- 創業
- 1945年11月、国文学者の角川源義氏が東京で角川書店を興し、1975年に没するまで30年にわたり社長を務めた。次男の角川春樹氏、三男の角川歴彦氏が代を継ぎ、創業家の社長は角川歴彦氏が2008年に会長へ退いたところで途切れている。角川家が創業から63年トップを占めた会社である。
- 登用
- 2014年10月のドワンゴとの経営統合以降の社長は、角川側の佐藤辰男氏、ドワンゴ創業者の川上量生氏、角川側の松原眞樹氏、ドワンゴ社長を務めた夏野剛氏の4人で、出版側と配信側から交互に出ている。生え抜きだけで回す会社ではなく、外から来た経営者が2代を占める。
- 任期
- 角川源義氏の30年、角川春樹氏の18年に対し、統合後の4代はいずれも5年以下にとどまる。直近3代は川上量生氏が3年8か月、松原眞樹氏が2年4か月、夏野剛氏が2021年6月から5年である。2022年10月には東京五輪の汚職事件で角川歴彦氏と松原眞樹氏が会長・副会長を同時に辞した。
- 含意
- 汚職事件後の検証を経て、2023年6月に指名委員会等設置会社へ移った。取締役12名のうち社外は7名で、社外取締役が委員長を務める指名委員会がCEOの後継計画まで所管する。2026年6月には大株主が夏野剛氏の解任を株主提案して否決された。トップ人事に外から手が届く会社である。
歴代社長1998年上場201020202026年
1998〜2013年は在任者を資料で追えず、帯を空けている(有価証券報告書の遡れる範囲の外)。
※ 退任年を資料で確認できていない代。期間は次の代が就任した年(最終代は上場廃止年)までで、実際の在任はこれより短いことがある。
夏野剛
なつの たけし
就任前の売上 2,099億円
直近の売上 2,829億円
松原眞樹
まつばら まさき
就任前の売上 2,068億円
退任時の売上 2,099億円
川上量生
かわかみ のぶお
就任前の売上 1,006億円
退任時の売上 2,068億円
佐藤辰男
さとう たつお
就任前の売上 —
退任時の売上 —
※ 退任年を資料で確認できていない代。期間は次の代が就任した年(最終代は上場廃止年)までで、実際の在任はこれより短いことがある。