決断
危機の処理の仕方を、上場と創業家経営を残せるかどうかで選んできた。2006年1月の最高裁判決と同年12月の貸金業法改正で過払い金の返還が急増し、業界の貸付残高はピークの約12兆円から約3兆円へ縮んだ。アイフルは2009年9月に事業再生ADRを申請し、取引金融機関へ約2,800億円の返済猶予を求めて人員と店舗を半分近くまで削減した。会社更生なら上場廃止と経営権の喪失を、銀行傘下入りなら創業家経営の放棄を伴うため、私的整理だけが両方を残せる手段だった。同じ基準は世代交代にも及び、2020年6月に創業から53年目で長男の福田光秀氏へ社長を譲り、2025年5月には純粋持株会社への移行を決議している。
2026年 持株会社ムニノバへ移行
経常利益と経常利益率2025 2026 経常利益(百万円) 26,817 35,543 経常利益率(%) 14.2 16.6 2009年9月 事業再生ADRで存続
事業再生ADRで存続会社更生でもメガバンク傘下入りでもなく、上場を保つ私的整理として事業再生ADRを選び、人員と店舗を半分近くまで削って取引金融機関に約2,800億円の返済猶予を求めた再建同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ業績の推移2008 2009 2014 売上高(億円) 4,058 3,122 919 経常利益率(%) 7.9 2.8 27.0