決断
品目を拡大した30年が戻せなかった売上を、1本のボールペンが戻した。1962年の上場に際し、三菱鉛筆は5年後に鉛筆60%・非鉛筆40%の総合文具メーカーをめざすと表明した。1975年3月に手芸用品のホビーラホビーレ、1979年2月に粘着テープのユニ工業を設立し、1990年5月には英国のROYAL SOVEREIGNを買収して海外に製造拠点を持つ鉛筆の外へ品目を拡大する。それでも連結売上高は2001年12月期の627億円から2005年12月期の539億円へ4年で87億円減り、英国のメーカーは2002年5月に売却した。2006年7月末、単色1本150円の油性ボールペンを発売する。芯の仕様を先に固定したことが、軸を替えるだけで商品を増やす方法を作り、2012年12月期の505億円から2014年12月期の603億円へ売上を戻した。
2006年7月 ジェットストリームの発売
1973年 ROYALSOVEREIGN買収
ROYALSOVEREIGN買収鉛筆需要の頭打ちを受けて非筆記具の領域へ事業を多角化し、30年かけて筆記具への集中へ戻した事業構成の判断同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移1972 1973 1978 売上高(億円) 118 147 194 純利益率(%) 5.1 5.4 2.1 1887年 眞崎鉛筆製造所の創業