2001年2010年2020年2024年
- 創業
- 1957年12月、合成ゴム製造事業特別措置法に基づく官民出資の国策会社として日本合成ゴムが設立された。個人の創業者を持たず、創業家出身の社長も一代も出ていない。1969年4月に根拠法が廃止されて純民間会社となり、翌1970年10月に東京・大阪両取引所の第二部へ上場した。
- 登用
- 名簿に残る4代はいずれも社内から昇っている。吉田淑則氏・小柴満信氏・川橋信夫氏は理工系の大学院を出て研究所や電子材料の事業部を歩んだ技術者である。エリックジョンソン氏だけは2001年に米国子会社へ主席副社長として中途で入り、北米とライフサイエンスを預かってから本体のトップに就いた。
- 任期
- 多角化を陣頭で指揮した朝倉竜夫氏は社長・会長を通算10年務め、1997年12月の社名変更まで電子材料への転換を貫いた。名簿では小柴満信氏の11年が最長で、半導体材料への集中投資の時期と重なる。直近3代は11年・3年・上場廃止までの1年で、事業の組み替えごとに交代したように見える。
- 含意
- 法律が作った会社であり、創業家の持株も創業家の社長も存在しなかった。後継は技術畑の内部昇格で決まり、2024年3月末の筆頭株主も信託口の13.27%にとどまる分散型だった。2024年4月に産業革新投資機構傘下の公開買付けが成立し、6月に上場を廃止して単一株主のもとへ移っている。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 吉田淑則 | 2001〜2009年 | 8年 | 退任 | 生え抜き | 取締役社長 | |
| 小柴満信 | 2009〜2020年 | 11年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | |
| 川橋信夫 | 2020〜2023年 | 3年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長兼COO兼CTO JSR代表取締役社長兼COO | 決断2021年エラストマー事業のENEOSへの譲渡と、半導体材料・ライフサイエンスへの集中 |
| エリックジョンソン | 2023〜2024年 | 1年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役CEO JSR代表取締役CEO兼社長 北米事業統括担当 | 決断2023年産業革新投資機構によるTOBの受け入れと、東証プライム市場からの上場廃止 |