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トレックス・セミコンダクターの歴史

アナログ電源ICのファブレス企業。顧客のチップニーズに合わせて小型化・省電力を実現する回路設計に特色

主な損失事案

○顧客・社員・株主に対するネガティブな事案
1992年12月
親会社のシンコー電器が会社更生法を適用申請(倒産)
-170億円
倒産時点の負債総額
トレックス・セミコンダクターの長期業績
1996〜2022

■ 売上高: 億円※

■単体 | ■連結

■ 売上高_当期純利益率: %※

※連単は売上に同じ
Ref: , etc..Get From API
※年毎に科目・連単・会計基準・期間が違う場合あり。参考値
1989 10月
*1
(1代目)トレックスセミコンダクターを設立
会社設立

シンコー電器(現・フェニテック・セミコンダクター)の販売部門を子会社「トレックスセミコンダクター」として設立された。大手半導体メーカーが参入していなかったアナログ電源ICに着眼し、製品の設計開発を開始した。

1992
*2
カセットテープ向けICで採用

携帯型カレットプレーヤーにて、アナログIC「XC61AN」が採用。以降、民生品のバッテリーの省力化に貢献するアナログICという付加価値を追求した。

1992 12月
*3
親会社のシンコー電器が会社更生法を適用申請(倒産)
▲170
億円
倒産時点の負債総額

トレックスセミコンダクターの親会社のシンコー電器(岡山県井原市本社・半導体製造)は、半導体市況の悪化により販売不振に陥った。この結果、資本金14.5億円に対して負債総額170億円で倒産。会社更生法の適用を申請

Performance
1989〜1994
半導体メーカーの子会社として設立。いち早くアナログ電源ICに着目するが親会社が倒産。1代目トレックスは会社解散へ

■ この間の売上は不明です※

■単体 | ■連結

■ この間の利益率は不明です※

※連単は売上に同じ
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※年毎に科目・連単・会計基準・期間が違う場合あり。参考値
1995 03月
*4
経営不振により特別清算を経て会社解散

旧トレックス・セミコンダクターはアナログICの販売が半導体不況によって売上が低迷。開発が計画通りに進捗しなかったこともあり、経営が行き詰まった。そこで、1代目のトレックスセミコンダクターを特別清算により解散した。電源ICの事業資産を2代目のとレックスセミコンダクターに譲渡した上で会社倒産となった。

1995 03月
*5
(2代目)トレックス・セミコンダクターを設立
会社設立

1995年に2代目となるトレックス・セミコンダクターを設立。親会社はフェニテックセミコンダクター。アナログ電源ICの開発事業で経営再建を目指す

1996 11月
*6
シンガポールに現地生産子会社を設立
会社設立
2000 09月
*7
TOREX USA Corp. を設立
会社設立
2003 05月
*8
上海事務所を新設
2004
*9
藤阪知之氏が代表取締役社長に就任
2005 12月
*10
台湾事務所を新設
2009 11月
*11
VIETNAM SEIBI SEMICONDUCTOR CO., LTDを子会社化

アナログICの競争が激化する中で、小型化の付加価値を追求。ベトナム工場での量産を目論んだ

Performance
1995〜2013
2代目トレックス・セミコンダクターが資産継承して経営再建。携帯電話などの民生品向けアナログICで業容を拡大

■ 売上高: 億円※

■単体 | ■連結

■ 売上高_当期純利益率: %※

※連単は売上に同じ
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※年毎に科目・連単・会計基準・期間が違う場合あり。参考値
2014 04月
*12
JASDAQに株式上場
株式上場
2015 10月
*13
芝宮孝司氏が代表取締役社長に就任

民生品比率を縮小し、車載・産機・医療向けの用途拡大を宣言

芝宮孝司(トレックスセミコンダクター・代表取締役社長)
出所 : 2015/10/14 日刊自動車新聞「〈新社長インタビュー〉トレックス・セミコンダクター 芝宮孝司社長」
2016 01月
*14
組織変更を実施。海外統括部を新設
海外展開

電源ICの販売先はアメリカのチップメーカーが主体であったため、海外統括部を新設して売り込みを強化。チップメーカーの要望をICの設計に反映するすり合わせを重視することで、顧客の囲い込みを目論む

2016 04月
*15
フェニテックの株式51%を取得。連結化

かつての親会社にあたるフェニテックの連結化を決定。工場への設備投資を支援することで、アナログICの生産量確保を目論む。また、製造にかかる収益が合算されるため、トレックス・セミコンダクターの売上高が買収によって増加

Performance
2014〜2017
家電民生品向けを縮小し、車載・産業機械・医療向けに注力

■ 売上高: 億円※

■単体 | ■連結

■ 売上高_当期純利益率: %※

※連単は売上に同じ
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※年毎に科目・連単・会計基準・期間が違う場合あり。参考値
2018 03月
*16
東京証券取引所第1部に株式上場
株式上場
2018 04月
*17
連結子会社フェニテックセミコンダクターで工場増設
24
億円
子会社での設備投資

フェニテック社で24億円の工場の新増設を伴う設備投資を決定。トレックスはフェニテック社の増資を引き受けて、同社への出資比率を51%から69.6%に増加

2018 05月
*18
元代表取締役会長の尾﨑氏が逝去
2019 12月
*19
Baillie Giffordが株式5.00%の保有を公表
2022 03月
*20
過去最高益を達成
業績好調

半導体の需要拡大の追い風を受けて、過去最高益を達成。生産体制の増強が経営課題に

2022
*21
海外ファウンダリー1社と長期生産委託契約を締結
海外展開
芝宮孝司(トレックスセミコンダクター・代表取締役社長)
出所 : 2023-01-12 EE Times Japan「GXで高まる電源IC需要に備え、積極投資を続けるトレックス」
Performance
2018〜2023
半導体の需要拡大を受けて増産体制に投資。海外ファウンドリーと長期契約

■ 売上高: 億円※

■単体 | ■連結

■ 売上高_当期純利益率: %※

※連単は売上に同じ
Ref: 有価証券報告書, etc..Get From API
※年毎に科目・連単・会計基準・期間が違う場合あり。参考値