住友ベークライトの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

素材の性能ではなく、顧客の組立工場の隣に置いた工場で首位に立った。引き継いだフェノール樹脂は製法が公開された汎用素材で、作るだけでは値崩れに巻き込まれる。1970年代以降はエポキシ樹脂封止材へ経営資源を集中し、1984年11月に宇都宮工場を量産拠点として開設した。封止材は1個あたりの単価が低く、輸送費と在庫負担を載せると採算が崩れる。そこで1989年にシンガポール、1995年に蘇州、1998年に台湾と、半導体の組立が集まる土地へ工場を並べた。同じ品質と短納期を後発が再現しにくい参入障壁を、立地そのものが作っている。

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