決断
経営を担う人材を、社内ではなく社外から採り続けた。1971年、創業者の松本望氏は同族企業からの脱皮を掲げて外部の石塚庸三氏を社長に迎え、自らは相談役に下がる。外部スカウトで固めた混血経営では役員11名のうち生え抜きが創業者と息子ら数名にとどまり、部・課長級約160人でも生え抜きは10人足らずだった。1979年には自己資本比率74.0%・売上高営業利益率10.2%と業界一の収益力を達成する。この財務を背に、石塚庸三氏はビデオテープレコーダーへ向かう同業を横目に光学式ディスクへ絞り、1980年6月に家庭用レーザーディスクプレーヤーVP-1000を発表した。1982年4月の石塚庸三氏の客死後も創業家の松本誠也氏が同じ路線を引き継ぎ、外から来た経営者の決めた選択が次の10年を作った。
2018年9月 ベアリングPE傘下で再建
ベアリングPE傘下で再建カーナビOEMの巨額損失で資金繰りが行き詰まり、継続企業の前提に疑義がついた状況下で、独立を放棄してファンド傘下での資本増強と再建を選んだ判断同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ業績の推移2017 2018 2022 売上高(億円) 3,866 3,654 2,698 営業利益率(%) 1.1 0.3 − 2007年9月 シャープと資本提携
業績の推移2006 2007 2012 売上高(億円) 7,549 7,924 4,367 純利益率(%) -11.2 -0.8 0.8 2004年2月 NECのプラズマ事業買収
業績の推移2003 2004 2009 売上高(億円) 6,648 6,847 5,582 純利益率(%) 2.4 3.6 -23.4 1982年4月 石塚庸三氏の急逝と松本誠也氏への継承
業績の推移1981 1982 1984 売上高(億円) 2,687 2,244 2,473 経常利益率(%) 12.0 8.0 5.9 1980年6月 LDプレーヤーVP-1000発表
LDプレーヤーVP-1000発表VTR全盛の逆風下で、音響専業の強みを生かせる光学式ディスク(LD)に経営資源を集中し、映像メディアの新たな収益源を築こうとした技術先行の事業判断同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移1979 1980 1984 売上高(億円) 1,814 2,246 2,473 経常利益率(%) 12.5 12.8 5.9 1979年10月 外部人材で経営体制を刷新
業績の推移1978 1979 1984 売上高(億円) 1,674 1,814 2,473 経常利益率(%) 11.1 12.5 5.9