- 創業
- 1949年7月、栗田春生氏が神戸で資本金30万円の栗田工業を設立し、ボイラの水あかを防ぐ清缶剤から事業を起こした。海軍機関学校の出身で、海軍の技術将校を集めた会社だったと当時の記事にある。だが1960年に始めた粉飾決算が1967年に露見し、18年で社長の座を降りた。創業家のトップはこの1代で途切れている。
- 登用
- 直近20年の5人はいずれも新卒で入社し、社長に就くまで32年から39年をかけている。うち3人は本体の役員から子会社や海外法人の代表へ出て、そこから呼び戻される形で就いた。齊藤浩氏はクリタス、中井稔之氏は栗田エンジニアリング、江尻裕彦氏は欧州法人を率いている。
- 任期
- 10年を超えたのは創業者と、伊藤忠商事の副社長のまま送り込まれて再建にあたった貝石眞三氏の2人だけである。1995年からは4年から7年で入れ替わり、直近3代も5年・7年・現任3年目に収まる。2年で退いた齊藤浩氏だけが例外で、7歳下の後任へ渡す中継ぎだったと思われる。
- 含意
- 2023年に指名委員会等設置会社へ移り、取締役8名のうち5名が社外、三委員会の委員長もすべて社外が務める。ただし指名委員会が決められるのは取締役の選任議案までで、社長の指名と解職は取締役会への答申にとどまり、その委員には現職の江尻裕彦氏自身が入っている。
歴代社長1949年19601970198019902000201020202026年
1949〜1967年※・約18年/創業家
1967〜1977年※・約10年/外部出身
1977〜1981年※・約4年
1981〜1986年※・約5年
1986〜1995年※・約9年
1995〜1999年※・約4年
1999〜2003年※・約4年
2003〜2009年※・約6年/生え抜き
1964年入社1993年取締役
2009〜2011年※・約2年/生え抜き
1971年入社1999年取締役
2011〜2016年※・約5年/生え抜き
1979年入社2001年取締役
2016〜2023年・7年/生え抜き
1983年入社2013年執行役員2014年取締役
江尻裕彦現任
2023年〜現在・4年/生え抜き
1985年入社2014年執行役員2016年取締役
※ 退任年を資料で確認できていない代。期間は次の代が就任した年(最終代は上場廃止年)までで、実際の在任はこれより短いことがある。
江尻裕彦
えじり ひろひこ
就任前の売上 3,446億円
直近の売上 4,029億円
門田道也
かどた みちや
就任前の売上 2,144億円
退任時の売上 3,446億円
中井稔之
なかい としゆき
就任前の売上 1,812億円
退任時の売上 2,144億円
齊藤浩
さいとう ひろし
就任前の売上 1,997億円
退任時の売上 1,812億円
藤野宏
ふじの ひろし
就任前の売上 1,737億円
退任時の売上 1,997億円
三東崇秀
就任前の売上 —
退任時の売上 —
竹歳一夫
就任前の売上 —
退任時の売上 —
高岡清
たかおか きよし
就任前の売上 —
退任時の売上 —
中村貞夫
なかむら さだお
就任前の売上 571億円
退任時の売上 713億円
佐川明
さがわ あきら
就任前の売上 404億円
退任時の売上 571億円
貝石眞三
就任前の売上 122億円
退任時の売上 404億円
栗田春生
くりた はるお
就任前の売上 0億円
退任時の売上 122億円
※ 退任年を資料で確認できていない代。期間は次の代が就任した年(最終代は上場廃止年)までで、実際の在任はこれより短いことがある。