決断
黒字の本業を痩せさせて、次の製品の投資原資を作った。1994年3月期からの3年間で中核商品のスチレン・ブタジエンゴムを40品目から半分近くへ絞り、毎年100億円超を光・電子材料へ集中投資した。売上高研究開発費比率は合成ゴムの3%に対し光・電子材料で20%に達し、毎年100億円を超えるキャッシュフローを電子材料へ充当した。1997年3月期にフォトレジストの世界シェアは約2割で第2位となり、同年12月に社名を日本合成ゴムからJSRへ改めている。2021年5月にはエラストマー事業のENEOSへの譲渡を決め。祖業は2021年3月期も売上収益の3割を超えていたが、コア営業損益は114億円の損失へ開いていた。
2023年6月 JICのTOBで非公開化
売上収益と親会社所有者帰属持分当期利益率2023 2024 売上収益(億円) 4,089 4,046 親会社の所有者に帰属する当期利益率(%) 4.4 -1.5 2021年5月 ENEOSへエラストマー譲渡
ENEOSへエラストマー譲渡半導体材料とライフサイエンスへ資本を集中するため、市況と原料価格に振られるコモディティ素材である祖業を切り離した同じ経営論点に直面した企業 | 事業売却・撤退業績の推移2020 2021 2024 売上高(億円) 4,720 3,120 4,046 営業利益率(%) 7.0 11.0 0.9 1993年9月 フォトレジストへ集中投資