歴代社長 — 任期および後継の系譜:18カ年の傾向 代表取締役社長・CEO の在任期間と承継の構造

  • FY05以降に代表執行役社長を務めたのは西田厚聰氏・佐々木則夫氏・田中久雄氏・室町正志氏・綱川智氏・車谷暢昭氏・島田太郎社長の7名。うち5名が東芝の生え抜きで、外部からの登用は三井住友銀行副頭取を経た車谷暢昭氏と、シーメンスの日本法人社長を経て2018年に東芝へ入社した島田太郎社長の2名にとどまる。半導体・原子力・医療機器といった事業執行の系統から社長を送り出す生え抜き主導が長く続き、外部のプロ経営者を起用したのは経営危機後の2018年以降に集中している。
  • 在任期間はおおむね短い。西田厚聰氏のFY05〜FY07(約3年)、佐々木則夫氏のFY08〜FY11(約4年)を除けば、田中久雄氏はFY12〜FY13の2年で2015年の不適切会計問題により引責辞任し、後任の室町正志氏はFY14の再建初期を担ったのち1年余で綱川智氏へ交代した。綱川智氏はFY15〜FY16に社長を務めたのち会長へ退き、車谷暢昭氏の退任を受けてFY20に社長CEOへ再任している。社長が短期で入れ替わる系譜は、不適切会計の発覚とウェスチングハウス社の巨額損失に伴う経営の混乱を映す。
  • 昇進元の領域は幅広い。佐々木則夫氏は原子力事業、西田厚聰氏と室町正志氏は半導体・PC事業、綱川智氏は東芝メディカルシステムズ社長を経た医療機器事業と、事業執行系の出身がCEOの中核を占める。これに対し車谷暢昭氏は金融系、島田太郎社長はシーメンスのPLMソフトウェア事業を率いたデジタル系で、いずれも社外からの招聘にあたる。生え抜きの技術・事業執行系から金融・デジタルの外部人材へと系譜が転じた到達点が、島田太郎社長のもとでの2023年12月の非上場化である。

歴代社長の変遷 — 略歴と業績貢献 各社長の経歴と在任中の業績への貢献

  1. 島田太郎

    2021年〜現任・在任6年
    主な施策
    • 2023/12 JIP連合による買収で株式を非公開化し74年の上場に幕
    経歴
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  2. 車谷暢昭

    2017〜2019年・在任3年
    主な施策
    • 2018/6 半導体メモリ事業(現キオクシア)を売却
    経歴
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  3. 綱川智

    2015〜2020年・在任6年
    主な施策
    • 2015/7 不正会計が発覚し歴代3社長が引責辞任
    • 2018/6 半導体メモリ事業(現キオクシア)を売却
    経歴
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  4. 室町正志

    2014〜2014年・在任1年
    経歴
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  5. 田中久雄

    2012〜2013年・在任2年
    経歴
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  6. 佐々木則夫

    2008〜2011年・在任4年
    経歴
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  7. 西田厚聰

    2005〜2007年・在任3年
    主な施策
    • 2005/4 電力系統・変電事業をティーエム・ティーアンドディー㈱から譲受
    • 2006/2 米ウェスチングハウスを買収し原子力事業を拡大
    経歴
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