決断
電源の無い屋外の現場で使う、エンジン駆動の機械に経営資源を集中した会社である。1955年、日本電気熔接機材はエンジンで駆動する可搬式の直流アーク溶接機の開発に成功した。同じころ電気溶接機は機械工業の振興を図る臨時措置法の対象となり、メーカーごとに生産品目が調整された。日本電気熔接機材はこの2つの事情を受けて、業績を拡大していた静置型の交流アーク溶接機と抵抗溶接機の生産を中止し、エンジン溶接機に専念した。この専念が、1959年の高速エンジン溶接機の開発を経て、1961年のエンジン発電機、1973年のエンジンコンプレッサへと製品を広げる起点になった。