決断
同じレンズの技術を、需要が消えるたびに別の顧客産業へ差し向けてきた。1945年に軍需を失うと大井工場を除く19工場を閉鎖して約2万名を整理し、1,724名の態勢で高級カメラの量産へ転じた。1976年発足の超LSI技術研究組合に参画し、ルーリングエンジンなど傍流の精密光学を扱ってきた特機部門の吉田庄一郎氏らが1980年に初号機NSR-1010Gを完成、翌年からNEC・東芝への納入が始まる。1983年には露光装置で世界シェア首位に立ち、FY1984の半導体関連機器の売上高は567億円へ拡大した。三度の転用を続けられたのは、光学ガラスの溶融から研磨までを社内に残したためである。
2025年7月 DSP-100の受注開始
精機事業の売上収益と利益率2025 2026 売上収益(億円) 2,020 1,673 セグメント利益率(%) 0.8 -2.7 2016年11月 希望退職者の募集
希望退職者の募集半導体露光装置と映像の二本柱が同時に不振に陥ったニコンが、外部登用の岡昌志氏の主導で1,143人の希望退職を含む全社構造改革を断行し、半導体装置の黒字化と映像の選択と集中で短期に採算を戻したが、縮小均衡にとどまり次の成長事業が残った構造改革同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ映像事業の売上収益と利益率2016 2017 2022 売上収益(億円) 5,205 3,830 1,782 セグメント利益率(%) 8.8 4.5 10.7 2016年6月 監査等委員会設置会社への移行
移行の経緯と体制移行日 2016年6月29日 移行前の機関 監査役会設置会社 移行の理由 取締役会による実効性の高い監督 掲げた目的 経営の効率化・透明性の向上と監督機能の強化 1984年 ステッパーへの参入
ステッパーへの参入カメラ専業の成熟と多角化の遅れを背景に、精密光学の技術を半導体露光装置へ転用して参入し、量産拠点の新設まで進めてカメラと並ぶ第二の柱を確立した経営判断同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移1983 1984 1985 売上高(億円) 1,352 1,435 1,877 経常利益率(%) 3.7 3.7 7.0