決断
独立系のまま規模を拡大し、社内昇格の系列は21年で断たれた。1996年1月にブロニカから中判カメラの営業を譲り受け、1998年7月に同社を吸収合併して、レンズに閉じていた事業をカメラ本体まで広げた。2006年11月には東京証券取引所市場第一部へ上場する。経営は2002年就任の小野守男氏が約14年、2016年に副社長から昇格した鯵坂司郎氏が7年と、生え抜きの社内昇格で継がれた。2023年8月、経費の私的流用が発覚した鯵坂司郎社長が引責辞任し、光学開発出身の桜庭省吾副社長が昇格した。同年11月の特別調査委員会は歴代2社長による合計1.6億円超の経費の私的流用を認定し、会社は役員報酬の減額と前社長らへの損害賠償請求を決めた。現職と前任の社長が同時に名指しされたことが、信託銀行・警察庁・監査法人・弁護士の出身者を並べる社外取締役の構成へ組み替えさせた。
2023年8月 経費流用を受けた体制刷新
交際費の計上額2022 2023 役員室の交際費(百万円) 35.4 20.9 役員室を除く交際費(百万円) 4 2