- 創業
- 個人の創業者を持たない。母体は1962年3月にソニーが東京都品川区に設立した素材子会社のソニーケミカルで、1987年に東証二部へ上場した後、2000年にソニーの完全子会社へ戻った。2012年9月に日本政策投資銀行とユニゾン・キャピタル系のファンドが全株式を取得し、現在の法人が成立している。
- 登用
- 現法人が社長を置いたのは一ノ瀬隆氏と新家由久氏の2人だけで、型と呼べる反復はまだ現れていない。初代の一ノ瀬隆氏は1981年にソニーへ入り2006年に素材子会社へ移った親会社出身者で、2019年に継いだ新家由久氏はソニーケミカル入社から18年、49歳での内部昇格であった。
- 任期
- 長期政権と呼べる代はまだない。一ノ瀬隆氏の在任は2012年9月から2019年6月までの6年9か月で、退任時は会長にも顧問にも残らず取締役会を去っている。新家由久氏は2019年6月から7年目に入り、独立後で最も長い在任となった。交代の理由は世代交代と説明されている。
- 含意
- 取締役8名のうち社外は5名で、指名・報酬委員会の委員長も社外取締役である。ただし2019年に置かれた同委員会は諮問機関で、答申を受けて決めるのは社長が議長を務める取締役会である。社長は生え抜きだが、もう一つの代表取締役の席はカーブアウトを主導した日本政策投資銀行の出身者が続けて占めている。