決断
郵便の縮小を埋める相手を、海外から国内へ探し直した。2015年2月に豪トール・ホールディングスを約6,200億円で完全子会社化したが、2年後の2017年3月期に4,003億円の減損損失を計上して民営化後初の赤字に転落し、豪州物流部門は2021年に約7億円で売却された。同じ2015年11月の日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命の3社同時上場は3社合計で約1兆4千億円を調達したが、市場へ示せる成長の説明は乏しいままだった。2018年12月には長年のがん保険の相手へアフラックの株式7%程度を約2,700億円で取得し、2024年3月に持分法適用が実現している。2025年4月には日本郵便がトナミホールディングスを926億円で子会社化し、10月にロジスティードホールディングスの経済持分19.9%を取得した。豪州の一件は、日本郵政が単独で海外の事業を運営する路線を終わらせ、以後は勝手を知る相手と国内の同業へ資本だけを入れる形に変えた。
2019年12月 かんぽ生命の不適切募集
個人保険の新契約件数とかんぽ生命保険の保有契約件数2019 2020 2025 新契約(個人保険)(万件) 171 64 79 保有契約(かんぽ生命保険)(万件) 1,809 1,716 1,278 2018年12月 米アフラックに7%出資
業績の推移2017 2018 2023 売上高(兆円) 13.3 12.9 11.1 経常利益率(%) 6.0 7.1 5.9 2015年2月 豪トールを買収
のれんと無形固定資産2015 2016 2021 のれん(億円) 0 4,144 24 のれん以外の無形固定資産(億円) 3,039 3,817 2,378 2015年 ゆうちょ・かんぽ同時上場
業績の推移2014 2015 2020 売上高(兆円) 15.2 14.3 12.0 経常利益率(%) 7.2 7.8 7.2 2003年4月 三事業一体での日本郵政公社発足
公社化の条件発足日 2003年4月1日 根拠法 郵政公社化関連4法 移管した事業 郵便・郵便貯金・簡易生命保険 承継元 郵政事業庁(総務省の外局)