リコーの決断社史:経営の意思決定を振り返る

更新:

決断

稼ぐ相手を機械の買い手から事務所の仕事へ寄せてきた。1955年に卓上複写機リコピー101で事務機市場へ本格参入したのは、素材だった感光紙を機器へ載せ替え、隣の複写需要へ回り込む判断だった。1965年3月期に不良資産8億4000万円を処理し無配に転じたのちも複写機を軸に据え直し、機械の代金より保守と消耗品で稼ぐ形を築く。2011年にはHOYAからペンタックスを買収して祖業のカメラへ戻り、法人偏重の構成にも手を入れた。2022年にPFUを買収してスキャナーを取り込み、2024年に東芝テックとの合弁エトリアへ複合機の開発と生産を移した。自前で作る範囲を狭め、売る対象を機器そのものからIT環境ごと預かる契約へ移した。

免責事項およびポリシー