- 社長の系譜は、創業者の古川國久氏(1992年創業、FY13に代表取締役会長CEOへ)、その下で2014年6月から代表取締役社長COOを務めた小川宏隆氏、そして2021年6月就任の現社長・大橋太氏の3名でたどれる。社内昇格でつながり、外部からトップを招く交代はない。創業から30年超を生え抜き系で回してきた承継である。
- 古川氏は1992年の創業から会長CEOとして経営トップの座を握り続け、FY20(2021年3月期)に会長へ退いた。執行トップの肩書が次代へ移るまでに約30年を要し、その間も会長CEOとして全社の指揮権を保持した。創業者の長期掌握が、トップ交代サイクルの起点になっている。
- 昇進元の領域は、医療コンサル・物販を束ねた創業者(古川氏)、グループ経営企画・管理本部を歩んだ事業執行系(小川氏)、情報戦略室を経て社長に就いた情報・経営企画系(大橋氏)と分かれる。財務や研究の出身者がトップに就いた例はなく、事業執行と企画系から代表取締役社長が出ている。
- 系譜の断絶点は、創業者が会長CEOとして実権を残したまま社長職だけを小川氏へ渡したFY13前後にある。古川氏がFY20に会長へ退き、翌FY21に大橋氏が社長へ就いて、創業者から非創業家へトップが移った。古川氏は会長として2025年3月期も取締役会に残り、創業家の影響は継続している。