SHIFT の歴史

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創業 2005年
創業者 丹下大
創業地 東京都渋谷区
創業
2005年9月、丹下大氏が東京都渋谷区に資本金700万円でSHIFTを設立した。掲げたのは製造業向けのコンサルティングで、京都大学大学院を修了して入社したインクスで身につけた工程の分析手法を、そのまま独立後の商売にしている。ただし創業から4年は主力が定まらず、並行して立ち上げたSNSとレンタルの事業はいずれも半年ほどで撤退し、社員は18名から12名へ減った。転機は大手IT企業から持ち込まれたソフトウェアテストの外注費の相談で、丹下氏は言い値で過剰に派遣されていた要員を精査し、年間7億円を1億円まで削減した。2009年11月、ソフトウェアテスト事業部を設立している。
決断
1人250万円のコンサルティングを、1時間1,480円の従量課金へ置き換えた。2009年11月にソフトウェアテスト専業へ業態を転換し、製造業の工程分析をテストへ持ち込み、値付けの単位を人から時間へ落としている。翌2010年11月にはCAT検定で未経験者の適性を測り、研修と合わせて3か月から半年で現場へ出せる供給の仕組みを整えた。2014年11月に東証マザーズへ上場すると自社株式を対価にできる立場を得て、2016年9月のメソドロジックを皮切りに周辺領域の取得を重ね、2022年3月には買収と統合を専門に担うSHIFTグロース・キャピタルを設立している。単価を時間あたりへ割ったことが、未経験者を数か月で戦力にする教育と、取得した会社の要員を同じ単価表へ載せる統合の双方を成り立たせた。
現況
平均勤続年数3.2年のまま、売上を上場時の60倍にした。2025年8月期の連結売上高は1,298億円で、2014年8月期の21億5,000万円から60倍である。内訳はソフトウェアテスト関連が834億円・セグメント利益215億円、ソフトウェア開発関連が371億円・26億円、その他近接サービスが92億円・7億円で、祖業のテストが売上の64%、セグメント利益の87%を占める。連結営業利益は156億円、営業利益率は12.0%だった。連結従業員は1万1,688人で、うち1万787人がテストと開発の現場に配置されている。検定と研修で未経験者を数か月のうちに現場へ出す仕組みが、入れ替わりの速い人員構成のまま要員を1万人規模へ積み上げることを許している。
競合
下流の工程から入った会社が、上流のコンサルティングを取得する側へ回った。2005年の創業事業は製造業向けのコンサルティングで、2009年にテストへ移してから16年後の2025年4月、SHIFTは東証グロース上場のライズ・コンサルティング・グループへ約76億円を投じ、議決権の33%を取得して持分法適用関連会社とした。同じ月には航空宇宙・防衛の分野を扱う新会社も設立している。同じ単価帯で競う総合コンサルティング会社が外資系ファームからの中途採用で人員を増やしてきたのに対し、SHIFTは検定と研修で未経験者を短期間に供給する仕組みを持つ。国内で人を育てて単価を上げる形が競争優位の源泉である以上、次の成長は自ら開いたテストの市場ではなく、先に他社が築いたコンサルティングの市場から取ることになった。
SHIFT:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円純利益率(%)
2014年8月期2025年8月期

創業ストーリー 製造業コンサルから始まった4年の試行錯誤とソフトウェアテスト業態転換 (2005年〜)

31歳でインクス退職、製造業コンサルとして渋谷区で創業した4年間

2005年9月、丹下大氏は[1]東京都渋谷区に株式会社SHIFTを資本金700万円で設立した[2]。同志社大学工学部を1997年に卒業後はフリーターとなり[3]、2000年に京都大学大学院工学研究科を修了し[4]インクス(現SOLIZE)へ入社した。『プロセステクノロジー』の特許を取得し[5]、3人のチームを売上50億円・140名へ育て[6]、個人で2億円のコンサルフィーを稼いだ[7]。2004年、29歳で退職を決意[8]する。インクスで社長になるには早くても20年はかかると見立て[9]、20代の起業は経験知不足、40代以降は体力不足のリスク[10]があると考えた。辞めるとローンが組めないため在籍中に自宅マンションと高級外車を買い[11]、翌朝辞表を出した[12]。社名の『シフト』は日産のCMから思いつき[13]、就職氷河期の第二次ベビーブーム世代が価値観を動かす[14]意を込めた。創業時の主事業もインクスと同じ製造業向けコンサルティング[15]で、ソフトウェアテストとは無縁だった。

  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [1]2005年9月 東京都渋谷区にて設立(資本金7百万円)
    • [15]創業時の主事業は製造業向けコンサルティングでソフトウェアテストは未参入
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【表紙】
    • [2]正式商号は「株式会社SHIFT」(前株・有報表紙【会社名】)。設立時資本金は7百万円
    • [3]1997年 同志社大学工学部機械工学科卒業。大学卒業後はフリーターとなり大学院受験を目指した
    • [4]2000年 京都大学工学研究科機械物理工学専攻修了、同年 製造業向けコンサルティング会社のインクスに入社(当時の社員数は60人ほど)
    • [5]インクス時代に工程の短縮手法「プロセステクノロジー」の特許を取得
    • [6]2002年に3名で始めたプロセステクノロジーのコンサル事業が140名・年間50億円の事業の柱へ成長
    • [7]丹下氏は個人でも2億円のコンサルフィーを稼ぐコンサルタントだった
    • [8]丹下氏は2004年・29歳でインクス退職を決意した
    • [9]「インクスで社長になるという道も考えましたが、早くても20年はかかるでしょう」(丹下氏)
    • [10]「20代での起業は経験知不足のリスクがあり、40代以降ではスタートアップ期の体力不足のリスクがあるとも考えていました」(丹下氏)
    • [11]会社員を辞めるとローンが組めないことを知っていたため、在籍中に自宅マンションと高級外車を購入した
    • [12]退職を決意した翌日の朝に上司へ辞表を提出した
    • [13]社名「シフト」は日産のテレビCMを見て思いついたもので、独立時に決まっていたのはこの社名だけだった
    • [14]第二次ベビーブーム世代・就職氷河期世代が世の中の価値観を自分たち流に“シフト”させるという意味を込めた

創業から4年余[16]、SHIFTは製造業の生産プロセス改善を主力としたが、事業は一つに定まらなかった[17]。創業2年目くらいから採用を始めた[18]丹下大社長は、コンサルティングと並行して携帯電話のGPS機能を使ったSNS事業やレンタル事業[19]を立ち上げたが、いずれも半年ほどで撤退した。BtoCは自社に向かないと判断してBtoBへ集中する過程で、18名まで増えていた社員は12名に減った[20]。転機は、ある大手ネット企業から請け負った社内テスト部隊[21]のコンサルだった。丹下大社長の目に、テストの現場はほぼ人力で効率化がまったくなされていない[22]ものと映った。仕組み化できれば確実に勝てると見て、2009年後半[23]に事業の柱をソフトウェアテストへ移し、同年11月にソフトウェアテスト事業部を設立した[24]

  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [16]2005年9月の設立から2009年11月のソフトウェアテスト事業部設立まで4年2カ月
    • [24]2009年11月 ソフトウェアテスト事業部を設立しソフトウェアテスト事業を開始
    • [17]コンサルと並行して複数の新規事業を試し、主力事業が定まらなかった
    • [18]「2年目くらいから社員採用を始め」、コンサルと並行して新規事業を立ち上げた
    • [19]携帯のGPS機能を使ったSNS事業とレンタルビジネスを立ち上げ、どの事業も半年くらいで撤退した
    • [20]BtoCは不得手と判断しBtoBへ集中する過程で社員は18名から12名へ減少
    • [21]業態転換の契機は大手ネット企業の社内テスト部隊を対象としたコンサル案件
    • [22]「そこはほぼ人力の世界であり、僕に言わせれば、まったく効率化がなされていなかった」(丹下氏)
    • [23]「仕組み化できれば、確実に勝てる」と判断し、2009年の後半から事業の柱をソフトウェアテスト市場へ移した
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [1]2005年9月 東京都渋谷区にて設立(資本金7百万円)
    • [15]創業時の主事業は製造業向けコンサルティングでソフトウェアテストは未参入
    • [16]2005年9月の設立から2009年11月のソフトウェアテスト事業部設立まで4年2カ月
    • [24]2009年11月 ソフトウェアテスト事業部を設立しソフトウェアテスト事業を開始
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【表紙】
    • [2]正式商号は「株式会社SHIFT」(前株・有報表紙【会社名】)。設立時資本金は7百万円
    • [3]1997年 同志社大学工学部機械工学科卒業。大学卒業後はフリーターとなり大学院受験を目指した
    • [4]2000年 京都大学工学研究科機械物理工学専攻修了、同年 製造業向けコンサルティング会社のインクスに入社(当時の社員数は60人ほど)
    • [5]インクス時代に工程の短縮手法「プロセステクノロジー」の特許を取得
    • [6]2002年に3名で始めたプロセステクノロジーのコンサル事業が140名・年間50億円の事業の柱へ成長
    • [7]丹下氏は個人でも2億円のコンサルフィーを稼ぐコンサルタントだった
    • [8]丹下氏は2004年・29歳でインクス退職を決意した
    • [9]「インクスで社長になるという道も考えましたが、早くても20年はかかるでしょう」(丹下氏)
    • [10]「20代での起業は経験知不足のリスクがあり、40代以降ではスタートアップ期の体力不足のリスクがあるとも考えていました」(丹下氏)
    • [11]会社員を辞めるとローンが組めないことを知っていたため、在籍中に自宅マンションと高級外車を購入した
    • [12]退職を決意した翌日の朝に上司へ辞表を提出した
    • [13]社名「シフト」は日産のテレビCMを見て思いついたもので、独立時に決まっていたのはこの社名だけだった
    • [14]第二次ベビーブーム世代・就職氷河期世代が世の中の価値観を自分たち流に“シフト”させるという意味を込めた
    • [17]コンサルと並行して複数の新規事業を試し、主力事業が定まらなかった
    • [18]「2年目くらいから社員採用を始め」、コンサルと並行して新規事業を立ち上げた
    • [19]携帯のGPS機能を使ったSNS事業とレンタルビジネスを立ち上げ、どの事業も半年くらいで撤退した
    • [20]BtoCは不得手と判断しBtoBへ集中する過程で社員は18名から12名へ減少
    • [21]業態転換の契機は大手ネット企業の社内テスト部隊を対象としたコンサル案件
    • [22]「そこはほぼ人力の世界であり、僕に言わせれば、まったく効率化がなされていなかった」(丹下氏)
    • [23]「仕組み化できれば、確実に勝てる」と判断し、2009年の後半から事業の柱をソフトウェアテスト市場へ移した

CAT検定で人材を「標準化」して大量採用する仕組み

最初の受注は2010年3月、東北地方に本社を置く[25]医療施設向けシステム会社の案件である。事業を始めるにあたっては、1人1時間あたり1,480円でテストすると書いたチラシを1,000枚ほど[26]配った。当初のテスト拠点は赤坂のマンションの一室[27]に置いた。丹下大社長は1人当たり250万円のフィーという従来のコンサル型[28]はこの市場に合わないと考え、テストの工程そのものを仕組み化・IT化し、業界を問わず格安で提供する[29]売り方を選んだ。SHIFTは2010年9月に北海道札幌市へ札幌テストセンター[30]を、2011年12月に福岡テストセンターを開設し[31]、首都圏の外にテスト人材を置いた。2010年11月にはソフトウェアテストの適性能力を測定する『CAT検定』をリリース[32]し、同じ『CAT』の名でテスト活動を統合するクラウドシステム[33]も自社開発した。

    • [25]ソフトウェアテスト事業の初受注は2010年3月、東北地方に本社を置く医療施設向けシステム会社
    • [26]「1480円/1時間一人の料金でテストします」と書いたチラシを1000枚ほど配布した
    • [27]初期のテストセンターは赤坂のマンションの一室に設置された
    • [28]「1人当たり250万円のフィーという従来のコンサル型のビジネスモデルは合わないと考えました」(丹下氏)
    • [29]テストのプロセス自体を仕組み化・IT化で効率化し、メーカー・ソフトウェア企業・ネット企業などあらゆる業界へ格安で提供する方針を採った
    • [33]テスト活動の統合環境クラウドシステム「CAT」を開発した
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [30]2010年9月 北海道札幌市に札幌テストセンターを開設
    • [31]2011年12月 福岡県福岡市に福岡テストセンターを開設
    • [32]2010年11月 ソフトウェアテスト適性能力を測定する「CAT検定」をリリース

CAT検定の狙いは人材の標準化[34]にある。丹下氏はインクス時代、オペレーションを簡素化して標準化し、ツールを押せば誰でもコンサルティングできる仕組み[35]を作っていた。丹下大社長はその標準化をソフトウェアテストの人材に当てはめ[36]、適性能力を測る『CAT検定』を設けた[37]。新規採用したエンジニアを社内研修と検定を経て3カ月〜半年で現場に投入できる体制[38]は、テスト需要の急増に応じた人材供給を可能にし、その後の事業規模拡大の基盤となった。丹下大社長は2020年の取材で、本当にテストに必要なスキルを持つエンジニアが必要な時に必要な人数だけオンデマンドで供給される[39]体制を事業モデルの中核として語っている。連結従業員数はFY15の233名からFY20の2,958名へ5年で12.7倍に拡大した。FY25には連結11,688名(うち単体6,201名)に達し、創業20年で1万人企業の規模となった。

    • [34]丹下氏は「行動力と標準化」を自らの手法の核とし、オペレーションを簡素化・標準化・システム化したと述べている
    • [35]「僕のシステムのツールを押せば、誰でもコンサルティングできるっていう仕組みを作った。オペレーションを簡素化して標準化して、システム化して」(丹下氏・インクス時代)
    • [36]インクス時代の標準化・システム化の手法を、ソフトウェアテストの人材へ当てはめた
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [37]2010年11月 ソフトウェアテスト適性能力を測定する「CAT検定」をリリース
    • [38]研修・検定を経て3カ月〜半年で現場投入できる体制
    • [39]「本当にテストに必要なスキルをもったエンジニアが必要な時に必要な人数、オンデマンドで」供給する事業モデル(丹下社長)

2012年9月にはシンガポール共和国にSHIFT GLOBAL PTE. LTD. を設立し[40]、初の海外拠点を開設した。同年3月には三井物産、NTTインベストメント・パートナーズなどから総額4億7,200万円の増資を受けた[41]丹下大社長は2012年12月の取材で、スタッフ280名、サービス導入企業は約120社[42]、テスト拠点は東京・札幌・福岡とインドに広がった[43]と述べた。同じ取材で語った市場観は、国内のソフトウェアテスト市場4兆円のうち外部へ発注されて表に出ているのは1%の400億円[44]にすぎず、残る3兆9,600億円をこれから取りにいく[45]というものだった。FY13の連結売上高は13億円、経常利益は-78百万円の赤字だった。丹下大社長はこの事業モデルに行き着くまでに5年を費やした[46]とふり返っている。

  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [40]2012年9月 シンガポール共和国にSHIFT GLOBAL PTE. LTD. を設立
    • [41]2012年3月 三井物産・NTTインベストメント・パートナーズ等から総額4億7,200万円の増資を実施(記事冒頭プロフィールの「2012年の3月」表記による)
    • [42]丹下社長が2012年12月の取材で語ったスタッフ数280名・サービス導入企業 約120社(有報の就業人員とは基準が異なる)
    • [43]2012年12月時点のテストセンターは東京・札幌・福岡とインド、海外拠点はシンガポール
    • [44]丹下社長は2012年12月の取材で、国内のソフトウェアテストの市場規模は4兆円といわれ、アウトソーシングされて顕在化しているのはわずか1%の400億円と語った
    • [45]丹下社長は「顕在化していない3兆9600億円の大市場を思いきり取りにいきながら、日本で圧倒的ナンバー1のポジション獲得を目指します」と、今後の目標として語った
    • [46]丹下社長は現行の事業モデルを始めるまでに5年を要したと語っている
    • [25]ソフトウェアテスト事業の初受注は2010年3月、東北地方に本社を置く医療施設向けシステム会社
    • [26]「1480円/1時間一人の料金でテストします」と書いたチラシを1000枚ほど配布した
    • [27]初期のテストセンターは赤坂のマンションの一室に設置された
    • [28]「1人当たり250万円のフィーという従来のコンサル型のビジネスモデルは合わないと考えました」(丹下氏)
    • [29]テストのプロセス自体を仕組み化・IT化で効率化し、メーカー・ソフトウェア企業・ネット企業などあらゆる業界へ格安で提供する方針を採った
    • [33]テスト活動の統合環境クラウドシステム「CAT」を開発した
    • [41]2012年3月 三井物産・NTTインベストメント・パートナーズ等から総額4億7,200万円の増資を実施(記事冒頭プロフィールの「2012年の3月」表記による)
    • [42]丹下社長が2012年12月の取材で語ったスタッフ数280名・サービス導入企業 約120社(有報の就業人員とは基準が異なる)
    • [43]2012年12月時点のテストセンターは東京・札幌・福岡とインド、海外拠点はシンガポール
    • [44]丹下社長は2012年12月の取材で、国内のソフトウェアテストの市場規模は4兆円といわれ、アウトソーシングされて顕在化しているのはわずか1%の400億円と語った
    • [45]丹下社長は「顕在化していない3兆9600億円の大市場を思いきり取りにいきながら、日本で圧倒的ナンバー1のポジション獲得を目指します」と、今後の目標として語った
    • [46]丹下社長は現行の事業モデルを始めるまでに5年を要したと語っている
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [30]2010年9月 北海道札幌市に札幌テストセンターを開設
    • [31]2011年12月 福岡県福岡市に福岡テストセンターを開設
    • [32]2010年11月 ソフトウェアテスト適性能力を測定する「CAT検定」をリリース
    • [37]2010年11月 ソフトウェアテスト適性能力を測定する「CAT検定」をリリース
    • [40]2012年9月 シンガポール共和国にSHIFT GLOBAL PTE. LTD. を設立
    • [34]丹下氏は「行動力と標準化」を自らの手法の核とし、オペレーションを簡素化・標準化・システム化したと述べている
    • [35]「僕のシステムのツールを押せば、誰でもコンサルティングできるっていう仕組みを作った。オペレーションを簡素化して標準化して、システム化して」(丹下氏・インクス時代)
    • [36]インクス時代の標準化・システム化の手法を、ソフトウェアテストの人材へ当てはめた
    • [38]研修・検定を経て3カ月〜半年で現場投入できる体制
    • [39]「本当にテストに必要なスキルをもったエンジニアが必要な時に必要な人数、オンデマンドで」供給する事業モデル(丹下社長)

創業9年目の東証マザーズ上場と上場後5年の拡大

2014年11月、SHIFTは東京証券取引所マザーズ市場に上場した[47]。創業から9年、ソフトウェアテストへ柱を移してから5年での上場[48]となる。上場時のFY14連結売上高は21.5億円、経常利益1.2億円で、連結従業員数は148名(うち単体130名)[49]だった。前期は経常損益が赤字で、上場は黒字へ転じた期に重なる。ソフトウェアテスト事業に着手した2010年のメンバーは12名だった[50]丹下大社長は述べている。上場翌期のFY15には連結売上高32.8億円・営業利益3.1億円となり、売上高は1年で1.5倍に伸びた。

  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [47]2014年11月 東京証券取引所マザーズ市場に上場(創業から9年)
    • [48]2009年11月のソフトウェアテスト事業部設立から2014年11月の上場まで5年
  • SHIFT 有価証券報告書 第9期(2014年8月期)【従業員の状況】
    • [49]2014年8月期 連結従業員数148名・単体130名
    • [50]ソフトウェアテスト事業に着手した2010年時点のメンバーは12名

2014年1月、SHIFTは本社及び東京テストセンターを東京都港区麻布台に移転[51]した。2015年4月には株式会社SHIFT PLUSを設立[52]し、2016年3月にはベトナム社会主義共和国にSHIFT ASIA[53] CO., LTD. を設立してオフショアの開発・テスト拠点を置いた。同年6月には株式会社SHIFT SECURITYを設立[54]し、ソフトウェアテストの周辺にあるセキュリティ領域へ入った。人員は上場した2014年8月期の連結148名[55]から、5年後の2019年8月期には2,001名へ13.5倍[56]に増えた。単体でも130名から1,026名[57]となった。

  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [51]2014年1月 本社及び東京テストセンターを東京都港区麻布台に移転
    • [52]2015年4月 株式会社SHIFT PLUSを設立
    • [53]2016年3月 ベトナム社会主義共和国にSHIFT ASIA CO., LTD. を設立(オフショア開発・テスト拠点)
    • [54]2016年6月 株式会社SHIFT SECURITYを設立(セキュリティ領域参入)
  • SHIFT 有価証券報告書 第9期(2014年8月期)【従業員の状況】
    • [55]2014年8月期 連結従業員数148名(単体130名)
  • SHIFT 有価証券報告書 第14期(2019年8月期)【従業員の状況】
    • [56]2019年8月期 連結従業員数2,001名(2014年8月期148名の約13.5倍)
    • [57]単体従業員数は2014年8月期130名から2019年8月期1,026名へ増加

創業10年目にあたる2015年8月期[58]の連結売上高は32.8億円、営業利益は3.1億円[59]だった。翌2016年8月期は売上55.1億円・営業利益5.2億円[60]、2017年8月期は売上81.7億円・営業利益3.9億円[61]、2018年8月期は売上127.9億円・営業利益12.0億円[62]となり、売上高は3年で約3.9倍に伸びた。SHIFTが他社を子会社にしたのは2016年9月のメソドロジックが最初[63]で、2015年8月期から2016年8月期への1.7倍[64]は買収を伴わない伸びである。子会社化はその後、2016年11月のALH、2018年4月のAiritech[65]と続いた。2017年8月期は売上が5割近く増える一方で、営業利益は前期を下回った[66]

  • SHIFT 有価証券報告書 第10期(2015年8月期)【表紙】
    • [58]2015年8月期は第10期にあたり、2005年9月設立から数えて創業10年目
  • SHIFT 有価証券報告書 第10期(2015年8月期)
    • [59]2015年8月期 連結売上高3,288百万円(32.8億円)・営業利益319百万円(3.1億円)
  • SHIFT 有価証券報告書 第11期(2016年8月期)
    • [60]2016年8月期 連結売上高5,511百万円(55.1億円)・営業利益517百万円(5.2億円)
    • [64]2015年8月期32.8億円→2016年8月期55.1億円は約1.7倍。この期間に子会社化はない
  • SHIFT 有価証券報告書 第12期(2017年8月期)
    • [61]2017年8月期 連結売上高8,174百万円(81.7億円)・営業利益391百万円(3.9億円)
    • [66]2017年8月期の連結売上高81.7億円は前期55.1億円の約1.5倍、営業利益391百万円は前期517百万円を下回る
  • SHIFT 有価証券報告書 第13期(2018年8月期)
    • [62]2018年8月期 連結売上高12,792百万円(127.9億円)・営業利益1,200百万円(12.0億円)。2015年8月期32.8億円の約3.9倍
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [63]2016年9月 メソドロジックを子会社化(SHIFT初の子会社化)
    • [65]2016年11月 ALHを子会社化、2018年4月 Airitechを子会社化
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [47]2014年11月 東京証券取引所マザーズ市場に上場(創業から9年)
    • [48]2009年11月のソフトウェアテスト事業部設立から2014年11月の上場まで5年
    • [51]2014年1月 本社及び東京テストセンターを東京都港区麻布台に移転
    • [52]2015年4月 株式会社SHIFT PLUSを設立
    • [53]2016年3月 ベトナム社会主義共和国にSHIFT ASIA CO., LTD. を設立(オフショア開発・テスト拠点)
    • [54]2016年6月 株式会社SHIFT SECURITYを設立(セキュリティ領域参入)
    • [63]2016年9月 メソドロジックを子会社化(SHIFT初の子会社化)
    • [65]2016年11月 ALHを子会社化、2018年4月 Airitechを子会社化
  • SHIFT 有価証券報告書 第9期(2014年8月期)【従業員の状況】
    • [49]2014年8月期 連結従業員数148名・単体130名
    • [55]2014年8月期 連結従業員数148名(単体130名)
    • [50]ソフトウェアテスト事業に着手した2010年時点のメンバーは12名
  • SHIFT 有価証券報告書 第14期(2019年8月期)【従業員の状況】
    • [56]2019年8月期 連結従業員数2,001名(2014年8月期148名の約13.5倍)
    • [57]単体従業員数は2014年8月期130名から2019年8月期1,026名へ増加
  • SHIFT 有価証券報告書 第10期(2015年8月期)【表紙】
    • [58]2015年8月期は第10期にあたり、2005年9月設立から数えて創業10年目
  • SHIFT 有価証券報告書 第10期(2015年8月期)
    • [59]2015年8月期 連結売上高3,288百万円(32.8億円)・営業利益319百万円(3.1億円)
  • SHIFT 有価証券報告書 第11期(2016年8月期)
    • [60]2016年8月期 連結売上高5,511百万円(55.1億円)・営業利益517百万円(5.2億円)
    • [64]2015年8月期32.8億円→2016年8月期55.1億円は約1.7倍。この期間に子会社化はない
  • SHIFT 有価証券報告書 第12期(2017年8月期)
    • [61]2017年8月期 連結売上高8,174百万円(81.7億円)・営業利益391百万円(3.9億円)
    • [66]2017年8月期の連結売上高81.7億円は前期55.1億円の約1.5倍、営業利益391百万円は前期517百万円を下回る
  • SHIFT 有価証券報告書 第13期(2018年8月期)
    • [62]2018年8月期 連結売上高12,792百万円(127.9億円)・営業利益1,200百万円(12.0億円)。2015年8月期32.8億円の約3.9倍

最初のM&A ── メソドロジック・ALH買収(2016年)

2016年9月、SHIFTは株式会社メソドロジック[67]を株式取得により連結子会社化した。同年11月にはALH株式会社[68]をも子会社化し、SES(システムエンジニアリングサービス)領域を取り込んでエンジニア基盤を拡大した。買収と並行して自前の拠点も増やし、2017年10月に名古屋事業所[69]、同年12月に大阪テストセンター[70]を開設した。連結売上高はFY16の55.1億円からFY17の81.7億円[71]へ増えた一方、営業利益は5.1億円から3.9億円へ減った[72]。のれん残高は2.0億円から7.3億円へ[73]増え、連結従業員数は483名[74]から966名へ倍増した[75]

  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [67]2016年9月 株式会社メソドロジックの株式を取得し連結子会社化
    • [68]2016年11月 ALH株式会社の株式を取得し連結子会社化(SES領域の取り込み・エンジニア基盤の獲得)
    • [69]2017年10月 愛知県名古屋市に名古屋事業所(現名古屋オフィス)を開設
    • [70]2017年12月 大阪府大阪市に大阪テストセンター(現大阪オフィス)を開設
  • SHIFT 有価証券報告書 第12期(2017年8月期)
    • [71]連結売上高 2016年8月期5,511百万円(55.1億円)→2017年8月期8,174百万円(81.7億円)
    • [72]連結営業利益 2016年8月期517百万円(5.1億円)→2017年8月期391百万円(3.9億円)と減益
    • [73]のれん残高 2016年8月期202百万円(2.0億円)→2017年8月期730百万円(7.3億円)
    • [75]2017年8月期 連結従業員数966名(単体417名)。前期483名の2.0倍
  • SHIFT 有価証券報告書 第11期(2016年8月期)
    • [74]2016年8月期 連結従業員数483名(単体309名)

丹下大社長は2020年9月の取材で、M&Aを選ぶ理由の第一に時間を挙げた[76]。SHIFTの事業だけで売上を伸ばすなら『採用人数×単価』の掛け算になり、年間100億円ずつ伸ばせたとしても、1,000億円に届くのは2020年時点からさらに7年先[77]になる。企業をM&Aして時間を買うほうが効率的だ[78]、という説明である。2018年4月にはAiritech株式会社[79]、2019年3月には株式会社システムアイ[80]、2019年12月には株式会社分析屋[81]を連結子会社化し、データ分析領域・大手SES領域へ拡張した。2019年8月期(FY19)の連結売上高は195.3億円・営業利益15.4億円へ拡大し、M&A連鎖と本業成長の両輪で売上高は前期の127.9億円から1.5倍規模となった。

    • [76]丹下社長はM&Aの狙いの一つを「時間を稼ぐ」ことだと説明した
    • [77]自社の事業だけでは売上を「採用人数×単価」で伸ばすほかなく、年間100億円の増収を続けても1,000億円到達には取材時点(2020年9月)から「後7年かかる」と丹下社長は述べた
    • [78]丹下社長は「企業をM&Aし、時間買って成長する方が効率的です」と述べた
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [79]2018年4月 Airitech株式会社を連結子会社化
    • [80]2019年3月 株式会社システムアイを連結子会社化
    • [81]2019年12月 株式会社分析屋を連結子会社化(データ分析領域への拡張)
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [67]2016年9月 株式会社メソドロジックの株式を取得し連結子会社化
    • [68]2016年11月 ALH株式会社の株式を取得し連結子会社化(SES領域の取り込み・エンジニア基盤の獲得)
    • [69]2017年10月 愛知県名古屋市に名古屋事業所(現名古屋オフィス)を開設
    • [70]2017年12月 大阪府大阪市に大阪テストセンター(現大阪オフィス)を開設
    • [79]2018年4月 Airitech株式会社を連結子会社化
    • [80]2019年3月 株式会社システムアイを連結子会社化
    • [81]2019年12月 株式会社分析屋を連結子会社化(データ分析領域への拡張)
  • SHIFT 有価証券報告書 第12期(2017年8月期)
    • [71]連結売上高 2016年8月期5,511百万円(55.1億円)→2017年8月期8,174百万円(81.7億円)
    • [72]連結営業利益 2016年8月期517百万円(5.1億円)→2017年8月期391百万円(3.9億円)と減益
    • [73]のれん残高 2016年8月期202百万円(2.0億円)→2017年8月期730百万円(7.3億円)
    • [75]2017年8月期 連結従業員数966名(単体417名)。前期483名の2.0倍
  • SHIFT 有価証券報告書 第11期(2016年8月期)
    • [74]2016年8月期 連結従業員数483名(単体309名)
    • [76]丹下社長はM&Aの狙いの一つを「時間を稼ぐ」ことだと説明した
    • [77]自社の事業だけでは売上を「採用人数×単価」で伸ばすほかなく、年間100億円の増収を続けても1,000億円到達には取材時点(2020年9月)から「後7年かかる」と丹下社長は述べた
    • [78]丹下社長は「企業をM&Aし、時間買って成長する方が効率的です」と述べた

100億円規模の資金調達と東証一部市場変更 ── M&A本格化の燃料投下

2019年7月、SHIFTは新株予約権の発行により総額51.97億円[82]の資金を調達した。同年10月には上場市場をマザーズから[83]東京証券取引所市場第一部へ変更した。2014年11月のマザーズ上場から5年[84]での市場変更である。2020年11月には海外募集による新株式の発行で97.98億円[85]を調達し、2度の調達で合わせて約150億円を集めた[86]。自己資本はFY19の86.5億円からFY21の223.9億円[87]へ2.6倍に増えた。連結売上高はFY20の287.1億円からFY21の460.0億円[88]へ、営業利益は23.5億円から39.9億円へ拡大した[89]

  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [82]2019年7月 新株予約権の発行により総額5,197百万円(51.97億円)の資金調達
    • [83]2019年10月 東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更
    • [84]2014年11月 株式を東京証券取引所マザーズ市場に上場(市場第一部への変更まで5年)
    • [85]2020年11月 海外募集による新株式の発行により総額9,798百万円(97.98億円)の資金調達
    • [86]2019年7月5,197百万円と2020年11月9,798百万円の合計14,995百万円(約150億円)
  • SHIFT 有価証券報告書 第16期(2021年8月期)
    • [87]自己資本 2019年8月期8,647百万円(86.5億円)→2021年8月期22,396百万円(223.9億円)。約2.59倍
    • [88]連結売上高 2020年8月期28,712百万円(287.1億円)→2021年8月期46,004百万円(460.0億円)
    • [89]連結営業利益 2020年8月期2,353百万円(23.5億円)→2021年8月期3,994百万円(39.9億円)

2020年3月にナディア・xbs[90]、4月にエスエヌシー[91]、9月にCLUTCH・ホープス[92]と、SHIFTは1年間で5社を連結子会社化した[93]丹下大社長が時間と優秀な人材の獲得をM&Aの狙いに挙げた[94]のは、この5社を取り込んだ直後の2020年9月である。2021年1月にはVISH[95]、7月にはDICO[96]を子会社化した。連結従業員数はFY20の2,958名[97]からFY21の4,440名[98]へ増え、うち単体は2,254名[99]で、半数近くを子会社が占めた。のれん残高は30.3億円から64.8億円[100]へ拡大した一方、有利子負債残高は45.9億円から42.2億円[101]へ減った。

  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [90]2020年3月 株式会社ナディア及び株式会社xbsの株式を取得し連結子会社化
    • [91]2020年4月 株式会社エスエヌシーの株式を取得し連結子会社化
    • [92]2020年9月 株式会社CLUTCH及び株式会社ホープスの株式を取得し連結子会社化
    • [93]2020年(暦年)の連結子会社化はナディア・xbs・エスエヌシー・CLUTCH・ホープスの5社
    • [95]2021年1月 VISH株式会社の株式を取得し連結子会社化
    • [96]2021年7月 DICO株式会社の株式を取得し連結子会社化
    • [94]丹下社長は2020年9月20日公開の取材でM&Aの狙いを「時間を稼ぐ」ことと「優秀な人材の獲得」の2点と説明した
  • SHIFT 有価証券報告書 第15期(2020年8月期)
    • [97]2020年8月期 連結従業員数2,958名
  • SHIFT 有価証券報告書 第16期(2021年8月期)
    • [98]2021年8月期 連結従業員数4,440名
    • [99]2021年8月期 単体従業員数2,254名(連結4,440名との差2,186名は子会社所属で、連結の49.2%)
    • [100]のれん残高 2020年8月期3,027百万円(30.3億円)→2021年8月期6,484百万円(64.8億円)
    • [101]有利子負債残高(借入金等の合計) 2020年8月期4,587百万円(45.9億円)→2021年8月期4,216百万円(42.2億円)

2022年3月、SHIFTは連結子会社として[102]株式会社SHIFTグロース・キャピタルを設立した。翌4月には東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行した[103]。2023年4月には連結子会社としてW&C株式会社[104]を設立し、同社は同年9月にBuild Plus株式会社へ社名を変更[105]した。翌5月にはEQIQ株式会社からバイリンガル人材紹介事業[106]を吸収分割により承継し、株式取得以外の手法でもグループを広げた。連結従業員数はFY22に6,208名[107]、うち単体は3,247名[108]となった。

  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [102]2022年3月 連結子会社として株式会社SHIFTグロース・キャピタルを設立
    • [103]2022年4月 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行
    • [104]2023年4月 連結子会社としてW&C株式会社を設立
    • [105]W&C株式会社は2023年9月にBuild Plus株式会社へ社名変更
    • [106]2023年5月 EQIQ株式会社からバイリンガル人材紹介事業を吸収分割により承継
  • SHIFT 有価証券報告書 第17期(2022年8月期)
    • [107]2022年8月期 連結従業員数6,208名
    • [108]2022年8月期 単体従業員数3,247名
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [82]2019年7月 新株予約権の発行により総額5,197百万円(51.97億円)の資金調達
    • [83]2019年10月 東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更
    • [84]2014年11月 株式を東京証券取引所マザーズ市場に上場(市場第一部への変更まで5年)
    • [85]2020年11月 海外募集による新株式の発行により総額9,798百万円(97.98億円)の資金調達
    • [86]2019年7月5,197百万円と2020年11月9,798百万円の合計14,995百万円(約150億円)
    • [90]2020年3月 株式会社ナディア及び株式会社xbsの株式を取得し連結子会社化
    • [91]2020年4月 株式会社エスエヌシーの株式を取得し連結子会社化
    • [92]2020年9月 株式会社CLUTCH及び株式会社ホープスの株式を取得し連結子会社化
    • [93]2020年(暦年)の連結子会社化はナディア・xbs・エスエヌシー・CLUTCH・ホープスの5社
    • [95]2021年1月 VISH株式会社の株式を取得し連結子会社化
    • [96]2021年7月 DICO株式会社の株式を取得し連結子会社化
    • [102]2022年3月 連結子会社として株式会社SHIFTグロース・キャピタルを設立
    • [103]2022年4月 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行
    • [104]2023年4月 連結子会社としてW&C株式会社を設立
    • [105]W&C株式会社は2023年9月にBuild Plus株式会社へ社名変更
    • [106]2023年5月 EQIQ株式会社からバイリンガル人材紹介事業を吸収分割により承継
  • SHIFT 有価証券報告書 第16期(2021年8月期)
    • [87]自己資本 2019年8月期8,647百万円(86.5億円)→2021年8月期22,396百万円(223.9億円)。約2.59倍
    • [88]連結売上高 2020年8月期28,712百万円(287.1億円)→2021年8月期46,004百万円(460.0億円)
    • [89]連結営業利益 2020年8月期2,353百万円(23.5億円)→2021年8月期3,994百万円(39.9億円)
    • [98]2021年8月期 連結従業員数4,440名
    • [99]2021年8月期 単体従業員数2,254名(連結4,440名との差2,186名は子会社所属で、連結の49.2%)
    • [100]のれん残高 2020年8月期3,027百万円(30.3億円)→2021年8月期6,484百万円(64.8億円)
    • [101]有利子負債残高(借入金等の合計) 2020年8月期4,587百万円(45.9億円)→2021年8月期4,216百万円(42.2億円)
    • [94]丹下社長は2020年9月20日公開の取材でM&Aの狙いを「時間を稼ぐ」ことと「優秀な人材の獲得」の2点と説明した
  • SHIFT 有価証券報告書 第15期(2020年8月期)
    • [97]2020年8月期 連結従業員数2,958名
  • SHIFT 有価証券報告書 第17期(2022年8月期)
    • [107]2022年8月期 連結従業員数6,208名
    • [108]2022年8月期 単体従業員数3,247名

売上1000億円に向けたM&A連鎖と業績急成長

2022年6月にDeMiA[109]、10月にクロノス[110]、2023年3月にキャリアシステムズ[111]、6月にクレイトソリューションズ・シムテック・ネットワークテクノス[112](1カ月で3社同時連結子会社化)、7月にトラストブレイン[113]と、SHIFTは年間複数件のM&Aを継続した。FY22の連結売上高648.7億円、営業利益69.1億円、FY23には売上高880.3億円・営業利益115.7億円と、過去最高業績を更新した。1年間のM&A成約はFY23で9件に達した[114]

  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [109]2022年6月 株式会社DeMiAを連結子会社化
    • [110]2022年10月 株式会社クロノスを連結子会社化
    • [111]2023年3月 株式会社キャリアシステムズを連結子会社化
    • [112]2023年6月 クレイトソリューションズ・シムテック・ネットワークテクノスの3社を同月に連結子会社化
    • [113]2023年7月 株式会社トラストブレインを連結子会社化
  • SHIFT 2023年8月期 決算説明会資料
    • [114]2023年8月期のM&A成約は9件(クロージング FY2022 2件→FY2023 9件。「過去最大9件のM&Aの成約に成功」)

SHIFTはFY22からセグメント開示を組み替え[115]、ソフトウェアテスト関連サービス・ソフトウェア開発関連サービス・その他近接サービスの3区分とした。FY24の連結売上高1,106.3億円[116]のうち、ソフトウェアテスト関連サービスが711億円(64%)[117]、ソフトウェア開発関連サービスが323億円(29%)、その他近接サービスが72億円(6%)で、ソフトウェア開発領域の比重が3割近くまで拡大した。FY25には連結売上高1,298億円・営業利益156億円[118]に達した。連結従業員数は11,688名(うち単体6,201名)[119]で、創業時の一人から1.2万人規模へ拡大した[120]

  • SHIFT 有価証券報告書 第17期(2022年8月期)
    • [115]セグメント開示は2022年8月期から3区分(ソフトウェアテスト関連サービス/ソフトウェア開発関連サービス/その他近接サービス)。2021年8月期まではエンタープライズ市場/エンターテインメント市場の2区分
  • SHIFT 有価証券報告書 第19期(2024年8月期)
    • [116]2024年8月期 連結売上高110,627百万円(1,106.3億円)
    • [117]2024年8月期セグメント売上: テスト関連71,133百万円(64.3%)・開発関連32,316百万円(29.2%)・その他近接7,178百万円(6.5%)
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)
    • [118]2025年8月期 連結売上高129,819百万円(1,298億円)・営業利益15,628百万円(156億円)
    • [119]2025年8月期 連結従業員数11,688名(うち単体6,201名)
    • [120]創業時は丹下氏一人(「いずれにせよ、スタート時はたった一人の船出でした」)

丹下大社長はM&Aのもう一つの狙いを『優秀な人材の獲得』[121]に挙げている。自社内で一から新しいことを生み出すのは難しく、買収であれば新規事業に参入できるうえ、その事業を立ち上げ育て上げてきた優秀な人材とともに仕事ができる[122]という。SHIFTは2016年9月のメソドロジック[123]を皮切りに、2023年7月のトラストブレイン[124]まで連結子会社化を重ね、SES・データ分析といった近接領域[125]をグループに取り込んだ。買収の積み上がりはのれん残高に表れ、FY16の2.0億円がFY24には92.6億円へ増え、買収由来の資産が連結貸借対照表の主要項目となった。

    • [121]丹下社長はM&Aの狙いの二つ目を「優秀な人材の獲得」と説明した
    • [122]丹下社長は、自社内で一から新しいことを生み出すのは難しく、M&Aによって新規事業への参入ができることに加え、その事業を立ち上げ育て上げてきた優秀な人材とともに仕事ができると述べた
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [123]2016年9月 株式会社メソドロジックを株式取得により連結子会社化
    • [124]2023年7月 株式会社トラストブレインを連結子会社化
    • [125]2016年11月 ALH(SES領域の取り込み・エンジニア基盤の獲得)、2019年12月 分析屋(データ分析領域への拡張)
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
    • [109]2022年6月 株式会社DeMiAを連結子会社化
    • [110]2022年10月 株式会社クロノスを連結子会社化
    • [111]2023年3月 株式会社キャリアシステムズを連結子会社化
    • [112]2023年6月 クレイトソリューションズ・シムテック・ネットワークテクノスの3社を同月に連結子会社化
    • [113]2023年7月 株式会社トラストブレインを連結子会社化
    • [123]2016年9月 株式会社メソドロジックを株式取得により連結子会社化
    • [124]2023年7月 株式会社トラストブレインを連結子会社化
    • [125]2016年11月 ALH(SES領域の取り込み・エンジニア基盤の獲得)、2019年12月 分析屋(データ分析領域への拡張)
  • SHIFT 2023年8月期 決算説明会資料
    • [114]2023年8月期のM&A成約は9件(クロージング FY2022 2件→FY2023 9件。「過去最大9件のM&Aの成約に成功」)
  • SHIFT 有価証券報告書 第17期(2022年8月期)
    • [115]セグメント開示は2022年8月期から3区分(ソフトウェアテスト関連サービス/ソフトウェア開発関連サービス/その他近接サービス)。2021年8月期まではエンタープライズ市場/エンターテインメント市場の2区分
  • SHIFT 有価証券報告書 第19期(2024年8月期)
    • [116]2024年8月期 連結売上高110,627百万円(1,106.3億円)
    • [117]2024年8月期セグメント売上: テスト関連71,133百万円(64.3%)・開発関連32,316百万円(29.2%)・その他近接7,178百万円(6.5%)
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)
    • [118]2025年8月期 連結売上高129,819百万円(1,298億円)・営業利益15,628百万円(156億円)
    • [119]2025年8月期 連結従業員数11,688名(うち単体6,201名)
    • [120]創業時は丹下氏一人(「いずれにせよ、スタート時はたった一人の船出でした」)
    • [121]丹下社長はM&Aの狙いの二つ目を「優秀な人材の獲得」と説明した
    • [122]丹下社長は、自社内で一から新しいことを生み出すのは難しく、M&Aによって新規事業への参入ができることに加え、その事業を立ち上げ育て上げてきた優秀な人材とともに仕事ができると述べた

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SHIFTの沿革2005〜2025年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
2005〜2013年製造業コンサルから始まった4年の試行錯誤とソフトウェアテスト業態転換丹下大東京都渋谷区にて設立
丹下大製造業コンサルからソフトウェアテスト専業への業態転換

2009年、製造業向けコンサルとして創業したSHIFTが、丹下大社長の主導でソフトウェアテスト専業へ業態を転換し、テスト人材を標準化して大量に育てる事業モデルへ移した経営判断。

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丹下大ソフトウェアテスト適性能力を測定する「CAT検定」を発売★★
丹下大シンガポール共和国にSHIFT GLOBAL PTE. LTD. を設立
2014〜2022年連続M&Aによる事業領域拡張と「SHIFTグロース・キャピタル」構想丹下大東京証券取引所マザーズ市場に上場
丹下大SHIFT PLUSを設立
丹下大ベトナム社会主義共和国にSHIFT ASIA CO., LTD. を設立
丹下大SHIFT SECURITY を設立
丹下大メソドロジックを子会社化
丹下大ALHを子会社化★★
丹下大Airitechを子会社化
丹下大システムアイを子会社化
丹下大海外募集による新株式の発行により資金調達を実施
丹下大連続M&AとPMIの仕組み化(SHIFTグロース・キャピタル設立)

2022年3月、SHIFTがM&AとPMI(買収後の統合)を専門に担う投資子会社『SHIFTグロース・キャピタル』を設立し、それまで本体経営陣が個別に判断していた買収を、専門組織による継続実行体制へ移した経営判断。丹下大社長の主導で、ソフトウェアテストの周辺領域を取り込む連続M&Aを成長エンジンとして制度化した。

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2023〜2026年コンサル領域への質的拡張と「SHIFT3000」3,000億円計画丹下大EQIQからバイリンガル人材紹介事業を吸収分割により承継
丹下大SHIFT Enterprise Consultingを設立★★
丹下大ネットワールド・クラブネッツを子会社化
丹下大ライズ・コンサルティング・グループへの出資とコンサル領域への回帰

2025年4月、ソフトウェアの品質保証(テスト)を祖業に開発・SESへ広げてきたSHIFTが、東証グロース上場の総合コンサルティング会社ライズ・コンサルティング・グループへ約76億円を投じて議決権の33%を取得し、持分法適用会社化と資本業務提携に踏み切った経営判断。

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丹下大ライズ・コンサルティング・グループの株式を取得★★
出典・参考
  • SHIFT 有価証券報告書 第9期(2014年8月期)【従業員の状況】
  • SHIFT 有価証券報告書 第10期(2015年8月期)【表紙】
  • SHIFT 有価証券報告書 第10期(2015年8月期)
  • SHIFT 有価証券報告書 第11期(2016年8月期)
  • SHIFT 有価証券報告書 第12期(2017年8月期)
  • SHIFT 有価証券報告書 第13期(2018年8月期)
  • SHIFT 有価証券報告書 第14期(2019年8月期)【従業員の状況】
  • SHIFT 有価証券報告書 第15期(2020年8月期)
  • SHIFT 有価証券報告書 第16期(2021年8月期)
  • SHIFT 有価証券報告書 第17期(2022年8月期)
  • SHIFT 2023年8月期 決算説明会資料
  • SHIFT 有価証券報告書 第19期(2024年8月期)
  • SHIFT 2024年8月期 決算説明会資料(通期業績報告)
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【沿革】
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【表紙】
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)
  • SHIFT 2025年8月期 決算説明会資料(2025年10月14日)
  • SHIFT 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)【役員の状況】
  • ドリームゲート「第156回 株式会社シフト 代表取締役社長 丹下大」(2012年12月4日)
  • 株式会社M&Aコンサルティング「株式会社SHIFT 丹下社長へインタビュー」(2020年9月20日)
  • GLOBIS学び放題×知見録(2025年8月22日)
  • SHIFT IR開示資料(2025年4月4日)

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