{
  "title": "KADOKAWAの歴史概略",
  "sections": [
    {
      "start_year": 1945,
      "end_year": 1974,
      "main_title": "敗戦直後の焼け跡から国文学・辞典・文庫で出版の礎を築いた源義の時代",
      "subsections": [
        {
          "title": "焼け跡から国文学と辞典で身を起こした創業",
          "text": "角川書店は1945年11月、東京で創業した。国文学者の角川源義氏が、戦後まもない焼け野原のなかで出版による日本文化の再建を志し、国史・国文を中心とする出版社を興したものである。その出版は敗戦直後の読者に迎えられ、文芸出版社としての基礎を固めた。1949年には角川文庫を創刊し、古典と海外文学の普及を担う低価格の叢書として、教科書・辞典と並ぶ柱に育てた。のちに角川歴彦氏は自社の歩みを振り返り、この時期を角川書店の「文芸出版社の時代」と呼んでいる。国文学と辞典、文庫と教科書。売り物はいずれも堅い本であり、その堅さがこの時期の角川書店の顔だった。\n\n源義氏は出版人であると同時に、慶應義塾大学や国学院大学で教壇に立つ学者でもあった。国史・国文の学術書や辞典、教科書を手がける仕事は、角川書店に堅実な出版社としての信用を与えた。1976年の取材で角川書店が「教科書や辞典、学術書のイメージがあった。いわばおカタい本屋さん」と評されたのも、この源義氏の学者らしい仕事ぶりに由来する。辞書や事典の編纂は歳月と資本を要する事業であり、腰を据えた出版社にしか手がけられない仕事でもあった。堅い出版で築いたこの信用が、のちの娯楽路線への転換の元手になった。",
          "references": [],
          "factBasis": [
            [
              {
                "fact": "角川書店は1945年11月に東京で創業。創業者は角川源義",
                "source": "証券アナリストジャーナル 1999/1/20 別冊付録（角川歴彦 寄稿）",
                "url": null,
                "genbun": "角川書店は1945年11月、東京で創業した。"
              },
              {
                "fact": "角川源義は国文学者で、出版による日本文化の再建を志して創業",
                "source": "証券アナリストジャーナル 1999/1/20 別冊付録（角川歴彦 寄稿）",
                "url": null,
                "genbun": "国文学者の角川源義氏が、戦後まもない焼け野原のなかで出版による日本文化の再建を志し"
              },
              {
                "fact": "1949年に角川文庫を創刊",
                "source": "KADOKAWAグループ公式サイト 沿革",
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                "genbun": "1949年には角川文庫を創刊し"
              }
            ],
            [
              {
                "fact": "角川源義は事業家のかたわら慶應・国学院で教壇に立つ学者だった",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
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                "genbun": "慶應義塾大学や国学院大学で教壇に立つ学者でもあった"
              },
              {
                "fact": "角川書店は教科書・辞典・学術書中心の堅実な出版社という評価だった",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
                "url": null,
                "genbun": "角川書店が「教科書や辞典、学術書のイメージがあった。いわばおカタい本屋さん」と評された"
              }
            ]
          ]
        },
        {
          "title": "娯楽路線をめぐる父子の相克と実権の移行",
          "text": "大学でボクシングや剣道に熱中し、卒業後しばらくは昼は土工、夜はバーテンダーをしていたという次男の角川春樹氏は、学者肌の源義氏とことごとく対立した。父子の意見の隔たりは有名で、春樹氏は学生時代に4回も勘当されたと語っている。「まともに本を読んだことがない」と本人が振り返るほど、学者の父とは資質が異なっていた。それでも春樹氏は、父が築いた角川書店をいずれ自分になじませてやると考えていたという。堅い学術出版を守る父と、娯楽を売る出版を志す息子。角川書店の針路は、この父子の対立の間で揺れていた。\n\n対立を抱えながらも、源義氏は早くから実務を息子に託した。1967年ごろ、源義氏は「55歳になると人間進歩がなくなる」と言い、社長の肩書は残したまま、実質的な事業を息子の春樹氏に譲ったという。社長の椅子は学者の父に残し、日々の経営の采配は娯楽を志す息子が握るという分担である。源義氏が25歳の息子に渡したのは、赤字経営の立て直しという課題と、堅い出版社を作り替える自由だった。実権を得た春樹氏はまず赤字の立て直しに取り組み、そこから次々とヒット作を放っていく。文庫を軸に据えた事業の拡大は、この実権移行を境に始まった。",
          "references": [],
          "factBasis": [
            [
              {
                "fact": "角川春樹は大学でボクシング・空手・剣道に熱中し、卒業後は昼は土工・夜はバーテンをした",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
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                "genbun": "大学でボクシングや剣道に熱中し、卒業後しばらくは昼は土工、夜はバーテンダーをしていた"
              },
              {
                "fact": "父子の対立は有名で、春樹は学生時代に4回勘当された",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
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                "genbun": "春樹氏は学生時代に4回も勘当されたと語っている"
              }
            ],
            [
              {
                "fact": "1967年ごろ、源義は社長の肩書を残したまま実質的な事業を25歳の春樹に譲った",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
                "url": null,
                "genbun": "1967年ごろ、源義氏は「55歳になると人間進歩がなくなる」と言い、社長の肩書は残したまま、実質的な事業を息子の春樹氏に譲った"
              }
            ]
          ]
        }
      ]
    },
    {
      "start_year": 1975,
      "end_year": 1992,
      "main_title": "文庫にカラー表紙を掲げ書物を映画へ広げた角川春樹のメディアミックス",
      "subsections": [
        {
          "title": "堅い角川から「文庫と娯楽の角川」への変身",
          "text": "1975年10月に源義氏が没し、春樹氏が角川書店の社長に正式に就いた。春樹氏はまず文庫本にカラー表紙をつけるという、それまでのタブーを破った。文庫といえば岩波文庫のような地味な作りが常識だった時代に、色刷りの表紙で書店の平台の見え方を変えた。あわせて「本が読みたくて出かける旅だってあるんだ」といったイメージ広告を打ち、若者の感覚に直接訴えて本を買わせる手法を持ち込んだ。色刷りの表紙と大胆な広告という二つの仕掛けで、角川書店は堅い学術出版の老舗から、文庫と娯楽で読者を動かす出版社へ姿を変えた。\n\n春樹氏の商法は発行部数を押し上げた。文庫本の発行部数は1972年に2500万部、1975年に4500万部へと伸び、長くトップにあった新潮社を1974年に追いつき、1975年には6対4のシェアで追い抜いたと報じられている。1976年ごろには文庫が売上高の約7割を占める柱に育ち、「この5年間で売上高が約3倍、経常収益で約5倍の伸び」と春樹氏は語った。横溝正史の作品を文庫で復刊した「横溝正史カムバックフェア」は空前の横溝ブームを呼び、フェア期間の2カ月で250万部を売り上げた。文庫の角川という評判は、この部数とシェアの実績で定着した。",
          "references": [],
          "factBasis": [
            [
              {
                "fact": "1975年10月に源義が死去し、春樹が社長に就任",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
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                "genbun": "1975年10月に源義氏が没し、春樹氏が角川書店の社長に正式に就いた"
              },
              {
                "fact": "文庫本にカラー表紙をつけタブーを破り、若者向けのイメージ広告を導入",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
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                "genbun": "文庫本にカラー表紙をつけるという、それまでのタブーを破った"
              }
            ],
            [
              {
                "fact": "文庫本の発行部数は1972年2500万部、1975年4500万部。新潮社を1974年に追いつき1975年に6対4で追い抜いた",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
                "url": null,
                "genbun": "文庫本の発行部数は1972年に2500万部、1975年に4500万部へと伸び、長くトップにあった新潮社を1974年に追いつき、1975年には6対4のシェアで追い抜いた"
              },
              {
                "fact": "横溝正史カムバックフェアで空前の横溝ブーム、フェア2カ月で250万部",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
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                "genbun": "「横溝正史カムバックフェア」は空前の横溝ブームを呼び、フェア期間の2カ月で250万部を売り上げた"
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            ]
          ]
        },
        {
          "title": "角川映画とメディアミックスの確立",
          "text": "春樹氏はブームの勢いを映画に持ち込んだ。東宝と提携して横溝作品の一つ『犬神家の一族』を製作し、1976年10月の横溝フェアに合わせて公開した。狙いは、海外の翻訳物を手がけて映画との相乗効果で売れると分かった以上、手持ちの作品で勝負するという点にあった。米国のペーパーバック全盛を見た春樹氏は、日本にも必ず文庫の時代が来ると読み、角川文庫と角川映画を連動させる手法を始めた。小説を映画にし、映画が文庫を売る循環である。映画の公開に合わせて原作の文庫を書店に大量に積み、宣伝費を出版と映画で分け合うこの手法は、当時の出版界では前例のないものだった。\n\n角川歴彦氏は後年、この文庫と映画のメディアミックスが成功を収め、角川書店の経営基盤を飛躍的に広げたと述べている。小説の映画化、コミックのゲーム化といった、一つの作品を複数のメディアに載せ替えて売る方法は、以後の角川グループの常套手段になった。角川春樹氏を評した2022年の書評は、映画や音楽の公開・発表と書籍の発売を組み合わせる手法が、評価はともかく「角川文化」と呼ばれるものを生んだと記している。売るのは一冊の本ではなく、姿を変えて何度でも売れる作品である。角川書店はこの転換で、出版社の商売を書物の外へ広げた。",
          "references": [],
          "factBasis": [
            [
              {
                "fact": "東宝と提携し『犬神家の一族』を製作、1976年10月に公開して映画事業に参入",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
                "url": null,
                "genbun": "東宝と提携して横溝作品の一つ『犬神家の一族』を製作し、1976年10月の横溝フェアに合わせて公開した"
              },
              {
                "fact": "角川文庫と角川映画を連動させるメディアミックスを始めた",
                "source": "証券アナリストジャーナル 1999/1/20 別冊付録（角川歴彦 寄稿）",
                "url": null,
                "genbun": "角川文庫と角川映画を連動させる手法を始めた"
              }
            ],
            [
              {
                "fact": "文庫と映画のメディアミックスが成功し経営基盤を飛躍的に拡大した（角川歴彦の述懐）",
                "source": "証券アナリストジャーナル 1999/1/20 別冊付録（角川歴彦 寄稿）",
                "url": null,
                "genbun": "この文庫と映画のメディアミックスが成功を収め、角川書店の経営基盤を飛躍的に広げた"
              },
              {
                "fact": "メディアミックスの手法が「角川文化」と呼ばれるものを生んだ",
                "source": "週刊東洋経済 2022/1/29号 書評『最後の角川春樹』",
                "url": null,
                "genbun": "映画や音楽の公開・発表と書籍の発売を組み合わせる手法が、評価はともかく「角川文化」と呼ばれるものを生んだ"
              }
            ]
          ]
        },
        {
          "title": "雑誌を三つ目の柱に据えた春樹商法の絶頂",
          "text": "1982年、角川書店は『週刊ザテレビジョン』を創刊し、雑誌を三つ目の柱に据えた。着想は、30年前に春樹・歴彦兄弟の世代が米国で紹介されたTVガイドという情報誌にあった。『週刊ザテレビジョン』は1990年代末に毎週130万部を刊行し、全出版物のなかで最大部数の週刊誌に育った。その後もゲームソフト情報誌、アニメ情報誌、都市情報誌『東京ウォーカー』などを次々に成功させ、角川書店は「雑誌の時代」を築いていく。都市情報誌は東京だけでなく横浜や関西へと版を増やし、テレビ・ゲーム・アニメ・音楽と、余暇の分野ごとに情報誌を増やしていった。\n\n春樹氏は「文化は既成の権威にすぎない。革命を伴わない思想はない」と語り、出版界のタブーを破って読者を動かし続けた。無名の新人の作品を初版から異例の部数で刷り、映画・音楽と書籍を束ねて売る手法は、賛否を呼びながら1980年代の出版界を席巻した。俳人であり映画監督でもあった春樹氏の私生活も注目を集めたが、経営の実像は、書物を売るための仕掛けを次々に繰り出す型破りな編集者のそれだった。書物を売るためなら手段を選ばない商法は、良くも悪くも角川書店の名を世間に覚えさせた。ただし突出した個性に頼るこの経営は、次の世代への引き継ぎを難しくもした。",
          "references": [],
          "factBasis": [
            [
              {
                "fact": "1982年に『週刊ザテレビジョン』を創刊、雑誌の時代が始まった",
                "source": "証券アナリストジャーナル 1999/1/20 別冊付録（角川歴彦 寄稿）",
                "url": null,
                "genbun": "1982年、角川書店は『週刊ザテレビジョン』を創刊し"
              },
              {
                "fact": "『週刊ザテレビジョン』は毎週130万部を刊行し全出版物で最大部数の週刊誌になった",
                "source": "証券アナリストジャーナル 1999/1/20 別冊付録（角川歴彦 寄稿）",
                "url": null,
                "genbun": "『週刊ザテレビジョン』は1990年代末に毎週130万部を刊行し、全出版物のなかで最大部数の週刊誌に育った"
              }
            ],
            [
              {
                "fact": "春樹は「文化は既成の権威にすぎない。革命を伴わない思想はない」と語った",
                "source": "日経ビジネス 1976/7/5号「出版界に躍り出た“野性派経営者”角川春樹氏」",
                "url": null,
                "genbun": "春樹氏は「文化は既成の権威にすぎない。革命を伴わない思想はない」と語り"
              },
              {
                "fact": "春樹は父が創業した角川書店を継ぎ、1980年代に映画・音楽と書籍を組み合わせる手法で出版界で存在感を示した",
                "source": "週刊東洋経済 2022/1/29号 書評『最後の角川春樹』",
                "url": null,
                "genbun": "映画・音楽と書籍を束ねて売る手法は、賛否を呼びながら1980年代の出版界を席巻した"
              }
            ]
          ]
        }
      ]
    },
    {
      "start_year": 1993,
      "end_year": 2013,
      "main_title": "兄弟の相克を越え上場・持株会社化・デジタルへ進んだ歴彦の時代",
      "subsections": [
        {
          "title": "兄弟の路線対立と歴彦体制の始まり",
          "text": "1966年に早稲田大学を出て角川書店に入った歴彦氏は、編集部から営業局長、専務、副社長を歴任した。しかし兄・春樹社長との路線対立が深まり、1992年に角川書店を退社する。翌1993年2月、歴彦氏を推す側が出版社メディアワークスを設立し、歴彦氏はその社長に就いた。同じ年、春樹氏が麻薬取締法違反事件で逮捕され会社を追われると、歴彦氏は顧問として角川書店に復帰し、同年10月に社長に就任した。路線対立で退社した弟が、兄の逮捕を機に呼び戻され、社長の座に就く。角川書店の実権は、この形で兄から弟へと移った。\n\n社長に就いた歴彦氏は、1995年から角川映画を復活させ、『失楽園』『リング／らせん』などのヒットを送り出した。メディアミックスの祖を自任する歴彦氏は、兄が築いた文庫・映画・雑誌の資産を引き継ぎつつ、これを次代の技術と結びつける道を探り始める。1999年には、横溝作品をはじめとする自社の作品群を素材に、小説を映画やゲームへ移す「ソフトミックス」を、インターネットと融合させる「ネットミックス」へ進めたいと構想を語っている。兄が娯楽で広げた事業を、弟はインターネットへつなぎ替えようとしていた。のちのドワンゴとの統合につながる発想は、この構想にすでに出そろっている。",
          "references": [],
          "factBasis": [
            [
              {
                "fact": "歴彦は1966年角川書店入社、兄との路線対立で1992年退社、1993年2月メディアワークス社長、同年春樹逮捕後に角川書店へ復帰し10月社長就任",
                "source": "週刊東洋経済 1999/10/30号 人物略歴",
                "url": null,
                "genbun": "翌1993年2月、歴彦氏を推す側が出版社メディアワークスを設立し、歴彦氏はその社長に就いた。"
              },
              {
                "fact": "1993年に角川春樹が麻薬取締法違反事件で逮捕され会社を追われた",
                "source": "週刊東洋経済 2014/5/24号 核心リポート",
                "url": null,
                "genbun": "春樹氏が麻薬取締法違反事件で逮捕され会社を追われる"
              }
            ],
            [
              {
                "fact": "歴彦は1995年から角川映画を復活させ『失楽園』『リング／らせん』などのヒットを出した",
                "source": "週刊東洋経済 1999/10/30号 人物略歴",
                "url": null,
                "genbun": "1995年から角川映画を復活させ、『失楽園』『リング／らせん』などのヒットを送り出した"
              },
              {
                "fact": "歴彦は小説を映画・ゲームへ移す「ソフトミックス」をネットと融合させる「ネットミックス」を構想した",
                "source": "週刊東洋経済 1999/10/30号 対談「インターネット時代のメディアのゆくえ」",
                "url": null,
                "genbun": "「ソフトミックス」を、インターネットと融合させる「ネットミックス」へ進めたいと構想を語っている"
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            ]
          ]
        },
        {
          "title": "東証二部上場と「第四の業態」への探求",
          "text": "歴彦氏は自社の歩みを、文芸出版社、文庫と映画のメディアミックス、雑誌という三つの業態の変遷として整理した。そのうえで、「企業30年説」を引きながら、蓄積したコンテンツを多様なソフトへ送り出す第四の業態を探ると宣言した。1998年11月26日、角川書店は東京証券取引所第二部に上場した。本格的な出版社としては初の上場である。1998年3月期の売上高は前期比16.4%増の788億円で、3年後に売上高1000億円を達成する目標を掲げた。上場で得た資金と信用を、次の業態への投資に振り向ける構えだった。\n\n出版市場が1996年をピークに縮小を続けるなかで、角川グループは文庫を収益源として独り勝ちの様相を示した。2008年度は講談社が76億円、小学館が63億円の営業赤字に沈む一方、角川グループの営業利益は35億円から翌年度に50億円へ拡大が見込まれ、売上高でも3社の首位に立った。出版の粗利の6割近くを文庫が稼ぎ、その文庫の粗利の6割をライトノベルが上げた。佐藤辰男社長は、書籍を映像・雑誌・ゲーム・海外へ広げて相乗効果を生む展開を「角川の黄金パターン」と呼び、2003年発売の『涼宮ハルヒの憂鬱』はその代表例として累計580万部に達した。",
          "references": [],
          "factBasis": [
            [
              {
                "fact": "1998年11月26日、角川書店が東証二部に上場。本格的な出版社としては初の上場",
                "source": "証券アナリストジャーナル 1999/1/20 別冊付録（角川歴彦 寄稿）",
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                "genbun": "1998年11月26日、角川書店は東京証券取引所第二部に上場した。本格的な出版社としては初の上場"
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              {
                "fact": "1998年3月期の売上高は前期比16.4%増の788億円、3年後に売上高1000億円を目標とした",
                "source": "証券アナリストジャーナル 1999/1/20 別冊付録（角川歴彦 寄稿）",
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                "genbun": "1998年3月期の売上高は前期比16.4%増の788億円で、3年後に売上高1000億円を達成する目標を掲げた"
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            [
              {
                "fact": "2008年度は講談社76億円・小学館63億円の営業赤字、角川は営業利益35億円→翌年度50億円へ拡大が予想され売上高でも首位",
                "source": "週刊東洋経済 2009/9/19号「角川グループの才覚」",
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                "genbun": "2008年度は講談社が76億円、小学館が63億円の営業赤字に沈む一方、角川グループの営業利益は35億円から翌年度に50億円へ拡大が見込まれ、売上高でも3社の首位に立った"
              },
              {
                "fact": "佐藤辰男社長は書籍を多メディアに広げる展開を「角川の黄金パターン」と呼び、『涼宮ハルヒの憂鬱』文庫は累計580万部",
                "source": "週刊東洋経済 2009/9/19号「角川グループの才覚」",
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                "genbun": "「角川の黄金パターン」と呼び、2003年発売の『涼宮ハルヒの憂鬱』はその代表例として累計580万部に達した"
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          ]
        },
        {
          "title": "持株会社化と傘下出版社のグループ再編",
          "text": "多メディア化と並行して、歴彦氏は組織の形も作り替えた。2003年4月、角川書店は持株会社に移行して角川ホールディングスとなり、事業は新設の角川書店へ継いだ。2006年7月には連結経営を強める狙いで角川グループホールディングスへ商号を改めた。傘下の出版社の再編も進み、2008年にメディアワークスとアスキーが合併してアスキー・メディアワークスとなり、2011年にはゲームなどに強いメディアファクトリーをリクルートから取得して子会社化した。特色ある出版社が競い合いつつ、販売は一本化するという構えである。\n\nグループを束ねる持株会社の下に分かれていた事業会社を、今度は一つの会社にまとめ直す動きが続いた。2011年に角川映画を角川書店へ吸収し、2013年10月には角川書店、アスキー・メディアワークス、メディアファクトリーなど事業会社9社を吸収合併して、社名をKADOKAWAとした。歴彦氏はこのころ、クラウド・コンピューティングによって2014年にコンテンツの大統合時代が来ると見て、ユーチューブとの提携やクールジャパンの発信に力を入れていた。この矢継ぎ早の再編を、後継体制づくりへの焦りの表れと見る声は、当の社内にもあった。",
          "references": [],
          "factBasis": [
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              {
                "fact": "2003年4月に持株会社へ移行し角川ホールディングスに、2006年7月に角川グループホールディングスへ改称",
                "source": "KADOKAWAグループ公式サイト 沿革",
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                "genbun": "2003年4月、角川書店は持株会社に移行して角川ホールディングスとなり、事業は新設の角川書店へ継いだ。2006年7月には連結経営を強める狙いで角川グループホールディングスへ商号を改めた。"
              },
              {
                "fact": "2008年にメディアワークスとアスキーが合併しアスキー・メディアワークスに、2011年にメディアファクトリーをリクルートから取得し子会社化",
                "source": "KADOKAWAグループ公式サイト 沿革／ITmedia 2011/10/12「角川、メディアファクトリーを子会社化」",
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                "genbun": "2008年にメディアワークスとアスキーが合併してアスキー・メディアワークスとなり、2011年にはゲームなどに強いメディアファクトリーをリクルートから取得して子会社化した"
              }
            ],
            [
              {
                "fact": "2011年に角川映画を角川書店が吸収、2013年10月に事業会社9社を吸収合併し社名をKADOKAWAとした",
                "source": "週刊東洋経済 2015/1/31号 核心リポート",
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                "genbun": "2011年に角川映画を角川書店へ吸収し、2013年10月には角川書店、アスキー・メディアワークス、メディアファクトリーなど事業会社9社を吸収合併して、社名をKADOKAWAとした"
              },
              {
                "fact": "歴彦はクラウドにより2014年にコンテンツ大統合時代が来ると予見しクールジャパンを発信した",
                "source": "週刊東洋経済 2010/4/10号「クラウド時代と〈クール革命〉」",
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                "genbun": "クラウド・コンピューティングによって2014年にコンテンツの大統合時代が来ると見て、ユーチューブとの提携やクールジャパンの発信に力を入れていた"
              }
            ]
          ]
        }
      ]
    },
    {
      "start_year": 2014,
      "end_year": 2026,
      "main_title": "ドワンゴとの世紀の統合からIP企業とサイバー危機の時代へ",
      "subsections": [
        {
          "title": "「世紀の統合」とその漂流のはじまり",
          "text": "2014年5月14日、角川グループホールディングス（当時はKADOKAWA）は動画配信のドワンゴとの経営統合を発表した。同年10月1日、共同持株会社KADOKAWA・DWANGOが設立され、東京証券取引所第一部に上場した。統合比率はドワンゴ51対KADOKAWA49で、直近売上高がKADOKAWA1511億円に対しドワンゴ359億円と4倍の開きがあったにもかかわらず、規模の小さいドワンゴが上に立った。歴彦氏の狙いは、世界に類のないコンテンツプラットフォームの確立と、ドワンゴ会長の川上量生氏という後継者を得ることにあった。\n\n統合の内実は融合よりも不協和が目立った。2015年1月、KADOKAWAは正社員の約1割にあたる約300人の希望退職を募り、まず人減らしで出版側のスリム化を先行させた。同年10月には商号をカドカワへ改めた。統合初年度にあたる2015年3月期（6カ月の変則決算）は売上高1006億円、営業利益14億円だったが、純利益は負ののれん益に支えられて141億円に達した。1945年の創業以来続いた「角川書店」の名は、この統合で組織名から消えた。批評家からは「5年後には離婚しているか、二つそろって沈没している」との辛辣な予想も投げかけられた。",
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            [
              {
                "fact": "2014年5月14日に統合発表、10月1日にKADOKAWA・DWANGO設立・東証一部上場",
                "source": "KADOKAWA 有価証券報告書【沿革】／週刊東洋経済 2014/5/24号",
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                "genbun": "2014年5月14日、角川グループホールディングス（当時はKADOKAWA）は動画配信のドワンゴとの経営統合を発表した。同年10月1日、共同持株会社KADOKAWA・DWANGOが設立され、東京証券取引所第一部に上場した"
              },
              {
                "fact": "統合比率はドワンゴ51対KADOKAWA49、直近売上高はKADOKAWA1511億円・ドワンゴ359億円で4倍の開き",
                "source": "週刊東洋経済 2014/10/11号「期待と不安の新旧融合」",
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                "genbun": "統合比率はドワンゴ51対KADOKAWA49で、直近売上高がKADOKAWA1511億円に対しドワンゴ359億円と4倍の開きがあった"
              }
            ],
            [
              {
                "fact": "2015年1月に正社員の約1割・約300人の希望退職を募集、同年10月に商号をカドカワへ変更",
                "source": "KADOKAWA 有価証券報告書【沿革】／週刊東洋経済 2015/1/31号",
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                "genbun": "2015年1月、KADOKAWAは正社員の約1割にあたる約300人の希望退職を募り、まず人減らしで出版側のスリム化を先行させた。同年10月には商号をカドカワへ改めた。"
              },
              {
                "fact": "2015年3月期（変則6カ月）は売上高1006億円・営業利益14億円・純利益141億円（負ののれん益を含む）",
                "source": "週刊東洋経済 2015/5/30号「漂流する世紀の統合」",
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                "genbun": "2015年3月期（6カ月の変則決算）は売上高1006億円、営業利益14億円だったが、純利益は負ののれん益に支えられて141億円に達した"
              },
              {
                "fact": "1945年創業以来の「角川書店」の名称が統合で組織名から消えた",
                "source": "週刊東洋経済 2015/5/30号「漂流する世紀の統合」",
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                "genbun": "1945年の創業以来続いた「角川書店」の名は、この統合で組織名から消えた"
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            ]
          ]
        },
        {
          "title": "KADOKAWAへの再収斂とIP最大化モデル",
          "text": "漂流と評された統合は、事業会社の再収斂で立て直しに向かった。2019年7月、共同持株会社は連結子会社KADOKAWAの事業を吸収し、自らの商号をKADOKAWAへ改めた。持株会社と事業会社が一つの法人にまとまり、社名もカドカワからKADOKAWAへ戻った。2020年8月には埼玉県所沢市に「ところざわサクラタウン」を開いた。隈研吾氏の設計による角川武蔵野ミュージアムを中核に、書店・オフィス・ホテル・神社を集め、日本のポップカルチャーを発信する拠点とした。ドワンゴが2016年に開いた通信制のN高等学校も、教育事業として根づいた。\n\nKADOKAWAは、出版で大量の知的財産を生み、それを自社のアニメ・ゲーム・グッズへ載せ替えて収益を最大化する垂直統合の型を磨いた。2024年3月期に出版事業で生んだ新規IPは約6000点、蓄積したアーカイブは13万点に上る。『Re:ゼロから始める異世界生活』のように書籍化前からアニメ展開までを見通して設計した作品が生まれ、ゲーム子会社フロム・ソフトウェアの『ELDEN RING』は世界的なヒットとなった。出版とアニメのライセンス収入は400億円に迫り、2023年3月期の売上高は2554億円、営業利益は259億円と、統合後の最高水準に達した。",
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              {
                "fact": "2019年7月に子会社KADOKAWAの事業を吸収し商号をKADOKAWAへ変更、2020年8月にところざわサクラタウンを開業",
                "source": "KADOKAWA 有価証券報告書【沿革】／週刊東洋経済 2020/9/19号",
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                "genbun": "2019年7月、共同持株会社は連結子会社KADOKAWAの事業を吸収し、自らの商号をKADOKAWAへ改めた。"
              },
              {
                "fact": "ドワンゴは2016年に通信制のN高等学校を開校した",
                "source": "週刊東洋経済 2016/10/15号 川上量生インタビュー",
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                "genbun": "ドワンゴが2016年に開いた通信制のN高等学校"
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            ],
            [
              {
                "fact": "2024年3月期の新規IPは約6000点、アーカイブは13万点、出版・アニメのライセンス収入は400億円に迫る",
                "source": "週刊東洋経済 2024/7/13号「IP価値最大化モデルの止まらぬ進化」",
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                "genbun": "2024年3月期に出版事業で生んだ新規IPは約6000点、蓄積したアーカイブは13万点に上る。"
              },
              {
                "fact": "子会社フロム・ソフトウェアの『ELDEN RING』が世界的にヒットした",
                "source": "週刊東洋経済 2024/7/13号「IP価値最大化モデルの止まらぬ進化」",
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                "genbun": "ゲーム子会社フロム・ソフトウェアの『ELDEN RING』は世界的なヒットとなった"
              }
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          ]
        },
        {
          "title": "サイバー攻撃とソニーとの資本業務提携",
          "text": "好調のさなか、2024年6月8日にニコニコ動画などを標的とするサイバー攻撃が発覚し、ランサムウェアによる大規模なシステム障害と情報漏洩へ発展した。攻撃したのはロシア系とされる犯行グループBlackSuitで、約1.5テラバイトの社内データが盗まれ、N高の生徒やドワンゴ従業員を含む個人情報が流出した。KADOKAWAはサイバー攻撃に関わる特別損失36億円を2025年3月期に計上し、同期の純利益は前期の114億円から74億円へ落ち込んだ。加えて2022年9月には、歴彦氏が東京五輪のスポンサー選定をめぐる汚職事件で逮捕され、226日間の勾留を経験するという痛手も重なっていた。\n\n危機のなかで、KADOKAWAはソニーグループとの提携に将来を託した。両社は2024年12月に資本業務提携で合意し、2025年1月にソニーが第三者割当で約500億円を出資して、議決権ベースで約10%を握る筆頭株主となった。当初は完全子会社化とも報じられたが、着地は買収ではなく提携である。ソニーのゲームやアニメ配信網とKADOKAWAのIPを結び、実写・アニメの共同制作やグローバル流通の拡大をめざす。角川書店が文庫と映画で始めた、作品を器から器へ移す商売は、相手をソニーに、市場を世界に変えて続いている。",
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                "source": "日本経済新聞ほか 2024年報道（2024年KADOKAWA・ニコニコ動画へのサイバー攻撃）",
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                "genbun": "2024年6月8日にニコニコ動画などを標的とするサイバー攻撃が発覚し、ランサムウェアによる大規模なシステム障害と情報漏洩へ発展した。攻撃したのはロシア系とされる犯行グループBlackSuitで、約1.5テラバイトの社内データが盗まれ、N高の生徒やドワンゴ従業員を含む個人情報が流出した。"
              },
              {
                "fact": "サイバー攻撃関連の特別損失36億円を2025年3月期に計上、同期純利益は114億円から74億円へ減少",
                "source": "KADOKAWA 適時開示 2024/8（サイバー攻撃関連の特別損益計上）",
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                "genbun": "KADOKAWAはサイバー攻撃に関わる特別損失36億円を2025年3月期に計上し、同期の純利益は前期の114億円から74億円へ落ち込んだ"
              },
              {
                "fact": "2022年9月に角川歴彦が東京五輪スポンサー選定をめぐる汚職事件で逮捕され226日勾留された",
                "source": "週刊東洋経済 2024/8/31号 角川歴彦インタビュー",
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                "genbun": "2022年9月には、歴彦氏が東京五輪のスポンサー選定をめぐる汚職事件で逮捕され、226日間の勾留を経験する"
              }
            ],
            [
              {
                "fact": "2024年12月にソニーグループと資本業務提携で合意、2025年1月にソニーが約500億円を出資し議決権約10%の筆頭株主になった",
                "source": "日本経済新聞 2024/12/19「KADOKAWA、ソニーグループが筆頭株主に」",
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                "genbun": "両社は2024年12月に資本業務提携で合意し、2025年1月にソニーが第三者割当で約500億円を出資して、議決権ベースで約10%を握る筆頭株主となった"
              },
              {
                "fact": "提携は完全子会社化ではなく資本業務提携で、IPのグローバル最大化・共同制作・流通拡大をめざす",
                "source": "KADOKAWA・ソニーグループ 共同リリース 2024/12/19",
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                "genbun": "当初は完全子会社化とも報じられたが、着地は買収ではなく提携である。ソニーのゲームやアニメ配信網とKADOKAWAのIPを結び、実写・アニメの共同制作やグローバル流通の拡大をめざす"
              }
            ]
          ]
        }
      ]
    }
  ],
  "summary": {
    "title": "サマリー",
    "text": "### 創業\n\n1945年11月、敗戦直後の東京で、国文学者の角川源義氏が出版による日本文化の再建を志して角川書店を創業した。国史・国文の学術書や辞典・教科書という、歳月と資本を要する堅い出版に徹し、後年「おカタい本屋さん」と呼ばれる信用を築いた。1949年創刊の角川文庫は、古典と海外文学を安く届ける叢書として焼け跡の読者の文化的な渇望に応え、教科書・辞典と並ぶもう一つの柱に育った。この文庫と、編纂の仕事が築いた信用が、のちに角川春樹氏が映画連動のメディアミックスへ事業を転換する際の元手となった。",
    "sections": [
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        "label": "創業",
        "body": "1945年11月、敗戦直後の東京で、国文学者の角川源義氏が出版による日本文化の再建を志して角川書店を創業した。国史・国文の学術書や辞典・教科書という、歳月と資本を要する堅い出版に徹し、後年「おカタい本屋さん」と呼ばれる信用を築いた。1949年創刊の角川文庫は、古典と海外文学を安く届ける叢書として焼け跡の読者の文化的な渇望に応え、教科書・辞典と並ぶもう一つの柱に育った。この文庫と、編纂の仕事が築いた信用が、のちに角川春樹氏が映画連動のメディアミックスへ事業を転換する際の元手となった。",
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            "label": "独立系・個人創業",
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