創業社長の関係
創業
1946年5月、海軍技術研究所で対空ミサイルの開発を担った風戸健二氏らが千葉県茂原市で電子顕微鏡の試作に入り、1949年5月、総員13名・資本金50万円の日本電子光学研究所として設立した。1961年5月に日本電子へ改称している。風戸姓の社長は2002年以降おらず、創業家は経営から退いたと思われる。
社長登用の傾向
登用
2002年以降の3代はいずれも新卒からの生え抜きで、他社を経た者も、取引銀行から迎えた者もいない。原田嘉晏氏は設計技術本部長から半導体機器技術や知的財産の担当を歩いた技術畑である。入社から社長就任までは33年から37年で、いずれも30年以上を社内で過ごしてから代表権を得ている。
社長任期の傾向
任期
栗原権右衛門氏の11年が最長である。就任年度の2009年3月期に営業損失28億円、2012年3月期にも当期純損失90億円を出しながら続き、2019年3月期には在任中最高の売上高1113億円まで戻した。直近3代は6年・11年・8年目で、業績の沈んだ期を抱えた代ほど長い。
いまの体制への含意
含意
社長に就いてもすぐに全権を持つわけではない。大井泉氏は2019年に社長兼COOとして執行だけを預かり、CEOを引き継いだのは3年後の2022年6月で、その間は前任者が代表取締役会長兼CEOとして残った。外から社長を迎えた例はなく、代の受け渡しは前任が会長に残ったまま数年かけて進む。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 | 施策 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 原田嘉晏(2002年就任) | 2002〜2008年2002年就任 | 6年 | 退任 | 生え抜き | 取締役社長兼COOに | ||
| 栗原権右衛門(2008年就任) | 2008〜2019年2008年就任 | 11年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | ||
| 大井泉(2019年就任) | 2019年〜現任2019年就任 | 8年 | 現任 | 生え抜き | 代表取締役社長兼COO | 1986年4月に日本電子へ入社した。執行役員に就任したのは2013年6月で、入社から27年を経ていた。2015年6月に取締役兼執行役員、2016年6月に取締役兼常務執行役員を務め、2019年6月に代表取締役社長兼COOへ就任した。前任の栗原権右衛門氏も1971年入社で、社長就任まで37年を社内で過ごしている。 |