JTの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

縮む国内で稼いだ現金を、伸びる海外の規模へ振り向け続けてきた会社である。成人男性の喫煙率が1993年に60%を割り国内の頭打ちが見えると、1999年に米RJRナビスコの米国外たばこ事業を77億9,000万ドルで買収し、海外の販売本数を約10倍へ広げた。その一方で国内では、好業績のさなかの2003年に4,000人の希望退職と工場閉鎖に踏み切り、稼げるうちに固定費を軽くして次の投資余力を作った。2007年には取得原価約1兆7,200億円で英ギャラハーを買収し、欧州とロシアの収益源を加えた。国内の固定費を削減して海外を買う順序は現在も変わらず、2024年には米国4位のベクター・グループを約3,780億円で取得している。

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