた。2026年のCFOメッセージは、削減が短期にはROEを押し下げると認めた。そのうえで、削減を進める理由を『政策株式に固定化されていた資本を、より高いRORが見込める主要事業へ再配分することが、中長期的なROE向上に不可欠』と記した。1兆円の利益は持ち合いを解く途中の副産物で、解いた資本の置き場所が次に問われるといえる。
- 東京海上ホールディングス 2024年度決算電話会議 質疑応答要旨(2025年5月20日)
- [36]2024年度は6,000億円の売却計画から始め、期中の追加合意で最終的な売却額は9,000億円超。2025年度計画は6,000億円
- 東京海上ホールディングス 2023年度決算電話会議 質疑応答要旨(2024年5月20日)
- [37]24年度は政策株の売却益として5,470億円を見込む
- [39]24-26年度の新中計は「除く政策株式」でもEPS Growth+8%以上を計画
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)
- [38]2025年3月期 親会社株主に帰属する当期純利益 10,552億円(連結・日本基準)
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2026 CFOメッセージ
- [40]政策株式の削減は短期的にはROEの引き下げ要因となる
- [41]固定化していた資本をRORの高い主要事業へ再配分することが中長期のROE向上に不可欠として削減を進める
2024年4月、東京海上ホールディングスは内部統制委員会を改め、グループ監査委員会を置いた。2025年3月には情報漏えい事案で、東京海上日動が2度目の業務改善命令を受けた。2025年6月、小宮氏は会長に移り、常務執行役員だった小池昌洋氏が社長に就任した。2026年6月には監査等委員会設置会社へ移り、グループ監査委員会の主な機能を監査等委員会に集めた。取締役17名のうち9名が社外で、取締役会の議長は会長が務める。議長を務める小宮氏は、移行について『これまでの体制に問題があったから移行したわけではありません。』とした。狙いには、執行へ大きく権限を委ね、取締役会が中長期の戦略の論議と監督に集中することを挙げた。
- 東京海上ホールディングス コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年5月30日)
- [42]保険料調整事案等の不祥事案を受け、2024年4月1日付で内部統制委員会を改組しグループ監査委員会を設置
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
- [43]2025年3月24日付 情報漏えい事案で東京海上日動が金融庁から二度目の業務改善命令、5月9日付で計画書提出
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第24期(2026年3月期)【役員の状況】
- [44]2025年6月 小宮暁が取締役会長、小池昌洋(2023年4月常務執行役員)が取締役社長に就任
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2026 取締役会議長メッセージ
- [45]2026年6月より監査等委員会設置会社へ移行し、従来のグループ監査委員会の主な機能を監査等委員会へ集約
- [47]監査等委員会設置会社への移行はこれまでの体制に問題があったからではなく、より良い論議を行うための進化とする
- [48]取締役会から執行に大幅な権限委譲を行い迅速な意思決定を加速し、取締役会は中長期戦略の策定と監督を担う
- 東京海上ホールディングス コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2026年6月25日)
- [46]取締役17名(うち社外9名、全員独立役員)。取締役会の議長は会長
参考文献[31]-[48]
- 東京海上ホールディングス コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年5月30日)
- [31]業務改善命令を受け、適正な競争実施のための環境整備に向けた取組みの一環としてゼロ化を決めた
- [32]2029年度末までに政策投資として保有している株式(非上場株式・資本業務提携による出資等を除く)の残高をゼロにする。3年間で残高を半減
- [33]2002年度以降の累計売却額2.7兆円(売却時価)、国内政策投資株式の2024年3月末簿価は2002年3月末対比28%
- [42]保険料調整事案等の不祥事案を受け、2024年4月1日付で内部統制委員会を改組しグループ監査委員会を設置
- 東京海上ホールディングス 2023年度決算電話会議 質疑応答要旨(2024年5月20日)
- [34]保有する政策株約3.5兆円を全て売却するとリスク量は1兆円強リリースされる
- [35]純投資として株式運用を行うことはあり得るが、現在保有する政策株式の安易な「ラベル替え」は行わない
- [37]24年度は政策株の売却益として5,470億円を見込む
- [39]24-26年度の新中計は「除く政策株式」でもEPS Growth+8%以上を計画
- 東京海上ホールディングス 2024年度決算電話会議 質疑応答要旨(2025年5月20日)
- [36]2024年度は6,000億円の売却計画から始め、期中の追加合意で最終的な売却額は9,000億円超。2025年度計画は6,000億円
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)
- [38]2025年3月期 親会社株主に帰属する当期純利益 10,552億円(連結・日本基準)
- [40]政策株式の削減は短期的にはROEの引き下げ要因となる
- [41]固定化していた資本をRORの高い主要事業へ再配分することが中長期のROE向上に不可欠として削減を進める
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
- [43]2025年3月24日付 情報漏えい事案で東京海上日動が金融庁から二度目の業務改善命令、5月9日付で計画書提出
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第24期(2026年3月期)【役員の状況】
- [44]2025年6月 小宮暁が取締役会長、小池昌洋(2023年4月常務執行役員)が取締役社長に就任
- [45]2026年6月より監査等委員会設置会社へ移行し、従来のグループ監査委員会の主な機能を監査等委員会へ集約
- [47]監査等委員会設置会社への移行はこれまでの体制に問題があったからではなく、より良い論議を行うための進化とする
- [48]取締役会から執行に大幅な権限委譲を行い迅速な意思決定を加速し、取締役会は中長期戦略の策定と監督を担う
- 東京海上ホールディングス コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2026年6月25日)
- [46]取締役17名(うち社外9名、全員独立役員)。取締役会の議長は会長
2019年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2019年03月期 | 連結 | 54,767 | n/a | 4,163 | 4,163 | 2,745 | 5.0% | n/a |
| 2020年03月期 | 連結 | 54,654 | ▲0.2% | 3,639 | 3,639 | 2,597 | 4.8% | n/a |
| 2021年03月期 | 連結 | 54,611 | ▲0.1% | 2,667 | 2,667 | 1,618 | 3.0% | n/a |
| 2022年03月期 | 連結 | 58,637 | +7.4% | 5,674 | 5,674 | 4,204 | 7.2% | n/a |
| 2023年03月期 | 連結 | 66,100 | +12.7% | 4,942 | 4,942 | 3,746 | 5.7% | n/a |
| 2024年03月期 | 連結 | 74,246 | +12.3% | 8,426 | 8,426 | 6,958 | 9.4% | n/a |
| 2025年03月期 | 連結 | 84,401 | +13.7% | 14,600 | 14,600 | 10,552 | 12.5% | n/a |
| 2026年03月期 | 連結 | 76,936 | ▲8.8% | 7,507 | n/a | 9,804 | 12.7% | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
20件
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第18期(2020年3月期)【役員の状況】
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第18期(2020年3月期)・第19期(2021年3月期)
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第23期(2025年3月期)
- 東京海上ホールディングス 有価証券報告書 第24期(2026年3月期)【役員の状況】
- 東京海上ホールディングス 2019年度決算電話会議 質疑応答要旨(2020年5月20日)
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2020 CEOメッセージ
- 東京海上ホールディングス 2020年度決算電話会議 質疑応答要旨(2021年5月20日)
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2021 CFOメッセージ
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2021 CEOメッセージ
- 東京海上ホールディングス 2021年度決算電話会議 質疑応答要旨(2022年5月20日)
- 東京海上ホールディングス 2023年度第2四半期決算電話会議 質疑応答要旨(2023年11月17日)
- 東京海上ホールディングス 2023年度決算電話会議 質疑応答要旨(2024年5月20日)
- 東京海上ホールディングス「当社子会社の業務改善計画の進捗および改善状況について(その2)」(2024年9月13日)
- 東京海上ホールディングス コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年5月30日)/同「当社子会社の業務改善計画の進捗および改善状況について(その2)」(2024年9月13日)
- 東京海上ホールディングス コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年5月30日)
- 東京海上ホールディングス 2024年度決算電話会議 質疑応答要旨(2025年5月20日)
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2026 CFOメッセージ
- 東京海上ホールディングス 統合レポート 2026 取締役会議長メッセージ
- 東京海上ホールディングス コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2026年6月25日)