花王の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

川上の原料と川下の店頭を自社で押さえ、そのあいだで製品を入れ替えてきた会社である。1935年に製造部門を大日本油脂として分離し、1940年に原料側の日本有機を設立したうえで、1954年までの合併で三社を一つの法人へ戻した。この一貫生産を背に合成洗剤ワンダフルを発売し、1965年に石鹸と洗剤が再販指定品目となると、花王製品だけを扱う販社を地区ごとに設けた。1978年3月期からは3年で1,200億円の設備投資を決定し、生理用品ロリエ、化粧品ソフィーナ、紙おむつメリーズを送り出した。反対に原料も店頭も持てない事業は残さず、1999年3月期末までに800億円まで育てた情報事業から全面撤退した。

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