ステラケミファの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

創業から14年で、製薬所は扱いの難しいフッ素化合物の製造に参入した。フッ素は電気陰性度が全元素で最も大きく、天然には単体で存在しない。主力品のフッ化水素酸は空気中で発煙する有毒な液体で、反応の制御に高度な技術が要る。1930年に始めたこの事業が、のちの品目の入れ替えを支えた。かつての主力はアルミ電解製錬用のフッ化アルミニウムだったが、国内製錬の減少で工業用フッ化水素酸に替わる。1994年にはフロン規制を受け、半導体用の高純度フッ化水素酸と電池用の六フッ化リン酸リチウムが主力になった。主力は2度入れ替わったが、1930年に選んだフッ素という元素は替えていない。

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