決断
一点を深く掘る手だけで来た会社が、2020年に買収へ切り替えた。1971年に毎分40万回転のタービンへ絞ったあと、1982年6月に歯科用の高速回転技術を工業用の切削・研磨機器へ応用し、歯科という単一市場への依存を歯科と工業の二分野へ広げている。1984年7月には米国イリノイ州にNSK-AMERICA CORP.を設立し、代理店に委ねず現地法人が売って保守まで担う形を国外へ移した。1996年1月には社名を変更して販売代理店を吸収合併し、開発・製造・販売を自社で一体に握る。部品の内製率は80〜85%に達し、精密加工の専用機械まで自社で製作した。2020年10月以降は米DCIインターナショナルなど海外企業を相次いで子会社化し、自力開発では届かない速さの成長を得た代わりに、鹿沼で積み上げた採算とは別の収益構造を連結へ取り込んだ。
2020年10月 米DCI社の子会社化
のれんと無形固定資産2019 2020 2025 のれん(百万円) 200 161 5,391 のれん以外の無形固定資産(百万円) 766 944 15,885 1996年1月 エヌエスケーナカニシの吸収合併
1982年6月 工業用切削機器へ参入