KADOKAWAの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

一つの作品を、文庫と映画とアニメに載せ替えて何度も売ってきた。1975年10月に社長へ就任した角川春樹氏は、文庫にカラー表紙をつけ、横溝正史の復刊フェアで2カ月に250万部を売り上げた。翌1976年10月には東宝と提携して"犬神家の一族"を製作し、映画の公開に合わせて原作の文庫を書店へ積む方法を始める。宣伝費を出版と映画で分け合うこの手法は出版界に前例がなかった。1982年創刊の"週刊ザテレビジョン"は1990年代末に毎週130万部となり、雑誌が3つ目の商品になる。2013年3月には傘下の事業会社9社を吸収合併し、買収で並立していた出版社を一社へまとめた。作品を一度作れば売り先を増やせる方式が、出版社の商売を書店の外へ広げた。

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