決断
1969年、輸出を任せきりにしていた商社を外し、米RCAとの直接取引を開始した。国内のテスタ市場では三和電気計器のブランドに対して劣位にあったため、日置電機は1960年代半ばから輸出とOEM生産で量を追っていた。だが商社経由の輸出では主導権を握られて利幅が乏しく、相手の情報も直接届かなかった。担当者を米国へ長期出張させて測定器メーカーに照会状を送り、応じたRCAとテスタ5機種のOEM輸出が決まった。1970年6月に初の船積みを行い、1972年のRCA向け取引は年3億円と全売上の10%、輸出総額の30%を占めるまでになった。