決断
資本を厚く積む側ではなく、資本の効率を先に問うてきた銀行である。1997年12月、邦銀として初めて自己株式の取得と消却を実施し。翌1998年3月に30兆円の公的資金枠のもとで大手21行が資本注入を受ける、その直前にあたる。バブル期に株式と土地の投機へ深入りせず、ムーディーズからAa3の格付けを保っていたことが、自ら発行済株式数を減らす選択を許した。2003年3月にはTier1比率11.01%で全国首位に立っている。2005年6月に就任した中西勝則頭取は業務プロセス改革を12年かけて進めた。2024年9月には平均満期を6.4年とみなすコア預金の内部モデルを導入し、金利のある局面で預金をどこまで運用へ振り向けられるかを自ら決める余地を広げた。
2026年3月 名古屋銀行との経営統合で基本合意
名古屋銀行との経営統合で基本合意2022年から業務提携を続けてきた名古屋銀行を株式交換で完全子会社とし、静岡県から首都圏への展開に愛知県の顧客基盤を加えて、地方銀行トップクラスの規模と質を目指す経営統合の基本合意(本稿の時点で最終契約は未締結)同じ経営論点に直面した企業 | 経営統合・合併名古屋銀行の預金と預貸率2025 2026 名古屋銀行の預金(億円) 47,902 53,812 預貸率(%) 83.3 80.1 1997年12月 自己株式の取得消却
業績の推移1997 2002 売上高(億円) 2,930 2,246 経常利益率(%) 12.0 5.5