インターネットイニシアティブの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

自ら開いた市場で、資本の独立だけは20年間持てなかった。1998年10月、通信キャリアの株式会社クロスウェイブ コミュニケーションズを合弁で設立し、自前の回線設備へ資金を投じた。だが2003年8月、同社は負債約684億円で会社更生手続の開始を申し立て、IIJには最大約109億円の損失負担が見込まれた。自社の財務基盤では吸収できず、同年9月に第三者割当増資で120億円を調達し、NTTの持分法適用関連会社となった。2005年12月に東証マザーズへ上場し、2006年8月の無償減資で繰越損失を解消したうえで、同年12月に東証一部へ移った。2019年4月には米国預託証券をナスダックで上場廃止し、資金の調達先を国内へ戻している。回線を自ら建てて失った損失を資本で埋めたことが、以後は設備より契約を積む側へ投資の向きを変えさせた。

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