決断
二期連続の赤字を、事業ではなく指標の入れ替えで抜けた。2009年3月期に純損失85億円、2010年3月期も25億円の損失を計上し、自己資本比率は26.6%、DEレシオは1.5倍まで痛んだ。2011年5月には富通集団への第三者割当増資を決め、中国の富通集団から約60億円を受け入れて筆頭株主が交代する。2018年6月に研究職出身の長谷川隆代氏が第15代社長へ就任し、翌2019年にROICを全事業の指標に据えて汎用電線の販売を古河電工との合弁へ移管した。25社あった子会社を統合し、仙台の銅電線生産を茨城へ移管して在庫と物流費を圧縮した。黒字であればよいという利益の許し方を改めたことが、6年で営業利益が倍増した要因である。
2023年 商号をSWCCに変更
業績の推移2022 2023 2026 売上高(億円) 1,992 2,091 2,777 営業利益率(%) 5.0 5.0 9.8 2019年4月 古河電工と汎用電線統合
古河電工と汎用電線統合四度の最終赤字と自己資本比率26.6%という財務体質を前に、利益の絶対額ではなく投下資本に対する見返りで事業を測り直し、資本コストを下回る事業を整理した構造改革同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ業績の推移2018 2019 2024 売上高(億円) 1,682 1,772 2,139 営業利益率(%) 3.7 3.7 6.0 2011年5月 中国・富通集団と資本提携
中国・富通集団と資本提携リーマン・ショック後の二期連続赤字で痛んだ財務を、富通集団への第三者割当増資による約60億円の資本受け入れで下支えし、あわせて中国での合弁事業を通じて海外事業の拡大を図った提携業績の推移2010 2011 2016 売上高(億円) 1,414 1,655 1,697 営業利益率(%) -0.1 1.5 0.5