決断
上場後に広げた事業を2年で手放し、資本を外から入れて債務超過を抜けた。2007年9月中間期にオンラインゲーム関連で3億9,100万円の減損損失を計上し、さくらインターネットは債務超過へ転落する。同年11月に創業者の田中邦裕氏が社長に就任して子会社を一斉に整理し、翌12月には双日を引受先とする第三者割当増資を決め、2008年2月に双日が発行済株式の28.26%を持つ筆頭株主となった。田中邦裕社長は上場後に買収・設立した会社を2年前後で相次いで売却し、創業以来のレンタルサーバとデータセンターへ戻している。多角化の範囲を本業の隣まで狭めた結果、資本は石狩以降の設備投資へ向かった。
2011年 石狩データセンター建設
石狩データセンター建設都市圏の用地取得で資本力に勝る商社・不動産会社に押されるなか、地価の安い北海道で広大な敷地と外気冷房を取り、コストを競争の焦点とする立地へ移行した戦略転換同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略業績の推移2010 2011 2016 売上高(億円) 78 86 121 経常利益率(%) 9.0 14.0 6.6 2008年 双日への第三者割当増資
業績の推移2007 2008 2013 売上高(億円) 47 65 95 経常利益率(%) -6.4 0.0 8.4 2007年11月 データセンター投資後の引責辞任
売上高と経常利益率(提出会社)2007 2008 2013 売上高(百万円) 4,398 6,205 9,482 経常損益率(%) -3.7 1.4 8.6